読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

マレオン
読んだ本
12
読んだページ
4113ページ
感想・レビュー
12
ナイス
270ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月のお気に入り登録
2

  • ぶぶ
  • Richard Thornburg

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • ぶぶ
  • Richard Thornburg

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マレオン
不思議と読み返したくなり何度も読んできたが、この本の魅力を表現するのは難しい。ただ一つ思うのは、ラゴスの旅は様々な人生を抽象化させて集約した一つの形なんじゃないかな。長く一緒にいた人やものより、ごく短期間だけ関わったものが自分を動かしたり支えてくれたり。昔の友達に「一生独身で孤独かもだけど、仕方ないかな」と言いつつ、望んで深夜まで仕事に打ち込む人がいたが、あの人の生き方はまさにラゴスと同じだと思う。その他、物語を通じて自他問わず色んな人生を垣間見る気がして。少なくとも自分は、そういう体験が好きなんだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

マレオン

【読書メーターの本のプレゼントに応募しました】誉田哲也『首木の民』 著者サイン入りプルーフを10名様にプレゼント。応募受付は5月9日(木)正午まで。応募はこちらから→ https://bookmeter.com/giftbooks/562?track=share

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
12

マレオン
ご都合主義に依らず根拠を持って冷徹に進む戦略と戦争。SFというより歴史小説という方がしっくりくる、読み応えのある作品だった。物語では月面人類のギャンブラー精神で片付けられているが、ごく一部の人間とコンピュータが勝手に、月面全てを賭けてギャンブルに興じていると見ると、違った見方ができる。またマイクは多分、理想的なAIに近いものだろうが、確かに中途半端に自我を持つと、作中のように冗談のつもりで社会を破壊できてしまうかも。それほどに文明が発展しつつも電話は有線である点など、発展の方向を現実と比べても面白い。
マレオン
2024/05/30 21:40

追記:ボリューミーで読み応えがある一方、読了がかなり大変な作品だった。正直、中盤過ぎるまではしんどい。翻訳が悪い的な意見をネットで見かけたが、このSF歴史小説を、独特の言い回しに合わせて翻訳するのはかなり大変だったのでは。「エンダーのゲーム」も同様だったが、読みづらいのは事実として、面白い作品であることは確か。原文で読めたら違うのかな。

Ab
2024/05/31 17:57

なるほど。翻訳や電話やコンピュータについての感覚の違いについてようやく思い当たったような気がします。ハインラインやアシモフやクラークの主要な作品はだいたい40年~50年くらい前に読んでいる私のような爺には「日本語で読める」こと自体が有難く翻訳の良し悪し自体を判断できる状態になかった。私が子供の頃は世の中にパソコンもワープロも電卓もなく、ビデオもモノクロテレビすらなかった。小さな集落では電気がなくランプ生活のところも。電話は商売をやってるところやお役所くらいで当然ダイヤルで有線。未来予測などできる訳がない。

が「ナイス!」と言っています。
マレオン
全編カラーで、パラパラとめくるだけでも楽しめる。あまり気合を入れずとも楽しめる、こういう本も手元に置いておきたい。気分転換にうってつけ。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
子どもの時から大好きだけど、こういう世界遺産の図鑑みたいな本、やっぱり良いですね。寺院でも城郭でも世界単位で見たら色んなバリエーションがあって、人類の想像力というか、創造性の幅広さを感じる。ペトラやマチュピチュ、アメリカ先住民の住居など、見ていてワクワクするものばかり。久々に海外旅行にも行きたいところ。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
大事だと思ったのは、①書こうと思った時を逃さない=スマホでも何でも書く②通勤など、毎日やるけど何もしてない「隙間時間」を使う③自分の表現で自分の本音を書く④文章の価値を判断するのは読み手、など。書くことに止まらず、「習慣化」に役立ちそうな内容も多数。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
この作品、こんなに面白かったっけな。どこかコミカルな伊賀者たち、特に無門の痛快な働きっぷり。テンポよくさくさく読めた。どの伊賀者も普通にクズだけど、嫌いじゃないかな。織田信雄らの生死や二度に渡る伊賀攻めなど、主要な出来事の結果は史実に従いつつも、史料からは見えないドラマを描き出す。歴史小説を書く小説家、本当にすごいと思う。同じく伊賀侵攻にまつわる作品として、司馬遼太郎の「梟の城」を思い出した。あれと読み比べてみても面白いかも。
マレオン
2024/05/23 22:52

