美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るには (ちくま新書)

美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るにはの感想・レビュー(160)

☆4.0
★1 - コメント(0) - 3月4日

まさに美術館の舞台裏がよく分かる内容でした。日本における美術品収集の歴史や、美術品を映えさせる壁の色など、とても勉強になりました。
- コメント(0) - 3月1日

美術館は月に1回位のペースで展覧会巡りをしていた時もあった位には好きなのだが、本書は著者である三菱一号美術館館長が、そのような美術館や展覧会に携わるひとやものの裏側について詳細に書いた本である。各国の美術館の違いであったり、興味深い話は多い。そして、日本の展覧会に欠けている批評性に期待している(SNS等を通じて)ということで、観覧者が発信することも必要なのだと。ただラストにあるように「「観たい」「観続けたい」という鑑賞意欲」が最も重要なので、この心は絶えず持ちながら鑑賞してゆきたい。
★5 - コメント(0) - 2月28日

三菱一号美術館という企業美術館の館長である著書による、日本独自の美術館の発展や実際の展示に向けた動き方、コスト、美術品の真贋などが解説された著作。最近わりに美術館に行くものの、ディヴェロッパーが開設する企業美術館、行政が運営する公共美術館の違いなど、言われてみて確かに!ということも多く新鮮な視点をくれた点でよかった。美術検定の2級で出てきそうなことをもう少しラフに書いてくれているイメージかも。また美術館に行きたくなる本だった。
- コメント(0) - 2月28日

美術展は、様々な苦労や長い準備期間を経て開催されていることが分かる本。途中はやや自慢話に聞こえてしまって、現実に沿っていたらこういう書き方になるんだろうけど(新書だし)、もっとワクワクするような読み物でもよかったんじゃないかと感じた。
★5 - コメント(0) - 1月21日

三菱一号館美術館館長でキュレーター歴35年の著者が語る実体験、お仕事話は、一つ一つ読み応えがあった。羨ましくなるほどの貴重な経験の連続に見えるけれど、大変なお仕事!アートを愛する気持ち、強い使命感、高いプロデュース力、博識‥等は想像はしていたけれど、求められる高い交渉力、営業力、語学力、社交性‥等については私の想像をはるかに超えていた。読後キュレーターさんへの尊敬度がさらにアップ。また、各国美術館事情、展覧会の収支バランス等興味深い話も盛りだくさん。私の知りたいことがギューっと詰まった一冊だった。
★12 - コメント(2) - 2016年12月23日

美術館の裏側の苦労がわかって面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2016年12月22日

美術館の舞台裏のほか、今の美術界の舞台裏にも踏み込んでいる。美術史や作品の位置付けに対する理解に加えて、各美術館の重要人物とのコネクションや社交性も要求されるなんて、とても専門度の高い仕事だ。これに加えてマネジメント能力や収支を見通す能力までもが必要となれば、それだけの仕事をこなせる人なんているんだろうかというレベル。どこの公立美術館も予算が厳しく、面白いチャレンジが減ってしまうのではないかという状況が危惧される。
★5 - コメント(0) - 2016年11月26日

三菱一号館美術館は最も好きな美術館だ。企画も展示方法も工夫がされていてどんな方が運営されているのだろうといつも思っていただけに、本書は色々と納得のいくものだった。実際に観に行った展覧会も多く事例として挙げられていて、正に舞台裏が知れて面白かった。学芸員の勉強中なので大いに参考になった。教科書で出てくる内容が具体例として挙げられていたのでレポートのネタに使えそう。笑
★1 - コメント(0) - 2016年11月25日

簡潔な文章で幅広い話題に触れられており、一気読みした。美術に関する本は一定量読んでいたが、美術館のマネージメントに関する本は新鮮だった。
★1 - コメント(0) - 2016年11月13日

学芸員の仕事の大変さには驚くばかり
★2 - コメント(0) - 2016年10月23日

読みやすくサラサラと読めた。美術館関連には興味があるので、第5章までは聞きかじったことのある美術関連のお話が著者の経験談によってよりリアリティを感じられるようになっていた。第6章の美術館を取り巻く未来に向かう現在の話は興味深い。また別の機会があれば是非読みたい。
★5 - コメント(0) - 2016年10月7日

三菱一号館美術館館長が語る「舞台裏」。 日本の美術展の歴史や海外との違い、特に海外では「国民から敬意を払われる対象でもある」 最近建築が取り上げられていることが多いが、空間デザインを優先したい建築家と作品の保存を重視したい学芸員の葛藤など内部事情を知ることができた。 「時には批判し、時には賞賛する。~こうした緊張関係こそ、展覧会に関わる人々に必要なものだ」
★1 - コメント(0) - 2016年9月20日

美術館の中の人がどんなことをやっているのかがわかる本。極東の島国がヨーロッパから名画を借りると運送料だけで相当なお金がかかっているとか、アートの世界はやっぱりお金だよなぁ、と思ってしまう。
★1 - コメント(0) - 2016年9月10日

三菱一号館美術館の館長さんが語る美術館の裏側のお話。美術展の企画の手順やなぜ日本の美術展は新聞社やテレビ局が主催なのか?どうやって海外から絵画を貸してもらい運搬するのか?美術館の壁の色について…など普段何気なく観に行ってる展覧会の裏側の話がいっぱい!学芸員も単に美術の知識だけでなく、企画力、マネジメント力、交渉力が必要である点など、普通のビジネスマンと変わらないスキルが必要であることに驚き。最近は美術の世界でも中国マネーが幅を利かせてる点なども興味深い。展覧会を観に行くのが好きな人にはおススメの一冊です。
★7 - コメント(0) - 2016年8月30日

「美術館で働けるなんていいな‼」という浅はかな動機で、学芸員を目指して勉強した時期が、一瞬あります。そんな温さでは務まりそうもないくらい、やることが多岐にわたるお仕事ですね。でもやりがいがありそう‼他にも国立西洋美術館開館に至る経緯とか、なんで大規模展覧会は新聞社が主催することが多いのかとか、業界の話とか、興味深い話がたくさんでした。著者の高橋さんは、いつかは行きたいと思ってて未だに行けてない三菱一号館美術館の館長だと、読んでて知る。…んー、久しぶりに展覧会に行きたくなってきた!
★7 - コメント(0) - 2016年8月23日

美術館の主に「展覧会づくり」の舞台裏には、他の仕事に敷衍できそうなノウハウが隠されていそうだ。私自身の仕事でいうと、収支はトントン(基本赤字で、10回に1回のヒット企画でもとをとる)という考えに共通点を見た。また、有名作品を知り合いだから貸してくれるというコネの世界である一方、中国がフランスからTGVを買うからというのをちらつかせ、著名な美術品をレンタルせよと交渉するところは、かなり政治的だ。美術品の価値はそれ自体何も役に立たないところにあるが、それは一見美術と正反対にある紙幣の価値に似通っている。
★7 - コメント(0) - 2016年8月22日

さらりと読んだけど、 実際のつくり方や課題についてかいてあるものの、”作るには”という切り口が物足りなかった感があった。
★4 - コメント(0) - 2016年8月21日

本書により、美術館のルーツや日本の特殊事情、学芸員の仕事、盗難事件にまつわる話、現代の展覧会の傾向、美術館の未来について…と一通りの知識を得ることができた。学生時代に受講した博物館学の講義の中で講師が言った「学芸員に求められるのは交渉力だ」の言葉に、学芸員への淡い憧れが脆くも崩れ去ったことを思い出した。ゆっくり鑑賞できないのが嫌で、混雑しそうな展覧会はつい避けてしまうのだが、本書を読んでやっぱりもったいないことをしているのかも、と改めて思った。
★24 - コメント(0) - 2016年8月6日

美術館の館長による著書といふことで、蓑豊さんの本とも重なり合ふ内容も多い。しかし、扱ふ話題は本書の方が広い。その分面白かつたところも、あちこちに飛んでしまう。世界遺産になつたコルビュジエの国立西洋美術館、その核になつた松方コレクションに始まり、マンガとのコラボ展示まで、日本といふ(欧米から見れば極東の)地で独自に発達した「美術」や展覧会といふもののありやうを現場に居た人間の眼から丁寧に回顧。メインの話題ではないが、メディア主導型展覧の功罪は、西洋美術に限らず、現場の疲弊を各所で招いてゐると感じた。
★14 - コメント(1) - 2016年7月21日

