桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 (文春文庫)

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 (文春文庫)
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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活はこんな本です

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夜行
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桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活の感想・レビュー(278)

教授のスタイリッシュな生活で ミステリーときたら、 スマートな推理を想像しそうだが実は全然そうでもない笑 しかし、そこにある種、コメディというより近代戯曲にも見られるような喜劇のような印象を受けました。楽に読めるかと思いきや芥川賞作家。文章で見せてくれます
★10 - コメント(0) - 2月27日

レータン、という語を見て『モーダルな事象』の続編だったか、と。そのモーダルの中身も猫介の語を見てなんとなく思い出し。という程度には前作とコミットしているけれどノリが軽い…!レータンからたらちねへと活動の場をうつしたクワコーの悲惨で不憫な下流大学教師生活(笑えない…)。手取り11万350円(ありうる…)。ホームレス女子大生ジンジンのほうがクワコーよりも圧倒的に能力が高いことに乾いた笑いを煽られつつ、どこまでいってもダメでしかないクワコー、を描き出す奥泉氏の多才すぎる文章力に脱帽。
★13 - コメント(0) - 1月16日

奥泉光氏のライトなミステリー短編集。千葉の三流大学に赴任した日本文化学科准教授、桑潟幸一(クワコー)が、身近で起きた不思議な出来事と謎を文芸部の女子大生と一緒に解き明かしていく。と書くとクワコーが活躍しているようであるが、実態は向上心も自尊心もお金もない冴えないダメ中年であり、活躍するのは文芸部の女子、特にジンジンこと神野仁美である。ただ、クワコーの極貧生活がおもしろく、笑ってしまった。クワコー、実は生命力豊かな生き物だ。辻村氏の解説にあるように、表紙の絵と文章から想像するクワコーのイメージが合わないな。
★5 - コメント(0) - 2016年12月7日

桑潟准教授が徹頭徹尾役立たずでたまらなく面白い。ジンジンや木村部長が最底辺大学にいるのはなぜでしょう。
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

何度か吹き出してしまった。センス抜群の言葉のチョイス。実を言うとミステリ部分は期待していなかったけど、これまたしっかりしたミステリで嬉しい誤算でした。
- コメント(0) - 2016年11月6日

非常に面白い。何より文章がものすごく上手で、だから突飛なキャラクターが何をしようと、違和感なく読み進められる。特に学生達の会話文は、現実と虚構とのギリギリのバランスで揺らいでいて、これがどちらかに振れてしまうと、途端にしらけてしまうはず、恐ろしくテクニカルな作品。色とりどりのビー玉を、えいっと宙に投げると、コロコロ転がったそれらが、一枚の絵になるような、そんな読後感。
- コメント(0) - 2016年10月9日

クワコーが文芸部と海に行く話を小説雑誌で読み、それがめちゃくちゃ笑えたのでこちらを買ってみた。バカっぷりに慣れてしまったためくすっと笑える程度だったけど、笑えたし面白かった。 同作者のクワコー以外はテイストが違うらしいので、そちらも読んでみようかな。
- コメント(0) - 2016年9月30日

同著者の『モーダルな事象』の主人公、桑潟幸一助教授がホームレスにならず千葉県の大学に転任したという設定の話。桑潟准教授のダメっぷりが冴える、日常の謎もののミステリー。桑潟准教授の研究室を部室にしてしまっている文芸部のオタク女子大生達のやり取りが軽妙で面白い。そして謎を解くのはいつもホームレス女子大生。こんなに冴えた彼女がなぜこの底辺大学にいるのかというのが一番の謎。
★4 - コメント(0) - 2016年8月16日

過去に図書館で借りて読んでひどく落ち込んだのだけれども今回買つてしまつた。そして読んでまた落ち込む。まるで学習してゐない。クワコーが他人とは思へない。この、自分ではなにひとつ責任を取らうとはしない、なにもかも人やもののせゐにする、クワコーの態度・姿勢はまるで自分だ。なんてダメでヘタレで最下流なんだらう。違ふところがあるとしたらそれはあちらは作り話でこちらは現実といふことだ。ああなんていふことだらう。
★3 - コメント(0) - 2016年8月10日

