望郷 (文春文庫)

望郷 (文春文庫)
あらすじ・内容
日本推理作家協会賞受賞! 心に刺さる連作短編集

島に生まれ育った私たちが抱える故郷への愛と憎しみ…屈折した心が生む六つの事件。推協賞短編部門受賞作「海の星」ほか傑作全六編。

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望郷の感想・レビュー(2294)

四国の閉鎖的な町を舞台にした連作ミステリ。非常に良かった。私の好みのタイプの物語だ。ミステリよりも物語の方に比重が置かれて、完成度が高い。謎が物語の中に自然に溶け込んでいるところが好きだ。「海の星」が一番の好み。失踪した父を待ち続ける母を、子供の視点から描いた物語。この母に好意持つ漁師が現れるのだが、結末で意外な事実が明らかになる。ミステリ的などんでん返しというより、人間味を感じる結末で、胸がいっぱいになった。海の星の美しい描写が深い余韻を残す。
★105 - コメント(0) - 3月23日

瀬戸内海の小さな島「白網島」を舞台にした短編集。それぞれ短いながらも、ちゃんとミステリーで、人間ドラマも描かれていてとても読みやすかった。イヤミス度は低めで、ほんのり哀しく、切ない読後感です。
★17 - コメント(0) - 3月21日

著者の故郷である因島がモデルとのこと。6篇どれもミステリでありながら、芯の強さや秘めた優しさを感じさせられたりと、時にうるっとくる。閉寒感漂う生活はあまりにも理不尽な事だらけで、私などは真っ先に逃げ出しそうだけど、それぞれの考え方、生き方があるわけで、選択することすら出来ない事情がある場合もある。受け入れる覚悟が諦めの人生とならないかは自分次第と言いたいとこだが、そう単純に一筋縄ではいかないのが人生だな…なんて。『みかんの花』『海の星』が特に好み。面白かったです。
★42 - コメント(0) - 3月16日

島で生まれ、育った人の複雑な心を描写したミステリー短編集。各章の後半になるにつれ、え!そうだったのと小さな謎解きがあって読みやすく面白い。
★12 - コメント(0) - 3月15日

瀬戸内海の小さな島が舞台。六つの物語。海の星、雲の糸が好き。家族 の愛と島への思い。望郷の念が暗くて重い。夜光虫って本当に青白く光るんだよね。
★21 - コメント(0) - 3月14日

どの話も意外な結末が用意されていて面白い。そして切なくて温かい。「雲の糸」のラスト、お母さんが泣くシーンではこっちも泣きそうになった。ミステリーだけど心温まる短編集。
★16 - コメント(0) - 3月11日

故郷を思う感情は人それぞれ。閉鎖的なコミュニティゆえに外界への憧れる人、家の掟に縛られ続ける人。登場する人々の視点で語れる負の感情は主観であるために一層生々しく伝わってくる。
★10 - コメント(0) - 3月9日

湊かなえ、独特の嫌~な感じの中に人々の思いが詰まってて、そうだったのか。と納得しながら読みました。
★16 - コメント(0) - 3月7日

gon
小さい島でのお話。短編。湊さんの作品は長編の方が好きかな〜〜
★7 - コメント(0) - 3月5日

島でも都会でも一人一人にドラマがあるんだなと思う。
★14 - コメント(0) - 3月4日

瀬戸内海に浮かぶ小さな島「白綱島」。そんな閉鎖的な社会に、本州と続く一本の橋が架かることで起こる事件と人々の心情を、丁寧に描いた一冊。「イヤミス」と呼ばれるジャンルに分類されるが、ラストは綺麗に纏められている。著者の出身地 因島へ私も以前自転車で行き、長閑な風景を眺めたが、地元の人にとっては大事件だったのだろう。改めて行ってみたいと、読後に思った。
★24 - コメント(0) - 3月3日

6つの短編ミステリー。気持ちが晴々としない話ばかりだったけど、どんどん読み進めてしまう小説だった。
★3 - コメント(0) - 2月27日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2月25日

