こちらが第一作で、続編から読んでしまったのだが、こちらの方が良かった。 優しい話で、短編だけど少しずつどこかで繋がってる。 上手いしホッコリする。 続編が望まれたのも納得できる作品でした。 作家さんに拍手を贈りたい。

正直、私には難しかった。 『能』に造詣のある人ならば、謡、演目に絡めた話を読み解けるのだろうけれど、 多分私はこの本を10％も楽しめてないのではないか？と思う。 話はご一新に取り残された人達の戸惑い、葛藤、生き様が描かれてます。

こちらが第一作で、続編から読んでしまったのだが、こちらの方が良かった。 優しい話で、短編だけど少しずつどこかで繋がってる。 上手いしホッコリする。 続編が望まれたのも納得できる作品でした。 作家さんに拍手を贈りたい。

下巻は非常に良かったです。展開事態も面白かったのだけれど、 小さな疑問、矛盾を感じるところはこの際無視して、中でも 「今の世の中は御法にさえ触れなければ悪行ではないという風潮がありますね。でも、それは心理ではない。人間の堕落によって廃れた【礼】を、補うためにやむなく求められた規範が【法】であるなら、今日でも【礼】は【法】より優位にあらねばならないはずです」の行、 得心がいくとは正にこの事。 素晴らしかったです。