日本の美術館の歴史、日本での海外美術展の作り方、学芸員の仕事、美術作品の輸送、贋作・盗難事件など美術館の裏事情について書かれている。著者は東京丸の内の三菱一号館美術館初代館長。
★4 - コメント(0) - 2016年7月20日

美術展の、美術界の舞台裏をちら見せ。概観がつかめた気がして面白かった。
★5 - コメント(0) - 2016年7月20日

「若冲展」「カラヴァッジョ展」を通して美術鑑賞にハマりつつある自分にとって美術館の裏側を知る事ができてよかった。明治時代まで「美術」という概念がなかった日本は欧州に比べて美術後進国。その影響で美術館とメディアの連携による日本独特の展覧会スタイルが完成した一方で展覧会の商業化も進んでいる。展覧会を企画するキュレーターには社交力と営業力も必要になってくる。1つの展覧会を開催するまでには莫大な時間と費用を要して1つの作品を展示するまでに様々な工夫が詰まっている。この内容を噛みしめて様々な美術館を堪能したい!
★34 - コメント(0) - 2016年7月5日

emi
仕事で美術ギャラリーの裏側を見ることがあります。美術館はまた違った世界なので、新聞社やデパートの催事場との関係などとても興味深かったです。新聞の集金の時によくチケットくれたのはこういうことだったのかと納得しました。内容に登場した三菱一号館美術館のシャルダン展には行ったことがあったので、親しみを持って読めました。
★3 - コメント(0) - 2016年7月3日

やはり盗難は美術館界隈にはつきもので、この辺りはたいへんだな…抑えめに、でも満遍なく書いてあって、著者の方の知識や人柄が伺えた。
★3 - コメント(0) - 2016年6月30日

四半世紀ほど前に、大学で学芸員資格を取得し、一度はその道に進むことも考えた私には、とても面白く、また羨ましくもある本でした。著者は、三菱一号館美術館初代館長の高橋明也氏。静物画の巨匠を紹介した『シャルダン展』は今でも記憶に残っています。古い洋館を巧みに活用した独特な展示スペースに、シャルダンの精緻な静物画が、見事にマッチしていました。本書の内容もタイトルの通り、美術展の潮流から、オルセー美術館や国立西洋美術館などでの経験を踏まえた展覧会開催の苦労話、さらには醍醐味など、興味を惹かれるものばかりでした。
★24 - コメント(0) - 2016年6月29日

観たい、観続けたいという純粋な鑑賞意欲に立脚したところから美術鑑賞は始まる。良いしめだ。
★5 - コメント(0) - 2016年6月29日

高橋明也さんほどのキャリアがある方が三菱一号館の館長だなんてもったいないな…と思ってしまった。あの館は建物自体はすてきだけれど、展示空間としてはいまいち。せっかくの海外とのコネクションを生かした展示ができないじゃない…。専門はマネなどの近代絵画のようですが、金沢とかで現代アートもぜひ手掛けていただきたいです。
★4 - コメント(0) - 2016年6月19日

まさにタイトル通りの本です。一番に思ったことは、学芸員の方をはじめ美術館スタッフの方々への感謝の気持ちでした。みなさんのおかげで美術品を直に見れるのだということを本当に有り難く思いましたし、これからはもっと作品を多方面から味わって鑑賞することができる気がします。あと著者の文章が柔らかくて、何となく「良い人なんだろうな」と思いました。美術館に足を運びたくなりますね。
★13 - コメント(0) - 2016年6月13日

若冲展の待ち時間(210分)に読みました。美術業界の裏側が分かりやすく書かれていて、とても興味深かったです。何気なく観ていた展覧会の裏にはドラマがあって、たくさんの人と事情が関わっている事を知り、これからはそういう視点でも展覧会を楽しめそうです。
★5 - コメント(0) - 2016年5月23日

勉強になりました。驚くことも多数。例えば壁の重要性のことなど考えたこともなかった。またキュレーターに必要とされる幅広い能力と水準の高さもそうだ。今後美術館に行くときには、その展覧会を開催するに当たって汗をかいた人々のことをもっと意識して鑑賞したいと思った。
★8 - コメント(0) - 2016年5月20日

