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2024年4月の読書メーターまとめ

ぶるっち
読んだ本
20
読んだページ
6707ページ
感想・レビュー
20
ナイス
137ナイス

2024年4月に読んだ本
20

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぶるっち
ほんの一晩、生の世界と死の世界とをツナグ物語。そう聞くとハートフルなファンタジー。凡作なら感動の邂逅で染めるところを、本作は魂の対峙で塗り潰す。再会は自分の鬱屈を昇華させる機会、なんて一方通行で単純じゃない、と。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
20

ぶるっち
物事を真摯に観察し、その理を普遍的に詳らかにする…理系ミステリらしく条理が整ったストーリー。しかしその餡には微かなセンチメントが忍ばせてある。そんな人間の愛らしさは、きっと「科学」と相反するものではないのだ。
ぶるっち
超自然的な小説は、想像力がオーバーヒートするためあまり得意ではありません。しかし本作は、浮世離れしながらも叙景的で、際立ったキャラクター達が縦横無尽に舞い遊ぶ、快然たるファンタジーでした。なむなむ。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
何のきっかけでこの本に辿り着いたのか全く覚えていません。ただ、中学生の時にこの本を読み(当時はコバルト文庫でした)、何かを創作したい衝動に駆られたのをはっきり覚えています。紛れもなく、私を形造った原点です。
ぶるっち
最近流行りのごはん作る系マンガ。ゆっくりまったりの癒し系で、登場人物みんな優しくトゲがない…気持ちが洗われる貴重な経験が出来ます。そういう意味では、読者に向けた「ごほうび」でもあるのですね。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
角田さんが世界中を旅した際にしたためたエッセイ集。僻地も含む、時に大胆な旅。その感慨を、古の紀行文であれば和歌に託すところ、本作では淡々と記していく。しかしその端的な詩情は、不思議な高揚感を呼び起こす。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
名作を参照したストーリー、人が死なないミステリー、ワトソン役と安楽椅子探偵…それ自身は旧知のプロット。こじんまりした短編集…そんな顔をしながら、最後一気に話が収束していく様は筆致の力。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
昔、見栄を張って「キッチン」の英語翻訳本を買いました。難しくて読み通せないかなと思ったのですが、なんと完読できたのです。シンプルな英語で、色や匂いまで感じ取れました。それだけ世界的名作なんだと実感したのです。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/04/06 17:21

吉本ばななさんの独特な世界観がシンプルな英語で表現され、まるで物語の中にいるかのように色々な感情や五感を揺さぶられますよね。それにしても、英語版を完読したなんて、すごい挑戦だと思います!👏

ぶるっち
2024/04/06 18:56

ありがとうございます!日本の小説がどんな英語で表現されているのかなあ、と思い立ったのです。日本語版も、英語版もどちらも素敵でした。(*´ω`*)

が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
くまモン産みの親は語る。「特別な人が持つ先天的才能」ではなく「精度高い知識のもと事象を客観視し、精度高くアウトプットすること」こそセンス。感覚ではなく論理で説明できるから再現性があるのだ、と。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
ほんの一晩、生の世界と死の世界とをツナグ物語。そう聞くとハートフルなファンタジー。凡作なら感動の邂逅で染めるところを、本作は魂の対峙で塗り潰す。再会は自分の鬱屈を昇華させる機会、なんて一方通行で単純じゃない、と。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
「夢をかなえるゾウ」でお馴染み、水野氏がブログに書き溜めた日記です。と言いつつ、ほとんどは少しお下品なネタの集まり。漢の生き様を自分でツッコんでいくスタイルは、日々の倦怠感を忘れるのにちょっと効果的かも(笑)。
ぶるっち
人が何かを判断する際、「感覚、感情」あるいは「論理、理性」を根拠にします。後者は「論理学」として体系化され、コンピュータの演算などにも使われています。この本、難解な論理学を丁寧に学べる良書です。
ぶるっち
心情の揺れ動きや表情の変化など、文章のみで過不足なく伝えるのは難しい。しかし、本作は2人の女流剣士を主人公に、素敵なスポーツ青春モノを構築している。爽快とはかくもノスタルジックなものか…(笑)
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
詐欺師たちが挑む「正義の詐欺」…使い古された題材を用いながらも、張り巡らされた伏線の見事な回収劇が、本作を一廉の作品に仕上げている。 ー理想的な詐欺はですね、相手が騙されたことに気づかない詐欺なんですよ
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
棚の奥から大事に保管している本が出てきました。文字が多く決して見目麗しいマンガではありませんが、一般の少女漫画にはない、シニカルな視点や調和的顛末との絶妙な距離感が大好きで、私の心のバイブルなのです。
ぶるっち
「水曜どうでしょう」名物Dのエッセイ集。普通の番組が「旅」を企画の軸に据えるところ、どうでしょうは「互いの信頼」を軸にします。行き当たりばったりで喧嘩ばかりでも、それが素直に笑える稀有な番組なのです。
ぶるっち
我々は、人生の終わりをどこか遠くに感じて生きている。しかし、自分に明確な余命が与えられたとしたら…夭逝した筆者の痛々しいほどの機微が、この小説はフィクションではない、と思わせるような現実感を与えている。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
「すべてがFになる」で有名なミステリ作家 森氏の1998年ウェブ日記。多作な作家らしい、種々の話題で書き下された膨大な文章。氏の(正用でも誤用でも)「穿った」視点に触れると、頭の中が洗濯された気分になる。
ぶるっち
鴻上氏のエッセイ単行本第17弾。柔和なようで鋭利な筆致。10代で初めて触れた氏の文章は、私の人生観に大き過ぎる影響を与えている。 ー芸能は「肯定感」を、芸術は「挑発」を与えるものー
ぶるっち
思想から芸術、経済から科学までのリベラルアーツに関するプロとの対談集。平野啓一郎さんの小説論や山極寿一さんの人類学論は読んで損はないかも。
が「ナイス!」と言っています。
ぶるっち
『競争優位性のある戦略の真髄は、他人に話したくなるストーリー』という提言で著名な経営学者の日記。論理的洞察と個人的嗜好とを交えた軽妙洒脱な文章は、『事実』だけでなく『事実を捉えるセンス』まで追体験できる。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/03/27(4807日経過)
記録初日
2011/03/27(4807日経過)
読んだ本
57冊(1日平均0.01冊)
読んだページ
17833ページ(1日平均3ページ)
感想・レビュー
57件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://x.com/blue_sky_117/
自己紹介

ぶるっちです。(*´ω`*)
時々本を読みます。雑食です。

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