忘れないうちにメモ。「のぼうの城」もこの方の作品だったのね。あれは映画を見たけど面白かった。今度小説でも読んでみたい。

が「ナイス!」と言っています。
マレオン
許すことの難しさと忘れることの効能。確かに、憎しみを認識したうえで相手を抱きしめるよりは、忘れた方がみんなハッピーだろう。それでもウィスタンのように、強い意志でもって忘れることのできない人間もいるだろうけど。平和ってどうしたら手に入るんだろう。
マレオン
2024/05/21 21:54

数年前に読んだ時に気づかなかった点のメモ。タイトルの「巨人」=人々が共通して抱いている記憶みたいなもの?ニュートンだっけ、先人の事績の上に研究を重ねることを、「巨人の肩に乗る」と表現したときの「巨人」と同じような。あとアクセルたちが最後に渡る島、そこで多くの夫婦が離れ離れになるのは、そこにも龍が棲んでるんじゃないかな。離れ離れにならない夫婦やウィスタンを考えるに、竜の吐息による忘却から逃れるには強靭な意思が必要として、それがないから島に渡ると同時に知らずに吐息を浴び、忘れたことを忘れる。

が「ナイス!」と言っています。
マレオン
生成AIの仕組みや影響、付き合い方について、第一線の研究者が述べた本。文章もイラストも、ちょっとしたゲームでも、指示するだけで一瞬で作り上げる最近のAIに脅威を感じていた。でもこの本を読めば、確かにこの技術は一般素人のレベルを大幅に引き上げ、プロの創作をスピードアップさせるイノベーションなのだと感じた。今現在は過渡期でありながら、その進歩は加速度的で、行き着く未来は誰にも予想できない。そんな現状については、恐怖にも近い不安を感じるが。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
不思議と読み返したくなり何度も読んできたが、この本の魅力を表現するのは難しい。ただ一つ思うのは、ラゴスの旅は様々な人生を抽象化させて集約した一つの形なんじゃないかな。長く一緒にいた人やものより、ごく短期間だけ関わったものが自分を動かしたり支えてくれたり。昔の友達に「一生独身で孤独かもだけど、仕方ないかな」と言いつつ、望んで深夜まで仕事に打ち込む人がいたが、あの人の生き方はまさにラゴスと同じだと思う。その他、物語を通じて自他問わず色んな人生を垣間見る気がして。少なくとも自分は、そういう体験が好きなんだろう。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
久々に胸糞悪い人物が出てくる作品を読んでしまった。感情移入するタイプなので、極力避けていたけれど。ボリュームがあるし、途中まで手に取ったことを後悔していたが、結局最後まで読んでしまった。それはひとえに、千葉さんの天然っぷりのおかげだろう。たぶん何千年も人間と関わっているくせに、ずっとズレてるやりとりのおかげで、シリアスになりすぎず読み進めることができた。「死神の精度」と言い、このシリーズ好きだな。あと終わり方も爽やかで助かった。この人こんな胸糞悪い作品も書くんだ、と驚いていたが、良い形で裏切ってもらえた。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
複数の人物の視点を通して物語が進む様を読むことが面白かった。登場人物それぞれが事情や個性を持っており、それを抱えて現職警官の不祥事に向き合っていく様子が面白いと思ったが、正直な感想として個人的には、人物の数を減らしてでも一人一人を深く掘り下げていく作品の方が好みだとは思った。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
取り急ぎ記録。物語は会話調で進みテンポが良く、さくさく読み進めることができた。近親相姦や古い名家に代々引き継がれてきた言い伝え等は必ずしも新しい要素ではないように思ったが、間取り図というアイテムを軸にしている点で、斬新で新鮮な作品という印象を受けた。
が「ナイス!」と言っています。
マレオン
取り急ぎ記録。中越地震に始まり、一見関係なさそうに見える登場人物と物語が、一つの点にまとまっていく様が面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/13(1758日経過)
記録初日
2019/08/13(1758日経過)
読んだ本
100冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
28665ページ(1日平均16ページ)
感想・レビュー
93件(投稿率93.0%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

雑多に読みます。
気の向いた時に気の向くままに読む、それが読書の素晴らしさ。
興味に身を任せて、あれこれちょっとずつ読みます。

2024年、月1冊読書継続中→半月1冊目標:
1月:何でも見てやろう 他多数
2月:村上朝日堂はいかにして鍛えられたか 他
3月:バッタを倒しにアフリカへ 他
4月:スマホ脳、深夜特急1
5月:旅のラゴス、忘れられた巨人 他多数

★★☆☆好きなジャンル☆☆★★
・SF
・ミステリ
・自然科学

★★☆☆特に好きな本☆☆★★
・あなたの人生の物語/テッド・チャン
・忘れられた巨人/カズオ・イシグロ
・夏への扉/A・ハインライン
・容疑者Xの献身/東野圭吾
・星を継ぐ者/J・P・ホーガン
・傲慢と善良/辻村深月

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう