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中国雑話 中国的思想 (文春新書 596)

感想・レビュー
39

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フゥドゥ
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読了。酒見賢一による中国に関するエッセイ集・・・というにはひとつひとつの話は長いw雑話・思想といいつつ半分は武術の話題で残り半分の半分くらいも易や関羽を中心にした仙術の話なので興味が無い人が読むと挫折しそうな内容だが興味が湧けばスルッと一気に読めてしまう面白さ。三国志好きも前半くらいまでなら楽しく読めます。劉備だけでも読む価値あり
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読書国の仮住まい
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ラジオの中国語講座雑誌に掲載されたものを収録。 『劉備』 『仙人』 『関羽』 『易的世界』 『孫子』 『李衞公問対』 『中国拳法』 『王向斎』の8章。 劉禅を補佐してくれ、だが値しない人物なら国を奪れと諸葛亮に言う劉備。 確かに無責任。 思えば劉備が悪いと著者が言うのも分かる。 後世の人が聖人君子としてしまったため、面白みのない人物と化した。 関羽は救い難い傲慢な性格、異常なまでの嫉妬深いのはコンプレックスの裏返しとまで書かれている。 それが聖帝まで祭り上げられ、個人的な願いから国家安康から世界平和まで。
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massn
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易とか拳法とか、ある種のモデルを作って話を作っていく感じやな。
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ykoji
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めちゃくちゃ面白かった。奥深く、かつ、コンパクトに紹介された各章がそれぞれ魅力的。中国拳法の歩んできた道は本当に険しく、そしてワクワクするものばかり。「孫子」の章も歴史的な紹介と、その本質が書かれて原典を読み直したくなる。
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りー
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あとがきを読んでびっくり。NHKラジオ中国語講座テキストに連載されたエッセイだそうで。うーん、このオタク(失礼)っぷりを赦した担当者が凄い。特に、後半の中国拳法についてはノリノリで書かれている印象。近代の中国拳法家の名前・・・一人も知りませんでした。日本の武田惣角みたいな人が昭和の時代はまだまだ活躍されていたっていうことがもはやファンタジー。目次は、「劉備」「仙人」「関羽」「易的世界」「孫子」「李衛公問対」「中国拳法」「王向斎」でした。兵法のディープ対談(李世民×李靖)=李衛公問対、読んでみたい!
りー

一撃で3つの痣をつくったという、ケンシロウみたいな人が出てくる。中国、凄い~。

02/24 20:46
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よだみな
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中国文化への興味の入口になるような本。とくに仙人、易、武術や太極拳などの歴史のさわりを知ることができた。 死後の関羽の小説化を希望します。あるいは映画『グランドマスター』みたいな武術ものでも。 絶版なのがもったいない。
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白義
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中国小説の奇才によるエッセイでそのテーマは仙人、易、中国拳法、気功などある種のキワモノ揃い、しかしそれだからこそ中国文化の深淵に触れられる見事な語り口の一冊となっている。本書が示す中国文化を一言で表すなら混沌そのものというところで、関羽が死後に最も人気の神としてもぐいぐい成り上がっていく歴史、また兵法の中にも流れる正奇、陰陽という無形の世界とカオスの中から生起する秩序を生で見るような感覚。そんな本書の語りの魅力は第一章「劉備」の「思うに劉備がいちばんわるい」というぶっちゃけた出だしに、もうすでに現れている
白義

混沌とした物から生起していくダイナミックな面白さというのは著者のデビュー作「後宮小説」の名悪役、混沌がまさにその名をそのまま体現していて、著者の掴んだ中国文化の真髄がそのまま小説にも活かされているのは明白、酒見作品が好きなら過去作に通じる原点を楽しめる一冊とも言える。分量も形式張った解説書の体裁を無視して中国拳法だけで分量のかなりを占めたり自由気ままそのもの。中国拳法の本当かどうかわからない逸話の数々や気功の極意もこの融通無碍な語りに乗るとそういう小説、エンターテイメントとしてなんだか楽しめてしまう不思議

