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2024年4月の読書メーターまとめ

中村です
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感想・レビュー
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ナイス
3148ナイス

2024年4月に読んだ本
18

2024年4月のお気に入り登録
9

  • Kano Ts
  • にな
  • remon
  • annzuhime
  • いのうえかずね
  • ゆうママ
  • yomineko@猫と共に生きる
  • はくもくれん
  • 凜

2024年4月のお気に入られ登録
8

  • にな
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

中村です
ネタバレ『十二月の都大路上下ル』と表題の2作ある。『十二月の』は女子駅伝の話。女子駅伝の作品は初読みで、新鮮だった。『八月の』は京都御所のグラウンドで早朝から野球の試合をする羽目になった京大生の話。「京大生✕不思議な伝統」とくれば『鴨川ホルモー』を思い出すが、『ホルモー』よりずっと大人しく「え、これで直木賞!?」と思った。万城目学は、もっとぶっ飛んでいて、もっと面白く、もっと読み応えたっぷりの作品を書いてきたのに…。結局、「戦争」とか「反戦」などのシリアスな問題を織り込まないと直木賞には届かないのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

中村です

芳年の図版のカバーを外した表題のモヤモヤが煙みたいなのでホームズ栞とコラボさせて飾ってます

芳年の図版のカバーを外した表題のモヤモヤが煙みたいなのでホームズ栞とコラボさせて飾ってます
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
18

中村です
面白かった!2度目なのにけっこう忘れていて「イチイの毒が出てくる話はこれだったか!」と。幼いときにイチイの実をよく食べていた。地元ではオンコの実と言っていた。甘くて美味しい!種には毒があるからぜったい飲み込んではダメと言われて半信半疑だっけど、クリスティが小説で使うほどだから、やっぱり種は飲み込まなくて良かった。殺人事件の舞台になる大金持ちのフォーテスキュー家の長男の名前がパーシヴァル、次男ランスロット、娘がエレイン。名前を付けた母親、『アーサー王物語』が本当に好きだったのね。
中村です
2024/04/26 07:59

【⚠ネタバレします!】ポプラ並木さん、今回は犯人が小間使いのグラディスを騙してフォーテスキュー家に送り込んでいたことがミソでしたね。毒殺役に仕立て上げて上げられて、用が済んだら殺されて、ミス・マープルでなくてもグラディスがかわいそうで、犯人に怒り心頭です。過去イチ犯人がクズで😡、殺された小間使いが憐れでした😭。

ポプラ並木
2024/04/26 19:08

中村さん、さらに洗濯ばさみでしたからね。。。過去一番くず男!確かに奴を超えるのはなかなかいないかもね。。。サイコパス気質なんだろうと思いました。

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中村です
ネタバレ障害者が主人公なのに「福祉」という2文字を一瞬たりとも思い浮かべなかった。作者自身が重度障害者だと知っていたのにかかわらず、だ。障害者の人権問題や健常者への痛烈な皮肉が文学として読めることも素晴らしいが、日に何度も痰を吸い取らないと息ができず、話すときはカニューレという喉の空気穴を押さえないといけない人工呼吸器を付けた主人公が、外見からは想像もできなほど生きることに力強く前向きなことにじんわり感動してしまった。コメントへ続きます→
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中村です
あれ?持っているのとは表紙が違うんですが、これで間違いないようです。欲しくて欲しくて置いてあった美容院さんに「要らなくなったら譲ってください」とお願いし、先日頂いてきました。「超異世代対談 芦田愛菜&五木寛之」が面白いです。御年91歳の五木寛之さんと19歳の愛菜さん。まず、珍しいお二人のツーショットに目を奪われます。本好きなお二人は年齢差を超えて楽しそうです。この対談は永久保存版でしょ!!と思ったので我儘を言って譲ってもらったのでした。
Millet.K
2024/04/15 08:58

https://bookmeter.com/books/21676999 プレミアムライト版とのことですね。

中村です
2024/04/15 09:25

Milet.kさん、ありがとうございます。そうそう、これです!プレミアムライト版?この表紙のやつよりプレミアムでライトなんですかね?😆。登録し直したい気持ちもありますが、登録し直すと皆さんのコメントも消えちゃうし、雑誌だし、そこまでこだわる必要もないので、このままにしておきます😊🎶。