え?これ本当に奥泉光?これまでに読んだのと随分違う軽いテイスト。でも辛辣な笑いを誘うところは同じ。「文学部唯野教授」に雰囲気が似ているのは、やはり大学の政治がそういうものだからなのか。しかし本作のテーマは学内政治ではなく、日常系ミステリ。翻弄されて流されまくるクワコーに、何度か噴き出した。月給手取り11万円って…。
★2 - コメント(0) - 2016年7月30日

探偵役がクワコーではなく、ホームレス女子大生(!)のジンジンであるというところがユニーク。内容も軽いのだが、文体がどうにも苦手でなかなか読み進められず……。
★4 - コメント(0) - 2016年7月30日

人としてかなりのダメダメ人間である准教授であるクワコーこと桑潟幸一が様々な学内の事件に巻き込まれ、その都度顧問をしている文芸部の学生たちの協力(?)によって解決していくというもの。ユーモア色溢れる作品だけれど、勢いある文体がちょっと肌が合わなかったのか、文章が頭に入ってこず、なかなか読み進めることが出来ませんでした。かなり読み手を選ぶ作品かも。
- コメント(0) - 2016年7月14日

【ダメダメな准教授と個性溢れる生徒達の周囲で起こる事件をコミカルに描く】地位もない、才能もない、意欲もなければ志も低い准教授・桑潟幸一。通称クワコー。大阪の三流大学から千葉のたらちね国際大学へ移って来た。表紙の眼鏡男子からは程遠い。激安スーパーでただ同然の食べ物を買い、大学の湯沸室でティーバッグをくすねる下流生活を送る。スタイリッシュな生活には程遠い。そんな彼を襲う、大学内の謎の怪事件。顧問である文芸部の変わり者女子達に研究室は占拠され、いじられ、無気力に生きるクワコー。だが楽しそうに見える。面白かった。
★14 - コメント(0) - 2016年4月29日

最底辺大学の准教授、クワコーを主人公にしたシリーズで、この本は中篇3つを収めたスピンオフ。前作『モーダルな日常』では、変則的ではあったものの殺人事件があって割とシリアスだったけど、こっちは流行りの日常の謎系。主人公がまるでやる気が無いので、探偵としては、彼が顧問を務める文芸部の「ホームレス女子大生」、ジンジンちゃんが活躍する。『モーダル』であんなことになってしまったクワコーが戻ってきてくれたのは誠に喜ばしく、また学生たちとのやりとりもじわじわ楽しい。現役大学教師が書いてるだけあって、言葉の使い方がうまい。
★9 - コメント(0) - 2016年3月30日

ミステリというか、普通のエンタメ小説というのは筋があってそれを展開するために会話や事件がある。つまり、会話や事件その他もろもろはストーリーのための要素に過ぎない。しかし、奥泉光が手がけたこのユーモア学園ミステリというジャンルに一応収まる小説は全く逆の構図である。クワコーの思考や文芸部の女子学生の会話を展開させるために、謎や事件がある。ミステリにとって、主となる事件やサスペンスはこの小説では登場人物のくだらない思考や会話を成り立たせるためにあり、ミステリの構造を用いて構築したコミックノベルっぽい。
★3 - コメント(0) - 2016年3月19日

シューマンの指とは全く違うユーモアミステリー。主人公は冴えないヘタレの大学教授。彼の内心が面白いほど自虐的に描写される。探偵役は文芸部員。文芸部の内容はコスプレ、同人誌作成など。ホームレス女子大生が謎を解く。給料が安くなってしまった主人公の節約自炊術が素晴らしくて見習わなければと思うくらい。
★4 - コメント(0) - 2016年3月17日

「シャーマンの指」や「グランド ミステリー」とはまた違う、奥泉光のユーモアミステリー。ミステリーとしての謎の部分よりもクワコウの日常に萌える。どれだけ語り口、読み口が軽くても奥泉さんの文章には「知」を感じるなぁ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月25日

芥川賞とか、数々の賞をいただいてる方だからどれほどお堅い本なんだろうか。と身構えましたが、そんな心配は不要でした。才能のある方はどんなテイストの作品でもかけてしまうのでしょうね。大学のセクハラ対策の辺りは私の大学もピリピリしていたな。なんかクワコーが言っていたのとほぼ同じことを教授が話していたな。リアルだな。と思っていたら、著者は大学教授でしたか。納得です。クワコーのヘタレっぷりがとてもいいです。あのすぐふて腐れるところとか、すぐ開き直るところとか、ころころ表情が変わるのが想像できて面白いです。
★6 - コメント(0) - 2015年12月20日