10/22 09:08
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みつか
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NHKラジオ中国語講座テキストに掲載された連載「中国古今人物論」に加筆、修正を施した冊子。著者もあとがきに言うように人物伝というよりは事物伝である。とりとめなく章ごとに話題が飛ぶが、それぞれ面白かった。
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sibasiba
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小説家酒見健一の中国のアレヤコレヤの雑多なエッセイ。面白かったのは関羽の死後成り上がり。塩を商っていた伝説から商売の神になったと言うのは知っていたがそこまで偉くなっていたとは。『李衛公門対』は昔のミリオタが書いたらしいと言うのが面白かった。中国拳法について一番分量が多く面白くはあったが、ソレでも食い足りないのでこれだけ1冊の書物にしたほうが良かったと思う。
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Takayuki  Oohashi
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「後宮小説」で酒見さんの語り口には慣れ親しんでいたので、この小噺風の読み物も小気味よく読み進めることが出来ました。内容では、冒頭の劉備の章が面白かったです。懲りないその場しのぎの行動が多かったという件は、笑いながら納得してしまいました。ただ、後半の中国拳法や王向斎の件は、酒見さんらしくなく、真面目というか、ストレートに達人のエピソードなどを紹介していたので、もっと後宮のような酒見節が聞きたかったです。あと、易についてもっと酒見さんのように調べて、迷信と決めつけることなくその深淵な世界を知りたくなりました。
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KAZOO
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もともとはごがくこうざのげっかんしにれんさいされていたものをまとめたようです。中国の人物論ということですが、筆がどんどん進んでご自分の書きたいことを書いているようです。とりあえずが劉備や関羽について書かれていますが、中国拳法や気功についての大家の王向斎についての評論が半分近くを占めています。あまりこのようなものを読むことがないので新鮮に感じて楽しめました。
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URI(病気養生
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劉備をばっさり切り捨て、最後には意拳の創始者で閉める。これもまた中国的混沌さである。
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kenitirokikuti
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2007年刊。後ろの四分の一は意拳 王向斎の評伝で、もう1/4は中国拳法全般について。もとはNHKラジオ中国語講座の連載コラムだというのに自重しない酒見氏であった。
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韓信
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三国志・仙人・易・兵書・中国拳法など、著者の興味のままに綴る中国エッセイ。軍事オタクの本として李衛公問対を取り上げたり、仙人のルーツを、戦災を避けて山中に退隠した人と見て、穀物に頼らずに(辟穀)、木の実や薬草を摂って長生きするというサバイバル術の実践者と想像したりと、発想がなかなか斬新。そして本書の後半を占める拳法家の話も多士済々で面白い。数十人の武装した人々を殺さずに急所を打って倒した孫禄堂、江南での武者修行や、袁世凱の武術師範を軽く触れて倒したりと逸話豊富な王向斎など、ほとんど格闘マンガの世界w
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garyou
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中国拳法や武術者の話がおもしろい。ここからいくらでも話を膨らませて物語ができさうな気がするが、すでに映画とかになつてゐたりするのか知らん。資料が残されてをらず、また消失してしまつたといふのはとてつもなく惜しいことだが、ゆゑに想像(あるいは妄想)のひろがる余地もあるのではなからうか。
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もどろ
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再読。
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やまがみ
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本当に格闘技系好きなんだなぁ。久しぶりに易をやりたくなった。
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あなあき
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『後宮小説』からのファン。もちろん『泣き虫弱虫』も読んでます。
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tsuki2b
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中国ならではの人間観・世界観の面白さへと誘う8つのエッセイ。劉備や関羽の話あたりはちょっと飛んでいる見方だけど、いつしかシリアスな雑話になっていく。中国拳法や王向斎の話は話題自体が珍しいかも。ちょっとおかしくて鋭い著者の視点の伺える本。
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ni445
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まさに雑話。劉備と関羽の章はやはりというか、へらへらして読んでしまったわ。李衛公問対が私のツボ。酒見バージョンが読みたいな
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川
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「思うに一番劉備がいちばんわるい」からはじまる文章にその時点で、もうニヤリとしてしまいました。中国に関する様々なテーマを作者なりの方向で取り出していて面白く読みました。内容自体は固い部分もなきにしもあらずでしたが、この作者特有の引っ張り込まれる感に上手く引っ張られて最後迄さくさくと読むことが出来た。
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ご〜ちゃん
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中国のことをもっと知りたくなりました。昔のことも、今のことも。
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katta
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『泣き虫弱虫諸葛孔明』があまりにも面白いので、この人が何を考えているのか知りたくて読んだ。知識に淫していくあたり、さすが、あんな作品を買う作家だ。中国武術のちから入れようは、小説に生かされている。変人・孔明の生まれ変わりか?
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ロッキーのパパ
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中国史に登場する人物のエピソードを期待して借りたんだけど、それ以外の話題も多かった。でも、文章自体にユーモア感覚があり、さくさく読み進めることができた。後半は拳法に関する話がメインになった。あまり関心がなかったトピックだけど、王向斎など名人の話に及ぶと興味深くなってきた。やっぱり中国史は人物中心なんだな。
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ゆうげん
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タイトル通り中国に関するいろいろな事が書かれている。劉備や関羽から仙人、易、中国拳法などまで取り上げられている。関羽が神に祭り上げられる過程が面白い。小説を読んで格闘技好きなのかなと思ってたけど、中国拳法の話を読んでみたくなった。
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Riff Raff
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「思うに劉備がいちばんわるい。」という書き出しからにんまりさせられる。
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やす
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中国ものの第一人者たる著者の楽屋裏 やっぱり、楽屋裏は知らない方が。。。 こういった雰囲気や知識が作品に変容すると すざましい面白さになるところが凄い。
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賽子
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★★☆☆☆・・・著者ならではの、軽妙でありながら深い知識に裏付けられた頼もしい雑記。ボリュームが少ないので物足りないが、話題は様々で暇つぶしにはもってこい。
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十六夜亭
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中国が舞台の時代小説が得意な著者による中国トリビア
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ユウタ
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著者の小説のネタ帳のような本。その内近代武侠物?を書いたりして。
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nasum
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中国拳法のあたりが詳しく書いてあったのがよかった。中国に興味がわいてくる本
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bittersweet symphony
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あとがきにあるように、本書の元になる連載について編集者は人物伝的なものを考えていたらしく、前半はそういう意味ではごくありふれた人物エッセイ的なものになっていますが、易占のシステムを事細かに解説する中盤から後半にかけては著者のもつディープな薀蓄が次第にエスカレートしていきます。個人的には本業の小説よりこっちの方が面白いと思います。現代の戦略論にも通ずる孫子の兵法から、唐の李世民と李靖による対話の形式をとった兵法書「李衛公問対」の話と続き、19世紀から20世紀にかけての中国武術人物列伝の世界になだれ込みます。
bittersweet symphony