東京は冷たいっていうけど、島のほうが閉塞されているぶんいろいろとしんどいのかね。みんな家族なのかと思ってたのに。 と、感じる一冊。
★9 - コメント(0) - 2月25日

海の星がお気に入り 感動した
★7 - コメント(0) - 2月25日

解説の通り、普通の小説かと思いきやミステリー。
★8 - コメント(0) - 2月21日

短編では「夢の国」が好き。昔のあこがれってこういうものだなと思う。
★8 - コメント(0) - 2月20日

短編ミステリーが読みたくなった。だったら湊かなえさんかなと思い手に取る。望郷(ぼうきょう)故郷に思いを馳せること。6つの短編。同じ島が舞台で「可能であるのに、何かに阻まれてできない」苦しみ。解説が素晴らしい。確かに『普通の小説のように話を進めて、終盤に至ってここに謎があったのだと判明するようなミステリー小説』だった。『湊かなえさんの小説は「闘う女たち」の物語。愛するもの、大切なものとの平穏な生活を守るために闘う。勝って終わりではない、普段に行われ続ける。それでも生きていく。生きていかなければ。』
★8 - コメント(0) - 2月20日

海の星、光の航路がすき。
★8 - コメント(0) - 2月19日

島で生まれ育った人たちを描いた短編集。長い間、囚われた思いも、別の視点から見れば全く違う物語になるのだなぁ。湊さんにしては、読後感は悪くない。
★12 - コメント(0) - 2月19日

”人間もそれぞれの人生を進むとき、思うようにはゆかず、嵐に合うこともある。送り出したものは助け舟を出せることもあるが、すべての航路に寄り添うことはできない。それぞれの力で乗り越えてゆかねばならない。” とある。
★5 - コメント(0) - 2月18日

「望郷」からのフレーズです。 「昔は親の言うことがいちいち気に入らなくて反抗してたけど、今思い返すと、すごくまっとうなことを言ってくれてたんだって、気付くことがあるもん」 「言葉は知らないうちにナイフになる。」 ブログ:http://sunnext.exblog.jp/25384220/
★15 - コメント(0) - 2月18日

7a
瀬戸内海の白綱島を故郷とする人々のオムニバス。「言葉はナイフになるってことはわかってるのに、どの言葉がナイフになってどの言葉がならないか区別することができなかった。これは大人になった今でもできない」「石の十字架」から。私も同じ。ナイフを向けるために投げかけた言葉じゃないのに、相手を傷つけてしまうことがある。関係を失いたくないから言葉を掛けるのに、それが全て壊してしまう。だったら何も言わない方がいいのかな。そして自分は人を遠ざけて…だけどそれでも心の中には残り続ける。心の中でずっと感謝を述べ続ける。
★6 - コメント(0) - 2月18日

瀬戸内海の島を舞台にした短編集。外側と内側での見え方の違い、島という近すぎるコミュニティ故の閉塞感と閉じたコミュニティに限らず起こる摩擦が丁寧にかかれているので、まぁ突き刺さる。どの話も重すぎはせずドロドロ真っ黒で終わるわけではなく、最後には明るさや光が見えるので救われるのですが、歯を食いしばって読んでたので顎が痛くなりました。。「海の星」で夜光虫を見たくなりました。因島がモデルと言うのはすぐに気づける描写。
★13 - コメント(0) - 2月18日

本土と繋がる橋。橋や海で繋がる島。その島で生きる人の思いや島を離れた人。嫁いだ人、仕事できた人。『島』に思いがある人達の短編集。そんなドロドロした作品もなかったけど短編では足りないくらいの作品だった。長編でゆっくり読みたい。島を舞台にだから仕方ないけど、みんないろんな出来事があって大変。
★13 - コメント(0) - 2月16日

瀬戸内海白綱島を舞台にした短編6作品。そのうち、「みかんの花」「雲の糸」「海の星」は、ドラマ化されたので、ドラマを見たが、原作に忠実なできで、ドラマも良かった。ミステリーの短編としても、良くできていると思う。
★9 - コメント(0) - 2月15日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2月12日