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中村です
本家『君たちはどう生きるか』のオマージュ。「魂の殺人」と「集団の圧力」についてどうすれば子どもたちに伝わるか試行錯誤したんだろうと思います。「魂の殺人」の具体的なエピソードはインジャの身に起こったことをコペル君の書いたノート形式で報告していました。とてもショッキングな内容でした。「集団の圧力」に屈したユージンとコペル君のエピソードも痛々しかった。人は群れずには生きていけないことのリスクと素晴らしさの両方を伝えたかったのでしょう。小説としては残念ながら面白くなかったです。
がらくたどん
2024/04/14 16:25

私は岩波現代文庫で読みました♪子ども達の痛々しいエピソードとその乗り越え方は<「魂の殺人」と「集団の圧力」についてどうすれば子どもたちに伝わるか試行錯誤した>作者の誠実さと私も思います。インジャの件の誘因となった図書についてはその本のモデル(旧理論社です)が図書提供の可否に及ぶ批判運動の対象になった事もあり覚えています。民事再生直後の本作、梨木さんなりの勇敢な主張方法と思いつつ私の中では今でも若干の勇み足を感じる作品です。 https://bookmeter.com/reviews/108243937

中村です
2024/04/14 18:18

がらくたどんさん、コメントありがとうございます。がらくたどんさんが吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』のレビューで本書についてふれていらしたので興味を持って借りてみたのです。がらくたどんさんのレビューが見当たらないと思っていましたが、岩波現代文庫で読まれたのですね。岩波現代文庫に入ったのは驚きました。本家の『君たちは』が岩波文庫にあるからでしょうか?そして「インジャの件の誘因となった図書についてはその本のモデル」が存在してたことにびっくりです😱。情報ありがとうございます。

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中村です
ネタバレ〈親ガチャ〉という言葉があるが、この短編集を読んでいるうちに〈時代ガチャ〉という言葉が自然と浮かんできた。1934-1943年、日本の社会は乏しく、小学校を出てすぐ実社会で働く子どもも多かった。戦時下の市井の人々のリアルは読んでいると苦しくて喉に込み上げ詰まるものがある。中でも圧巻は中山義秀の『厚物咲』。息を止めて夢中で読んで、読み終えたとき思わず「おお…」と声を上げた。この感動を伝える語彙力がないので解説の言葉を写す「鬼気迫る逸品」「読者を慄然とさせる」「文章の峻厳、主人公の悲愴で群を抜いている」
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中村です
ネタバレ2017年発行。神戸開港150年を記念して出版されたのでしょう。コーヒーというピンポイントな視点から掘り下げても歴史として語れるのはさすがコーヒーの街・神戸。大正時代、三宮神社の境内にコーヒーを提供する露店が5、6軒もあったことに驚きました。喫茶店が登場してからは、「日本の喫茶店の歴史」という題名に変えてもいいほど喫茶店の紹介が続きました。神戸にはユニークな喫茶店がたくさんあったようです。1995年の震災で無くなったお店も多く残念。今も続いている老舗の喫茶店もあることを知ったのでぜひ行ってみたいです。
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中村です
ネタバレ「岩波文庫のコペル君はメガネをかけてない」と教えて頂いたので早速拝見。文字が小さい!参考資料の写真や図がある!吉野源三郎本人の文も載ってる!などなどプチ興奮。丸山真男の解説も頑張って読んでみました。『君たちは…』をはじめて読んだとき丸山氏は社会人でしたが「おじさん」ではなくコペル君と同化したそうです。「精神的未成熟」などという言葉まで出してます。なんとも自分に厳しい丸山氏。「そもそも「おじさん」レベルの人なんて稀でしょう」と思いながら読んでいましたが、丸山氏からみると自分は大人として甘いのでしょうね。
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中村です
ネタバレ『フランドン農学校の豚 (宮沢賢治の絵本シリーズ)』の感想をあげたときお気に入りさんが本書を薦めてくれました。食べられる運命を受け入れているうしくん。最後にお母さんに会いに行きますが、もうじき食べられる自分はお母さんを悲しませるだろうと考え、声もかけずに立ち去ります。ところがお母さんはうしくんの気配に気がつき、うしくんの乗っている電車をモーダッシュで追いかけるのでした。ショッキングな内容ですが。「せめて ぼくをたべた人が自分のいのちを大切にしてくれたら いいな」の最後のメッセージと柔らかい絵に救われます。
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中村です
ネタバレ絵本というよりアニメみたいと感じていたら実際にNHKで2008年にアニメをやっていたようで、そこで放送した多くの作品の中から『災難』絵・外山光男/『海』絵・田辺富士男/『博士とロボット』絵・パンタグラフの3つを選んでNHKの制作チームが1つの絵本にしたのでした。星新一はかなり読んでいる思っていたのですが記憶がない作品が2つもあり、お陰で様で楽しみました。なかでも「あれは本当にタコだったのか…」で終わる『海』がお気に入りです。
が「ナイス!」と言っています。
中村です
ネタバレ「民俗学」とあり興味が湧いて読んでみました。ラノベ風で軽いし、ミステリーとしても想像を超えるほどではなかったけれど、キャラ設定とウンチクの土台がしっかりしているので読ませます。高槻先生の民俗学の授業が普通に面白いです。三遊亭圓朝の幽霊画コレクションを全生庵に見に行く場面があります。140pに月岡芳年の名前が出てきて嬉しかったです。月岡芳年の全生庵所蔵の幽霊画を画集でたまたま見たばかり。主人公たちと同じモノを見てる気分になり臨場感たっぷりに楽しめました。全生庵も谷中霊園も知らなかったので勉強になりました。
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中村です
浮世絵というと葛飾北斎のあの富士山と大波の絵しか知らなかったので衝撃だった。芳年とは何者なのか本書の解説を読み、芳年は「よしとし」と読むことを知る。師匠は歌川国芳だとか。なるほど師匠から〈芳〉の字をもらったのか。ネットでは動画も含め芳年作品を色々見れた。なんですかこのカッコよさは!?アニメですか!?鬼滅ですか?!「令和のアニメを錦絵風にした」と言われたら素直にそう思ってしまうぐらい今風。とにかくカッコいい。芳年、全然すごい人だった。沼にハマりそう。浸かった片足をえいやっと引き上げなんとか戻って来ました。
がらくたどん
2024/04/10 10:07

