堕落論(Kindle)

堕落論
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堕落論はこんな本です

堕落論の感想・レビュー(314)

戦時中と戦後の人間を見て人間の本質は堕落だと喝破する。人間は美しいものは美しいままでいてほしいと思うが、さりとて一番美しい時に死ぬなどという事は普通はできず堕落するのみであり、しかも堕落しきってしまうことはできず、規則やモラルを作って自分たちを縛るのだと説く。人間に対する鋭い洞察が端的に書かれており、あっという間に読み終わった。
★3 - コメント(0) - 2月4日

「堕落」と聞くとぐうたらなイメージがあるけど、そうではなくてそれまでの価値観を一旦リセットしましょう的な理解で良いのかな?武士道や天皇制と日本人の国民性との関連性についての話がとても興味深かった。あと、二十の美女連呼しすぎ(笑)
★37 - コメント(0) - 2016年11月24日

一見不合理に見えても、人間の本質に沿ってみると理に適ったモノである。皮肉を交え大層前向きな作品。
- コメント(0) - 2016年11月23日

人間の本質は堕落であるという坂口安吾。でもぼくはどっちが下なのか知らない。定義では重力の向かう方向が下だが、空中にいると自然に地上に向かうし、水中にいるなら放っておくと水上に向かう。人間の本質、人間の堕落というのはどういうことなのか。ぼくは水中のイメージが正しいと思う。放っておくと浮かび上がってしまう。それは呼吸も楽だし努力も必要ない。動物的に欲望を追い求める堕落。一方で下に潜っていく苦しみ努力の道。これが人間の堕落。創世記の失楽園はこのイメージなんだろう。だがどちらの堕落にしろ人は堕ちるには弱すぎる。
★12 - コメント(1) - 2016年11月21日

エモンガ
★1 - コメント(0) - 2016年11月15日

堕落こそ人間味の本質なんだろうなという。
★2 - コメント(0) - 2016年11月5日

小説、というよりはエッセイ、というべきでしょうか。著者の目に映る戦時、戦後の人々の姿。それは美しいまま死ぬことができず、堕落したものかもしれないが、新しい時代の新しい価値を見出すためには堕ち切ることもまた必要。後ろ向きなのか前向きなのかよくわからない捻くれた思考が面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年10月30日

堕落して良いのなら気が楽だ。戦後少女たちだけが笑っている、戦火に焼かれた家に暖をとる者、消火する者、シュールな状態を目にすると色々考えちゃうよね、わかるわかる。その他はよく分からず。100分で名著もっとちゃんと見とくんだった。
★9 - コメント(2) - 2016年10月14日

「日本的ナルシシズムの罪」から。戦後半年足らずでこの慧眼はに驚く。主張が散漫している文章で解りにくいか。
★13 - コメント(0) - 2016年9月3日

参議院選挙が終わり 天皇のニュースがあった今読むと考えさせられる。
★7 - コメント(0) - 2016年7月14日

NHK100分de名著の今月の本、という事で再読。
★3 - コメント(0) - 2016年7月13日

再読
- コメント(0) - 2016年7月6日

7月のEテレ「100分de名著」で取り上げられると知って読んでみた。高邁な「理想」の軽薄さから「堕ちる」ことで人間は救われるとしているのだろうか。オンエアが楽しみになってきた。
★12 - コメント(0) - 2016年7月1日

人間は堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
★8 - コメント(0) - 2016年6月20日

青空文庫べんり。
★3 - コメント(0) - 2016年5月29日

難しかったですが、興味深く読みました。他の作品も読んでみようと思います。
★9 - コメント(0) - 2016年5月28日

堕落論というタイトルながら、読了後には謎の希望を感じられた。人は堕落する、人は人ゆえに。だが人は堕ちきった先に、何かを見つけられるのだろう。時代背景が文章に濃く反映しているが、小難しいことを考えずとも、色々と腑に落ちる事もあり。短い文章…面白く読了。
★29 - コメント(0) - 2016年4月30日

