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2024年4月の読書メーターまとめ

佐島楓
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感想・レビュー
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1754ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

佐島楓
ネタバレいま叫ばれているいわゆる2024年問題を知りたくて読んだ。概要は理解できたと思う。残業分で稼ぐという賃金体系の改革をしないと問題は改善しないのではないか。政府もそこに手を入れずに規制だけかけても従業員が苦しむだけだろう。最新技術も紹介されていたけれど設備投資が可能な大手はいいが、中小の業者はそう簡単な話ではないはず。わりと楽観的な内容だったという印象。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

佐島楓

3月は股関節の手術を終えた母が退院し、しばらくケアに努めていました。入院時に心の支えとなってくれたのは病院の最寄り駅にある書店と本、そして読書メーターの皆様です。感謝申し上げます。2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:28冊 読んだページ数:8254ページ ナイス数:1860ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/105222/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
23

佐島楓
ネタバレ「弁当探偵」をする必然性が見えてこないのと、ひとつ間違えばこれは相手を傷つけるだけの結果に終わるのでは……? という内容が多くて疑問符がついた。他人のお弁当を手掛かりにあれこれ考えるのはあんまり……。お弁当の中身からそのひとが見えてくるというコンセプトには納得しますが。
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佐島楓
ネタバレ安部公房はわたしにとって鬼門という印象しか受けられなかった。なんだろう、感覚が違うのかな。ことごとくが食い違っていて合わない。もうこういうのは相性だろうから、無理して突撃しないほうがいいんじゃないかとまで思った。それともチョイスを間違えたか。なかにはおもしろく感じるものもありそうだけれども。新潮文庫で復刊しているので、気が向いたら。
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佐島楓
ネタバレ体調とメンタル面の不調に悩まされて、自分の書きたいものがわからなくなってしまい、更新できずにいたnote。本書を読むと、そんな肩肘張らずとも、自分の好きなように使えばいいんだよと語りかけられているようで、少し前向きになれた。数字至上主義はやめて、わたしの好きなときに好きなものを書ければいいかな。時間はかかるかもしれないけれど、前より好きなことは増えているのだから。
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佐島楓
ネタバレ物語の長さに息切れした。前作を読了していることは必須であるが、やはりピップに向けられた目は厳しかった。傷だらけになりながら自分の正義感を貫くなんて、少なくともわたしにはできない。成人相当年齢とはいっても、まだ18歳やそこらの女の子なのだ。できることとできないこと、やっていいことと悪いことがある。そのぎりぎりの境界線を許容できるか、読者は試される。それが魅力でもあるのだが。続編も読みたくはあるが、ここまで揺さぶられると怖気づいてしまう。ちょっと間を置こう。
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佐島楓
ネタバレラジオ英会話、視聴は三年目になるのかな。新年度だからか、ぐっと易しくなった印象。発音の練習も丁寧になって、頭に入るけれど、物足りない。いまのところは。基礎が大事なのはよくわかるので、続けていこうと思う。
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佐島楓
ネタバレ他人に傷つけられたと感じることもあるが、自分が良かれと思って言ったひとことが、相手を深く傷つけてしまうこともある。心の傷は目に見えないだけに、むずかしい。学生時代の無口な友人も、こんな気持ちだったから喋ることを避けていたのかもしれないとふと思い出す。基本的にわたしはどんなひとでも幸せに生きてほしいと願っているタイプだけど、伝わっているかな。自分に伝えるだけの余裕はあるかな。
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佐島楓
ネタバレ展開が優等生風だったため、天邪鬼なことを喫茶ドードーの店主である「そろり」さんに言ってみたくなったが、途中で好みの変化球があって「そうこなくっちゃ!」と笑ってしまった。わたしが通っている美容室の美容師さんにもこんなふうに思っていただけているといいな。
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佐島楓
ネタバレ小説というか、このシリーズそのものが森さんの壮大な思考実験の場みたいだ。読み始めの頃にはすごく遠くに感じていたSF設定が、最近はとても身近に迫ってきているように思う。わたしは人類の未来については悲観的で、そこまでしても生き残れないだろうになぁと思いながら読んでいるから、ときどき森さんの価値観とはぶつかってしまう。それでも読み続けているのは何なんだろう。何パーセントかは義務感かも。
