ネタバレ細かく練られた謎解きプロットと必要以上に細かく説明される著者のお屋敷。屋敷の設計段階からのやり取りまでページを割いて事細かく再現。でもその全てが謎解きのピース。屋敷に集められたのが推理作家達という事もあり、面白さが倍増。最後の最後まで気が抜けない。すごく考え込まれた一冊だ。一流作家さんの苦悩も垣間みえた。

ネタバレ戦争の現実、戦後の現実。フランスという洗練された国にも例外なくその時代はあった。戦争で一度死んだ男、顔を失い生を失くした男。二人の繋がりは作中に表現されているように、まるで夫婦のようだった。小心者のアルベールが窮地に立たされる度にこちらも泣きそうになる。彼の優しさ、そして道徳心からだんだんやつれていく様は読んでいてすごく辛かった。エドゥアールの狂気、メルランの誠実さ、そして父の後始末。いずれも胸に詰まるものがあった。

ネタバレ一番怖いのはこの本の表紙。目が合ってしまう(・・;)常に伏せてたが。未知の生物『粘菌』については初めて知った。ペットとして飼う人もいるとか(--;)『人喰いアメーバの恐怖』に人間の怨念が加わったようなホラー。あちこち散らばった話が最後に一気に繋がる辺りは読書の一番の醍醐味かな。自分の人生を呪ったまま逝ってしまった松岡さんがかわいそう。

ネタバレ超能力少年。スーパーヒーローのようなイメージを抱くが、現実的に考えるとそうはいかない。人の心を見ることの辛さ。能力を知られた後の顛末は想像がつく。一頁目から宮部ワールドにがっつりと引きずり込まれてしまった。純粋な目をした不思議な少年、謎の手紙、サエコ、あれこれ気になる気になる(笑)高坂さんの恋愛事情がすごくほんわかとしてて好感を持てた。過去に受けたひどい仕打ちにも、事実を受け止めさらりと生きている姿はカッコいい。

ネタバレ細かく練られた謎解きプロットと必要以上に細かく説明される著者のお屋敷。屋敷の設計段階からのやり取りまでページを割いて事細かく再現。でもその全てが謎解きのピース。屋敷に集められたのが推理作家達という事もあり、面白さが倍増。最後の最後まで気が抜けない。すごく考え込まれた一冊だ。一流作家さんの苦悩も垣間みえた。

ネタバレ人間の本質は記憶。体験した事だけにとどまらず、学んだ事聞いた事からも、脳内で映像化してしまう。その情報量は半端ないだろう。そんな脳内に入り込み、RPG並みの死闘を繰り広げて患者の心を治療するヴァーチャル記憶療法士。その発想には驚かされた。脳内冒険譚は面白かったし、なんといっても今まで考えた事もなかった世界。想像を膨らませワクワクしっぱなし。自分の脳内にはどんな世界が広がっってるのか見てみたい(笑)