天皇を担ぎ出したい人が現れたってことは「日本は堕ちるとこまで堕ちた」ってことですかね
★1 - コメント(0) - 2016年4月20日

真の人間性への回帰とは?ピルスナーだけをビールと信じ続けていた日本のビール業界が、行き詰まりの末の売上低迷に喘ぎ、原点たるメソポタミアの原始ビールに目を向けるようなものだろうか?ビールとパンの境目も曖昧な原初の姿にたち戻り、一からビール作りをやり直せと言うのか?そう思って周囲を見渡せば、成る程「安吾」の子供達の胎動を、そこかしこで感じることが出来る。緩やかに価値観が崩壊していく現代において、「安吾」の種が芽吹く土壌は整いつつあるのかもしれない。
★16 - コメント(0) - 2015年12月4日

敗戦直後に価値観を革新する必要性を説いた評論。「今までの日本人ってさあ、『やれ武士道だ天皇だ』って何も考えずに従えばいい指標があったけど、敗戦したら無くなっちゃったね。ってかよく考えたら、したくもない切腹とかしたりして無理してたよなあ。やっぱりこれからは人間として無理のない思考に立ち返ってさ(=堕落)、一度リセットした心で新しい価値観を自分達で考えていこうや」という論旨。「人生一度、堕落をしましょう」的な意味では全く無いので、キミも仮病で仕事をサボる後押しをしてくれる本と思って手に取ると痛い目を見るゾ!
★10 - コメント(0) - 2015年11月25日

最近ちょこちょこと安吾を読み返してます。堕ちきるところまで堕ちても穢れない何かを人間がもっていると確信していたからこそ書けたんだろうなと思う。戦争の終結と同時に全ての価値観が破壊され、個人個人の中にゼロから新たに全てを創りなおさなければならなかった時代だったからこそ、堕ちることを恐れてはならない、そしてその堕ちる途中に新たなモノを創り出さなければならないと言いたかったのかな。無頼派の安吾だからこそ表現できた人間への果てしない信頼と愛。人間は多分本質的に美しい。
★7 - コメント(0) - 2015年11月12日

堕落した先に何か見いだせるものがあれば…
★1 - コメント(0) - 2015年9月8日

堕落と戦争を繋げて考えたことが無かった為、評価しにくい。というかイマイチ何を伝えたいのかがわからない。私の読解力不足か。ただ、戦争によって家族を失った方々が本書を読むと発狂するんじゃないかとは思った。結構、危険な書である。
★1 - コメント(0) - 2015年8月28日

私は戦争を体験した訳ではないから、どうやっても当時の資料でなんとなく「こうだったんだろうな」と想像する事しかできない。臨場感溢れる映画にも、結局は創作物として感情移入する事しかできない。だけど、堕落論は違っていて、「偉大な破壊」を目の当たりにしているような錯覚に囚われ、気付けばはらはら泣いていた。そして苦しくなるのと同じくらい、私も堕ちていいのだと励まされた。なんだかピントのずれた感想になってしまったけど、私は堕落論を読んで、こんな風に感じた。
★2 - コメント(0) - 2015年6月15日

結局堕落ってなんだったんだろ
★3 - コメント(0) - 2015年3月8日

分量が非常に少ないのですぐ読み終える。冒頭が少し文体が古いように感じ難解かと思ったが、読み進めていくとそんなことはなく読みやすかった。日本は堕ちている、堕ちているが堕ちきってはいない。ではとことん堕ちてみようではないか。今の日本に聞かせてやりたい。何かとてつもないことが起きない限り、日本はこのままだらっとした世の中が続いていく事だろう。でも日本という国はそれでもいいのかもしれないという考えも片隅にある。
★6 - コメント(0) - 2014年12月17日