モネ展やルノワール展など最近まれに美術館かに行ったりするのですが、壁の色や照明の当て方、そもそも誘致し実現するまでに様々な技術や苦労があるなんて考えてみたこともなかったので勉強になりました。各国の美術館市場なども面白く、特に日本は他と違った道を歩んできたのがわかりやすく書かれていた。美術館も資本の波にのまれて苦しんでるみたいですが、頑張って欲しいし、これからに期待したいですね。
★8 - コメント(0) - 2016年5月11日

最近興味を持ち始め、展覧会や美術館によく足を運んでいます。そんな中で、今まで縁のなかった美術館や絵画のことが、わかりやすく、短いページの中に凝縮されていて初心者にはベストな本でした。美術館の歴史がわかった……ような気になれます!
★4 - コメント(0) - 2016年5月2日

特に最近、頻繁に美術展に行っているので、とても興味深く、面白く読めました。すごくわかりやすく、平易な文章だったのも面白く感じた理由だと思います。これは、美術にそんなに詳しくなくても読める1冊ですね。好きな作家の美術展だけでなく、今までなら行かなかったようなテーマや切り口になっている美術展にも行ってみようという気になりました。あと、これからは各美術館そのものも、壁紙とか建築とか良く見て楽しもう、と思います。良書だと思います。(図書館本)
★6 - コメント(0) - 2016年5月1日

丸の内に落ち着いた佇まいを見せるレンガ造りの三菱一号館美術館。その館長をされている高橋明也さんの絵への情熱、知られざる美術館の裏話などがインタビューを聞くような形で読めた。特に第5章の「美術作品はつねにリスクにさらされている?」が面白い。最近でもカラヴァッジョの真作がニュースなったが、欧米と日本とでは、作品の真贋についてはどう向き合うか、大きく異なるそう。分析的な欧米と、「伝○○」と曖昧にする日本。お国柄が出ている。「善意の贋作」と真作の質という視点も絵を見る時に覚えておきたいと思った。
★14 - コメント(1) - 2016年4月24日

美術展の展示作品の海外からの輸送話や展示の工夫など、三菱一号美術館初代館長による美術館の舞台裏話。美術館にもお国柄が見られる点や、「ゴッホ展」、「ルノアール展」などより、ある切り口からの展示会のほうが近年は人気があるなど興味深い内容でした。これから興味ある美術展がたくさん開催されるので楽しみです。三菱一号館美術館の小さな庭、建物が魅力的な松濤美術館、庭園美術館。。いろいろ行きたくなりました。
★18 - コメント(0) - 2016年4月16日

美術館の展示を考えられている方が、どのような事に力を入れて 準備されているかを垣間見ることができる本です。美術館の展示が どんどん面白くなっているのは、作者さんのような方が 頑張ってくれているからなんですね。納得!
★2 - コメント(0) - 2016年4月10日

三菱一号館美術館館長である著者が、美術館学芸員の日々の仕事の苦難ややりがいを語る。研究者や画商などとの「個と個の信頼関係」の大切さ、コミュニケーション力の重要性。彼ら彼女らのもとを自分の足で訪れ、丁寧に関係を構築するようすは、地味ながらも地道でプライドをかけた仕事人ぶりを思わせた。
★6 - コメント(0) - 2016年4月6日

著者は三菱一号館美術館館長であり、学芸員として国立西洋美術館でラ・トゥール展を成功させた方。美術館や展覧会はどのように運営されているのかを実体験を踏まえて詳しく書いている。最近の美術館も展覧会もお金絡みが多くなったり、日本の美術館や展覧会はマスコミ頼みの体質から未だに抜け出せず、人材不足であることなど、色々と考えさせてくれた。欧米で見られるような優れた美術批評が日本でも生まれることを期待するくだりはしがない美術ブロガーとしても励みになった。美術ファンにはこの本は絶対に読んでほしいです。
★15 - コメント(0) - 2016年4月3日

ラ・トゥール展の仕掛人は、この方だったのか!
★4 - コメント(0) - 2016年3月16日

美術館の舞台裏: 魅せる展覧会を作るにはの 評価:84 感想・レビュー:66
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