仕事や人間関係に行き詰まった際に先輩から勧められた本。読んだ直後は心のモヤモヤが少し晴れたような気がしたが、やはり連休明けの仕事は気が重いな。少しづつでも心がけてみよう。①他者を仲間とみなす（自己受容と他者信頼）。②他者に何をできるかを考え実践する（他者貢献）。③それぞれの刹那を真剣に生きる。ところで、こういった意識づけを持続させるコツってないんだろうか。

自分が原因で亡くなった妻子の墓参り、春児によって見事に生まれ変わった故郷を見て「あいつにはかなわない」と嘆く文秀。亡命先の日本を信じて満州国建国に陰ながら尽力しているが、待っているのはまたもや悲劇なのだろうか。。。

側妃の抱えていた不満や逃げ出したくなる気持ちはよくわかる。。。が、幼い子供に重たい運命を背負わせた経緯を見てきた側からすると、自分では何もすることが出来ず、人の気持ちが分からない溥儀が気の毒でしょうがない（実父が泣き叫んでいたのを思い出す）。このような人間になったのは一体誰の責任なのか。そしてその哀れな皇帝を今度は関東軍が利用する。。。西太后様、たまには溥儀のところにも現れてくださらぬか。

コロナにしろHPVにしろ、反ワクチン派の意見というのは非科学的なもの、と思い込んでいたが、「肯定することも否定することも、事実の解釈という意味においては同等の営み」とあり、『正しい情報』という情報は実在しないことを知る。『アドヒアランス向上』や『ポリファーマシー対策』は我々が良かれと思って行ってる（求められている）業務だが、「情報によって幸せになれるかは、人それぞれ」であるのだから、患者を批判したり押し付けたりする前にまずはその思いを共有することが肝要であると。。。結局はそれが最も難しいんだよな。

同じスピンオフ系の「珍妃の井戸」も面白い構成だったが、今作ではついに機関車が語り出した。。。喋る機関車って、トーマス以来やん（偶然と思うが、両車ともイギリス生まれ）。それでも感情移入はするもので、爆破事件の際に人間の戦闘を止めようと、汽笛を鳴らす姿がなんとも切なかった。その『侯爵』と心を通わせた張作霖。暗殺の手段に勘付いていた節すらあるのに、あっさりと死んでしまったのが何とも解せない。他の人物と違い、彼の心のうちがあまり深く描写されなかったのは続編への布石なんだろうか。

仕事や人間関係に行き詰まった際に先輩から勧められた本。読んだ直後は心のモヤモヤが少し晴れたような気がしたが、やはり連休明けの仕事は気が重いな。少しづつでも心がけてみよう。①他者を仲間とみなす（自己受容と他者信頼）。②他者に何をできるかを考え実践する（他者貢献）。③それぞれの刹那を真剣に生きる。ところで、こういった意識づけを持続させるコツってないんだろうか。

幼い頃に生き別れた兄と弟妹との再会。号泣する準備はできていたが、思っていたよりもあっさりとした感じ（十分感動はしたけど）。再会までの年月，現在の立場や環境を思うとこういったシーンになるのかもしれない。史実的には評判の悪い西太后や袁世凱だが、この物語ではその内面の苦悩が描かれていて想像力を掻き立てられる。この人物は何を思ってその選択をしたのか、まで考えると今まで学んだ歴史がまた違って見えてくる。