さくっと読めて、戦後の日本人の姿を活字でイメージでき、著者の独自の視点による「堕落」の生き方から学べることはとても大きい。僕らはどうしても社会の常識に囚われる。様々な価値観や世界観に侵されている。その侵食の具合を把握し、自分の中の正解を見つけ出すには「堕落」が必要なんだろう。今の時代は多様な考え方が受け容れられるようになった。やりたい放題、言いたい放題をして堕落する道を進みやすい。「嫌われる勇気」も流行ってる現代の僕らに、色んなしがらみを脱ぎ捨てて自分なりの答えを見付け出せとこの本は訴えかけてくる。
★2 - コメント(0) - 2014年12月5日

自分の中のわからない部分を文字化してくれた本
★1 - コメント(0) - 2014年12月2日

香山リカさんの「堕ちられない私」に引用されていたので読んでみた。終戦後の価値観転換を背景に、人は人間らしいがゆえに堕落し、正しく堕ちきったところに自身の本質を見出す、というような事が書かれている。
★3 - コメント(0) - 2014年11月22日

「人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。」戦争中は天皇万歳と言い、戦争に敗れればアメリカや民主主義に宗旨変えする。社会や環境は変わったが、本質は何も変わらない人々に警鐘を鳴らしている気がする。社会から与えられた権威や道徳や正義ではなく、それらを全て捨て、自分にとっての道徳や正義を見つけることが必要だということだろうか。
★3 - コメント(0) - 2014年10月16日

終戦直後に書かれたものだけど、文章自体は読みやすい。政治に関する部分は理解するのが難しい部分がありました。「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。」戦後の日本では、この言葉で救われた人がどのくらいいたのだろう。
★16 - コメント(0) - 2014年9月5日

人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。だからこそ人は正しく堕ちる道を堕ちきる事が必要なのだ。 幻影にすぎないものに対し規約をいくら制定してみても結局のところ堕落するのが人間である。この本は人性の真実に目を向けさせてくれる。自由を許される時代になったからこそ、自分自身でよく考えなければならないと思いました。印象的な表現が多かった。
★2 - コメント(0) - 2014年8月26日

堕落の中に人間を救う道があり、人間であれば必ず堕落するが、脆弱であるため永遠に堕ち抜くことはできない。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救う必要がある。分かりそうでいまいち分からない。堕ちることの意味が分かれば、理解できるのだろうか。”終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。”
- コメント(0) - 2014年5月28日

久しぶりに再読。なんだかんだで元気を貰う。また読み返そう。
★2 - コメント(0) - 2014年5月4日

地獄を否定する本であると思った。
★1 - コメント(0) - 2014年4月20日

正直言って、理解するのが難しかった。一言で言えば、どん底に落ちて堕落しきっても、それこそが人間の真の姿であり、絶望や悲嘆に暮れるべきことではない、と自分は捉えた。そして、なぜか心に残る言葉が多いエッセイだった。また読もう。
★2 - コメント(0) - 2014年3月14日

太宰治情死考を読んだ時にも思ったのだけど、坂口安吾の「生きてこそ」って考え方、好きだ。
★2 - コメント(2) - 2014年2月10日

戦争は悲惨だった。安吾もまた当時の状況を批判するが、それは単純な全否定ではない。恐怖の最中、たしかに私たちは魅了されていた、と。《あの偉大な破壊の下では、運命はあったが、堕落はなかった。無心であったが、充満していた》。《私は偉大な破壊を愛していた。運命に従順な人間の姿は奇妙に美しいものである》。私たちは「美しいものを美しいままで終わらせたい」という思いを捨て切れない。が、その「美しさ」が人為的な「幻影」でしかないことも疑いがない。結局、「堕落」を肯定的に受け入れていくしかないのだ、という安吾の個人主義論。
★4 - コメント(1) - 2014年1月11日

今の時代だとこんなこと、率直に言えないかもしれない。天皇制のところとか。本質を突いていて恐ろしいところがある。…しかし私にはまだまだ難しく。数年後にまた読んでみたい。
★1 - コメント(0) - 2014年1月2日

堕ちるとはいったい何なのか。これからも考えていかなければならない。
- コメント(0) - 2013年12月27日

堕落論の 評価:64 感想・レビュー:87
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