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佐島楓
ネタバレドラマ化されていたのは知っていたが、津村さんの作品なので手に取った。刑務所から脱走した犯人が近くに潜伏していると聞き、警戒のため団結を求められるありふれた住宅地の住人たち。彼らが帰属する家庭は、それぞれ問題を抱えている。その「問題」の描き方が、もう一歩で犯罪すれすれのものだったり、個人的なものだと切って捨てられそうなものだったりとさまざまであり、危うさをはらみながら物語はすすむ。どういう着地を見せるのか、家庭はどこまで個別性を重視されるべきなのか。ほかの作品でも時折みられる、少年少女の聡い視点がいい。
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佐島楓
ネタバレなんとなく気になっていて、文庫化を機に読んでみた。著者の現職が放送作家ということで、見せ場をよくわかって書いていらっしゃるなあという感じ。認知症の特性をよく勉強なさっていて、病識がない患者さんはおそらく少ないのではないか、病気が進行する過程で偏見や自分の変化に苦しむかたも多いのだろうななどと考えてしまって、この問題についても考え続けていこうと思った。ミステリとしては強引だが、この背景にある設定が細かいことを帳消しにしていて、ちょっとずるいかな。最後ちょっと泣いた。いいなおじいちゃんが存命で。
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佐島楓
ネタバレ乱歩賞受賞作。過去に回想が飛んだりするので、ときどき混乱したし、途中まで本筋の事件解決の道が見えず苦しくなるが、そこを抜ければ一気に話が進む。博士号を持つノンキャリという特異な経歴を持つ主人公の沢村がかなり冷遇されながらもめげずに犯人を追っていく様、その過程で語られる彼女の苦悩、上司の意外な秘密など、筆自体は非常に安定していた。著者はいかなるポジションのかたなのか個人的な興味がわいた。第二作も発表されているようなので読んでみたい。
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佐島楓
ネタバレ語り手が桜の老木で、主人公である「キャフェ チェリー・ブラッサム」の若主人、緋桜を古くから見守ってきた存在だという設定がいい。時間を超越した存在であるから考えられること、永遠ではないいのちはいかんともしがたいということ。そして傍らのキャフェのお客さんや緋桜にしか味わえぬ人生のあれこれ。ふたつの時間が混ざり合い、溶け合う。久しぶりに標野さんの作品を読ませていただいたが、短期間でのレベルアップぶりがすごい。今後も楽しみな作家さんが増えた。
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佐島楓
ネタバレ藤岡さんの新作ということで期待して読んだが、よくも悪くもふつうの小説になってしまっており、よく読むと主人公にモデルがいらっしゃるとのこと。かえってそこに注意するあまり、作品が引っ張られてしまったのかな。京都についても、人の意地悪さと商売することのむずかしさは伝わってきたが、あんまり長所が描写されておらず、その点が残念だった。すごく好きな作家さんであることは変わりないので、これからも新しい挑戦は続けていただきたい。
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佐島楓
ネタバレ桐野さんの作品を読むときにはある種の覚悟が必要だ。本作でも登場人物は勝手気ままに動き回る。代理母としてお金を稼ぐことにしたリキとそれを依頼する夫婦、周囲のひとたちが描写されるが、みんな極端で誰ひとりとして感情移入できなかった。特にリキの無計画で自己中心的な行動には呆れる。ただ女性として生きること、女性なら母体になれるとみなされること、性的対象として見られることの意味など、つねづね考えていたことが小説として昇華されていると感じられたので、読んでよかった。
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佐島楓
ネタバレ勉強してみたくて読んでみた。新NISAの特徴やメリットデメリット、投資先の取捨選択が大事なことがよくわかった。なんとなくテーマ型投資信託が有利なように思っていたのだが、著者は懐疑的であるようだ。トレンドに振り回されるより、手堅いほうがいいということか。銀行などにお任せのイメージもあったけれど、それも危険なのか。けっこう理解しておかないといけないポイントが多い。やりがいはありそうなので、複数のメディアからの情報収集は続けておこうと思う。
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佐島楓
ネタバレ朝井さんの作品から初めて学んだ女性の存在はたくさんある。本作の主人公である山下りんもそのひとり。持前の行動力で絵師を目指し、西洋画からイコン画家へと歩みを進める。その過程がロシア留学という当時の日本人がほとんど経験したことのないものだったり、帰国後の活躍もわたしにとっては未知であったりと大変驚きながら読んだ。女性、そして日本人であることのハンデが苦悩とともに描かれ、彼女と思いをともにする体験は、小説ならではのもの。りんや美術的な時代背景についてもっと詳しく知りたくなった。
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佐島楓