湊さんの短編集。どれも、子どもの頃、家族の誰かに、なんらかしばられてた辛い、哀しい思い出にまつわるお話。でも最後は縛りがとけて、光が見えて結構すっきり感!「石の十字架」「光の航路」が好きやなあ…「僕の役割は、僕がいる海を通過しようとしている船を、先導し、守ること。どんな船だって他の船を沈めることは許されない。大勢の人から祝福されて海に出たんだから。」先生の言葉やけど、関わる人にはそーでありたいって思った!
★38 - コメント(0) - 2月12日

瀬戸内海白綱島を舞台にした短編6作品。「海の星」は「Junction 運命の分岐点 ミステリー傑作選」 (講談社文庫)にも収録されている。
★7 - コメント(0) - 2月12日

瀬戸内の島に暮らす人
★1 - コメント(0) - 2月10日

短編集。1作30分くらいで読めるので、気分転換で少しずつ読んだ。湊かなえの構成力は短編でも健在で、ストーリーが生き生きしている。短編ではもったいなく、長編にしてゆっくり展開してほしかったかも。
★6 - コメント(0) - 2月9日

どの話も最後に希望が見え隠れしてましたが、この先もある程度は我慢して生きていかなければならないのだな、と現実を思い知らされる内容でした。読むと少し気分が落ち込むのに、読まずにはいられない。やっぱり湊かなえさんの小説は面白いです。
★10 - コメント(0) - 2月7日

白網島市を「ふるさと」にして、苦い思い出を知るーー心の中にさまざまな思いを抱いて生きていく。あの島で、どう生きてきたか。市が消えたとしても思い出は消えない。それにしても殺人事件がよく起こる島。きっと閉ざされた島にはさまざまな思いから生まれた「何か」があるのだろう。思いをはせるうちに自分自身を縛り付けてしまうのかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2月6日

この短編集は切れ味の悪いナイフで組織を潰され気味にゴリゴリやられる感じ…ですかね。ちょっといい話っぽく上手く絞めているけれど、本当に嫌な気分になります(笑)日常生活のちょっとした棘なんだけれどもやられたら確実に気分を害す自信がある行為を、鮮やかに表出する手腕に脱帽です。
★11 - コメント(0) - 2月6日

読んでる内に先に光の見える物語が多く、短編集なので読みやすかった。ドロドロした感じが湊かなえっぽいと思っていたのでちょっと意外。
★2 - コメント(0) - 2月3日

貰い物。やっぱりこの作者合わんのかな。最後気持ーち明るくなったように終えるけど、大して晴れない。因島がモデルってあるけど、自分の田舎よっぽど嫌やったんかな。
★6 - コメント(0) - 2月3日

小学校や中学校の頃を思い出しました。
★11 - コメント(0) - 2月2日

私も島育ちではないけれど、故郷が とある田舎なので 閉鎖的な環境での息が詰まる人間関係や、人の噂話に生き甲斐を感じている住民たちに自分はこうなりたくない、早くここから出たいと強く思っていた10代の頃を思い出した。どれも良かったけど、「雲の糸」が一番泣けた。「そんな人たちが投げる石なんかかすりもらしないくらい、あんたは自分が思う以上に高いところまで行けている。」「昇れば昇るほど、石を投げてくる人が増えるだろうけど、投げた石はあんたには当たらない。投げた本人にかえってくる。ほうっておけばいい」
★12 - コメント(0) - 2月1日

故郷って言葉に何故か切なく胸キュンしてしまう私。人をあやめる、罪は罪なのですが……全ての話しが「誰かをかばう為の罪」の話しでした。
★11 - コメント(0) - 1月31日

これは素晴らしい!短編集だけとどれも素晴らしい! この著者にははぐらかされるような、うっちゃられるような消化しきれないモヤモヤが残ることが多いけど、これはどの話もジーンで感動!ぜひ、いろんな人にオススメしたい今年1冊目の推薦図書ですわ!
★11 - コメント(0) - 1月30日

望郷の 評価:82 感想・レビュー:694
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