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2024年4月の読書メーターまとめ

chochu
読んだ本
5
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1368ページ
感想・レビュー
5
ナイス
33ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

chochu
「中欧」という地理的に不定形で政治的な意味合いを持つ空間概念について、その来歴や現在(1996時点)を論じる。ドイツ人の東方移住からEUの東方拡大まで、かなり広いタイムスパンを扱っており、しかし厳密な時系列にはなってないので読む側に注意が必要だが、過去から現在に至るまで「中欧」という概念が問題になっていることはよくわかる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

chochu
冷戦の終焉から第2次安倍内閣の成立までの日本外交の歩みを、国内政治との相互関係から論じる。連立の組み換えが激しく、目立たない首相が多い時代だが、それぞれ独自の考えを持って外交を行っていたことがわかる。湾岸戦争への対応が一つの転機だった。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
総力戦体制を通じて日本社会にもたらされた変化を、ダーレンドルフの「意図せざる社会革命」論、「強制的同質化(グライヒシャルトゥング)」という視角から論じる論文集。軍産複合体が経済の中心にならなかった理由として、護憲社会党の選挙での「勝利」を挙げるのはよくわかったが、全体に解釈に困った。新書のほうがわかりやすい。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
「中欧」という地理的に不定形で政治的な意味合いを持つ空間概念について、その来歴や現在(1996時点)を論じる。ドイツ人の東方移住からEUの東方拡大まで、かなり広いタイムスパンを扱っており、しかし厳密な時系列にはなってないので読む側に注意が必要だが、過去から現在に至るまで「中欧」という概念が問題になっていることはよくわかる。
が「ナイス!」と言っています。
chochu
ドイツ統一から10年も経たない1999年に、同時代的に刊行され始めていた政府首脳、外交担当者の回顧録を網羅的に用いて、その交渉過程を明らかにした快作。ベルリンの壁の崩壊に至る劇的なドラマと、その後統一の具体策を詰める緻密な外交交渉の温度差も浮き彫りになる。改めて統一が必然ではなかったことを理解させられる。
文明
2024/04/12 22:17

面白そう

が「ナイス!」と言っています。
chochu
「戦後政治学」(その殆どは東大法学部系)をバッタバッタと斬る本と思いきや、実は筆者自身が一番の「戦後政治学」ファンなんじゃないかと思わせる本。多様な分析手法を動員しながら政治現象に迫りつつも、ある種の体系性は失わなかった往時の政治学を再訪しながら、ディシプリンを失った政治学の現状を考える上で重要な著作だろう。
文明
2024/04/10 20:10

あなたの感想における、「体系性」と「ディシプリン」はどのような関係になっているのですか?

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/24(1765日経過)
記録初日
2019/07/24(1765日経過)
読んだ本
456冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
138403ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
447件(投稿率98.0%)
本棚
0棚
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