ネタバレ鉄オタの先生三人の、ゆるい鉄道旅集。ゆるいといっても原先生の熱量はなかなかのもの。わたしは乗り鉄でも撮り鉄でも何でもないのだが、この対談集は肩の力を抜いて楽しむことができた。知らない駅に電車で行くことは好きなので、まだ見ぬ街にあちこち途中下車してみたくなった。立ち食いそばはなんでだか大昔食べたことがあったな。そばつゆの匂いが一帯に充満していたのを思い出した。
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佐島楓
ネタバレ交換日記という柔らかいながらもちょっとひりひりするテーマを持ってきたことはなかなか新鮮かもしれない。互いに信頼関係がないと、肉筆で継続したやり取りをするのは難しい。小説でできること、ミステリでできることを考え抜いて書かれた作品といえる。それぞれの章に忍ばされた仕掛けを内包する大きな仕掛けとは? 心を休ませてくれる優しいミステリ。
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佐島楓
ネタバレ作中でも言及されている、ご夫婦おふたりが出演なさっていた番組をリアルタイムで拝見していたことを憶えている。お二人ともお若く、都会的で、とてもお美しかった。幼いわたしは、作家がふたり住む意味も知らず、ただ素敵だなと思った。あれから何十年か経ち、旅立たれた藤田さん。おふたりの間に流れた時間、交わされたことば、流された涙、つらいばかりではないのだろうけれど、時間とは何なのだろうと思ってしまう。どれだけ文章を連ねても、書き表せないことのほうが多い。何度か泣きそうになり、そのたびに本を置いた。美しい詩のような一冊。
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佐島楓
ネタバレ本はもはやそれ単体ではなく、付加価値や相乗効果を狙った戦略で売らないと売れないといういささか寂しい時代になってしまった。無料で楽しめる娯楽があふれかえるからこそなのだろうけれど、やっぱり自分が若い時に感じたときめきをいまの若人にも体感していただきたいので、紹介されていたなかでは嘉登先生の活動に賛同します。義務や課題ではなく、読書をおもしろがってしまえばいいのだよ。
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佐島楓
ネタバレ若手の作家さんが多く、題材がネット関連であるということで手に取ったり取らなかったりするかたが分かれそうなアンソロジー。読み通したがなんだか窮屈な世界になっちまったな、というのが正直な感想。学生時代にネット環境があまり盛んじゃなくてよかったと思った。新しい作家さんの才能には期待したいので、これはと思ったお名前は憶えておきます。
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佐島楓
ネタバレいま叫ばれているいわゆる2024年問題を知りたくて読んだ。概要は理解できたと思う。残業分で稼ぐという賃金体系の改革をしないと問題は改善しないのではないか。政府もそこに手を入れずに規制だけかけても従業員が苦しむだけだろう。最新技術も紹介されていたけれど設備投資が可能な大手はいいが、中小の業者はそう簡単な話ではないはず。わりと楽観的な内容だったという印象。
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佐島楓
ネタバレ『私の東京地図』をだいぶ以前に読み、丁寧な文体が好きだと思った。今回は短篇集。著者の人生を映した作品ばかりである。戦争と貧困は人間を破壊してしまうのだなと、鋭利な刃物で胸を刺されるような気持ちで読んだ。どの作品も人間洞察と理知的な筆致が素晴らしい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/23(4758日経過)
記録初日
2011/04/24(4757日経過)
読んだ本
9167冊(1日平均1.93冊)
読んだページ
2538916ページ(1日平均533ページ)
感想・レビュー
9158件(投稿率99.9%)
本棚
176棚
性別
血液型
B型
職業
クリエイター系
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bunchosan
自己紹介

小説を書いておりました。いまはいろいろと模索中。
好きな本は日本近現代文学、国内ミステリ、本に関する本、食文化についての本、(食べ物系の)ライトノベル、
歴史、哲学、医学、心理学、生物学、社会学などジャンル問わず読みます。
最近はケアという領域とコミュニティーという概念に興味あり。
みなさんの投稿が大きな助けになっています。
一応図書館司書資格持ち。個人的にはとても役立っています。

本のほかは、アニメ、ゲーム(RPG、ビジュアルノベル)フィギュアなどの立体物、映画、
スキンケア、ヘアケア、服を見ることが好き。
文房具好きは大昔から。万年筆インクとノートを集めています。
マイブームはゲームセンターCX。DVD収集中。
きちっとゲームをクリアしたい。途中で止まってしまうことが多い……。

佐島楓名義でnoteはじめました。
https://note.com/bunchosan
更新が止まっていますが、充電中。

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最後までお読みくださってどうもありがとうございました。

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