大学で起こるそこまで深刻じゃない事件(?)を、ゆるい感じで解決していくのが、初めての感覚で面白かったです。 クワコー、全然スタイリッシュじゃないじゃん(笑)!
★7 - コメント(0) - 2015年11月6日

クワコーのダメっぷりが微妙なところでツボについてくる。先生が解決すんのかと思ってましたけど、いやあ買いかぶってましたww女子大生たちの若さと軽さは、意外と鼻につかずwバカで明るく楽しく、なんだかんだでクワコーをほっとかないのでちょっと優しい。特になんでこんな大学にいるのかわからない切れ者、ジンジンもと神野仁美。この作品の探偵さんですが、彼女に秘密がなさそうでありそう。事件のほうは事件自体も動機も顛末も底辺過ぎて笑えます。クワコーはダメだけど、いやな奴でも悪い奴でもないので犯人よりすごいマシに思えました。
★13 - コメント(0) - 2015年10月31日

読み進めるのがしんどかった。あの駄文の多さと太文字は何故だろう。タイトルから、桑潟教授が大学内で起こる事件を颯爽かつスタイリッシュに解決するのだろうと期待していたのに、事件はたいした事ないし、クワコーはちっともスタイリッシュじゃないし…。積読してた「シューマンの指」を先に読めば良かったかな…。
★10 - コメント(0) - 2015年10月28日

なかなか読み進めなかった。 共感できなかったし、好みのジャンルではなかったのかも知れない。 たまに変わったジャンルを読んでみたが、ダメだった。
★1 - コメント(0) - 2015年10月24日

あの「シューマンの指」の作者の方の作品とは思えない萌え感満載の一冊でした。大阪から千葉の大学に転職し、収入が減ってしまってどのように生活をしていこうかと思案するクワコー准教授には妙に共感してしまいましたね。さして、コスプレ学生の集まる文芸部の学生とともに、どうしようもない事件(僕はそう思うんですがね)を解決し、女子学生たちに表面的には邪険に扱われながらも、彼女たちとの信頼関係が成り立っていく姿が微笑ましかったです。それにしても、読んでいるとクワコー先生の容姿は、表紙の姿とはかけ離れているんだが・・・。
★58 - コメント(0) - 2015年10月16日

(くわこー先生を不快に感じるのは私だけだろうか)
- コメント(0) - 2015年9月15日

駄目准教授の日常+ミステリー。湯川さんや犀川さんのような冴え渡る頭脳…ではなく桑潟准教授の駄目っぷりが際立つ小説。けっこう軽い感じだったのだがなかなか読み進めれなかった。私にはあわないのかな。
★4 - コメント(0) - 2015年8月18日

いかにもユーモアが横溢していて愉快な作品だが、ミステリなのに事件や謎解きにさほど重きが置かれず、最後バタバターと解決し、ミステリ要素にも増して「クワコー」の自虐、女子大生たちのジャンクな会話で腰を折り、脱線させてゆく、実はそうとう前衛的な作品なのではないか。
★3 - コメント(0) - 2015年8月7日

面白いと思う、読みやすいし。 ただ私にはイマイチかな。
- コメント(0) - 2015年7月29日

初奥泉さん。シリーズ2作目なのですね。1作目は未読だが問題なかったです。芥川賞作家がこんなモノを書いたというのが愉快!悪ふざけが過ぎる?ゆえに好き嫌いがありそうだけど私はとても面白く読んだ。底辺大学の底辺講師クワコーの矮小卑屈な妄想に笑っちゃうんだけど共感もする。他の奥泉作品も読んでみたくなった。☆4つ
★14 - コメント(0) - 2015年6月9日

地位も才能もおまけにやる気もない大学准教授の桑潟幸一、通称クワコーが遭遇する不思議な事件を文芸部の女子たちと解決していくお話。志が低いだけでなく、卑屈で意地汚い主人公ってどないやねん!と思っていたのですが、読み終わる頃には何故だか彼の魅力に取りつかれてしまっていました。探偵役のホームレス女子大生ジンジンが華麗に事件を解決しており、ミステリーとしてもなかなかに楽しめました。
★15 - コメント(0) - 2015年6月5日

クワコーサイコー。主人公はつまるところ、大きくて厄介なのび太である。となると自動的にジャイアン的人物がいて、ドラえもんはいないけどホームレス女子大生探偵がいて、スタイリッシュな生活はなんとなくなんとかなる。そしてとても笑える。
★7 - コメント(0) - 2015年3月31日