最終章は意拳の大成者 王向斎の話。上海でのハンガリー人ボクサーとの戦いや蒋介石の武術師範との果し合いで会場に入る前の人知れずの当て身で敵前逃亡させる話、日本人徒弟の澤井健一など素敵なエピソード満載です。著者にはぜひこの後半部分をさらに詳細にした著作をお願いしたいところ。

01/12 12:27
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朝吹龍一朗
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中国の陰陽思想によれば、精神は「陽」、物質は「陰」。また、虎は「陰」で龍は「陽」だそうである。  そんなトリビアから始まるのだが、 「秦の始皇帝が一国独裁の中央集権体制をつくるという離れ技を瞬間的にでも実現させて見せたため、その後の人々は中国はひとつの天下国家であると思えるようになった。ヨーロッパも、古い時期に、ほんの一年でもいいから、フランスなりが大陸制覇を実現させて見せておれば、EUを待たずとも「欧州は一つ」の幻想が根付いたに違いない」と、いつの間にか話が世界大になる。 「集団が生まれるとその外部が無
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とくだしんのすけ
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関羽がどんどん凄まじい神様に祀り上げられていくさまがおかしくてならない
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いちはじめ
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目の付け所が違う。採り上げる題材からして、劉備、関羽、孫子はともかく、仙人、易、中国拳法なんてのまであって笑ってしまう。
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中国雑話 中国的思想 (文春新書 596)評価73感想・レビュー39