形式:ライトノベル
出版社:オーバーラップ
形式:Kindle版ライトノベル
いメンバーを揃えて挑む冒険、いつ何処で誰が死ぬかも分からない過酷な環境で、彼らが直面する現実。ありがちな展開かもしれませんが、中盤で個人的に予想外の出来事が訪れて思わず絶句しましたね。 前半と後半で作品に対する印象ががらりと変わった今作ですが、これきちんと続きを読めるんですかね…彼らの冒険はまだまだここからなので、是非とも続きを読みたい一作です。 それにしても最後の最後で描かれた終章。たった2ページの出来事にも関わらずメンタルがぶち壊されましたね。しんどい…
葬送士がいなければ魔物たちは誰にも顧みられないまま、ただただ人の憎悪を集めるばかりの、人間の敵として存在し続けるしかなかったのだろうな。かつては光り輝いていたであろう美しい願いの結晶を、死者の血と肉で汚しながら
テーマは『魂の浄化・救済』 重要設定として、ダンジョンで命を落としたものは、迷宮に魂が囚われ魔物と化してしまうというものがあります。そしてそんな魔物と化した魂を浄化するのが『葬送士』という職業。これ以上は長くなるので割愛しますがテーマと設定が上手く噛み合っていて物語の展開も美しくハマっていました。凄く泥臭くて、爽快感のかけらもない物語です。でもどうしようもなく惹かれてしまう魅力が確かにありました。 冒頭の既視感に話は戻るのですが、あとがき曰く作者の方は十文字青先生の大ファンらしいです。
それもその筈、この作品『灰と幻想のグリムガル 』に滅茶苦茶似ていました。キャラも展開も結末も割と全体的に既視感が凄いです。ですので、グリムガルが好きな方はかなりハマる作品だと思います。 大ファンなだけあってその好きが色濃く出過ぎていましたが、文章も魅力で雰囲気も良かったです。
ブログ感想→https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2022/04/29/235122
ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/04/26/210000
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