「高校時分、自分もまた太宰治を読んで、自分は文学が好きな人間だと勘違いしたのだった」と自覚する、文学系准教授を巡る物語。
★3 - コメント(0) - 2015年3月28日

最近,本に集中できないので,サクサク読めそうな本と思って手にしたが,あまりのハチャメチャぶりに引きそうになった。やる気も能力もないクワコーこと準教授・桑潟幸一の自虐ぶり。女子学生たちのあられもない話し方。あの奥泉光の書いた小説かと,驚いた。これを楽しむには,自分もそれなりに元気でないとだめかも…と思った。ところがだんだん,クワコーが物音に怯える小動物のように思えて,可愛くなってきた。文芸部の変人女子部員たちが,何かとお世話してしまうのもわかる。やっぱり,いつか続きを読んでしまいそう…。術にハマったか。
★34 - コメント(0) - 2015年3月21日

レータンからたらちねに拠点を移した准教授クワコーが毎月のように怪事件に襲われる脱力系ミステリー。相変わらずタイトルにあるスタイリッシュさは皆無でした(笑)。前作のお話とは違い人が死なないミステリーな為かクワコーのダメ人間っぷりに拍車がかかっています(笑)。ともあれ学生達の話し方はちょっと苦手だなぁ。モンジ君に至っては解読不能というかかなり読みにくかったです。そしてジンジンあんなに冴えてるのに何故この大学にいるんだろう…というのが個人的に最大のミステリーでした。モーダル〜よりは読み易い気がしました。
★5 - コメント(0) - 2015年3月7日

スタイリッシュとは程遠い!所々入る太字が気になりチラチラ見てしまうから、太字にするのはやめてほしい。大学生も、頭の悪そうな感じは出ていた。けど、それが読みにくさ100%笑 ダラダラ日常系ストーリーと思って読めば、時々少しの刺激がある日常話ね、で済む。ミステリーと思って読むと満足出来なさそう。あと気になったのが実在している大学名や商業施設名が微妙に変えてあるのに、Hey! Say! JUMPはそのまま登場したり、この世界はどこの世界なんだ?
★2 - コメント(0) - 2015年2月18日

何というか、表紙と中身が違いすぎるぞ!
★7 - コメント(1) - 2015年2月16日

若い人が書いてる作品と思いきや、作者は御年60歳超のおぢさまで、びっくり。しかも、現役の大学教授ときたもんだ。近畿大学って全然知らないけど、私立なんだ。公立かと思ったよ。作者自身はおぢさんだけど、きっと周りの学生から若さのエキスと情報を得られるから、なまじな会社員だったり引きこもりの若い作家よりかは若い人情報に近いかも?ほんの5年前くらいの作品なのに、使用機種が携帯なのに驚く。今はスマホでしょ。若い人の文化は陳腐化が激しい。個人的にはドラゴン藤井とアンドレ森が好きだ。笑
★6 - コメント(0) - 2015年1月29日

芥川賞、野間文芸賞受賞作家による、ゆる笑系小説。ミステリの要素もあるにはあるのだが、むしろ森見登美彦氏の流れをくむような自虐的主人公を笑うのがよい楽しみ方。日々暗くなっていく今の世界にあって、大切なのはユーモアなのかもしれない。笑うことが好きな方におすすめ。
★6 - コメント(0) - 2015年1月23日

ミステリー小説としては物足りない。頭を使わないで読むには丁度いい読み物。
★2 - コメント(0) - 2015年1月18日

「無責任の糞を漏らした」とか的確な表現に支えられた、嫌悪感と愛情を喚起させるクワコーのキャラクターとしてのギリギリ感。泣いて女子大生に哀れまれる中年教授。木村部長のバス車掌みたいなスーツとか、ドラゴン藤井のガハハ声とか、文芸部の面々のキャラも立ってる。言葉遣いは微妙だけど…(ここフォント太字にしたい)。4、5年前の連載だけど、論文盗作とか男根祭とか妙に今年感がある。森ガール(ここも太字で)に関しては後世の評価を待ちたい…。個人的にはクワコーより奥泉先生萌えだけど。
★4 - コメント(0) - 2014年12月30日

モダールのあとに読むと、非常に味わい深い。
- コメント(0) - 2014年12月13日

桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活の 評価:92 感想・レビュー:123
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