芳年、かっこいいですよね♪「血みどろ絵」が評判(?)かもですが「月百姿」とか萌えます(*^^*)私はもっぱらNDLデジタルでの鑑賞ばかりでしたので画集が羨ましい。図書館探してみます♪ご紹介ありがとうございました(*^。^*)

中村です
2024/04/10 12:30

がらくたどんさん、コメントありがとうございます😊。家に長いことあったのですが自分の本ではなかったのでちゃんと見たことがなく今回お気に入りさんのレビューをきっかけに開いてみました。印刷技術が進んで原画に近い色で見れるのは良いですよねが。画面いっぱいにオススメです😀。

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中村です
ネタバレ私は学校をサボって不思議な庭を木戸から覗いていたところを小母さんに見つかる。小母さんは話し出す。旧藩時代、薬として生肝を取るため巳の年月が揃った若い女が殺された。その女の腹を刺くとき使った「まな板」がこの木戸に立てかけてある雨戸だという。そんな不気味な話をする小母さんも一度死んで生き返った不思議な人物。殺された女も、生き返った女も、洪水の後の水死体の女も「高島田」。そして無数のヘビ!なんて不気味な想像を掻き立てる物語だろう。難しくて何度も読んだ。完璧には理解できなかったが泉鏡花ワールドは堪能できたと思う。
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中村です
気分転換にちょうどいい本。各都道府県の様々な情報は読み応えがあり。特に県名の由来が面白く読みふけってしまった。真面目な情報後にいきなり飛び込んでくる不思議なイラスト。「持つとしたら、こう」。昔ネタ番組で見たことがあり知ってるはずだったが声をあげて笑ってしまった。2021年刊行。その更に10年前、これの親本が刊行されていたらしい。【新書化にあたって】の著者のコメントも「8割まじめ」で「2割ふざけ」ていた。
中村です
2024/04/09 23:45

あと、岩手県の扱いがなかなか衝撃的でした。岩手県にお住まいなら本書で気分を害するかもしれませんので、覚悟して覗いて下さい。

ポプラ並木
2024/04/10 08:56

中村さん、アハハ!いじられるのですね。。。岩手県民は怒りそうかな?

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中村です
なんてことをしてくれたんだ!脚色がひどい。原作にはないセリフや演出ありすぎる。原作の良さが殺されている。マンガにするべきではなかった。
棕櫚木庵
2024/04/06 14:48

原作の感動が大きいほど,それを元にした二次制作物への評価が厳しくなるのは止むを得ないと思います.映画で,監督・脚本家が原作への「挑戦」とか「恐れ」などと言うのを目にすることがあります.そういう厳しさを知っての言葉だろうと思います.

中村です
2024/04/06 15:56

棕櫚木庵さん、ありがとうございます。《小説→ドラマ・映画》はたくさん見てきましたが、《小説→漫画》のパターンは今回はじめて読んだので心構えが出来てなかったのでした。2次創作は寛容な気持ちで受けとめなくてはなりませんね。

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中村です
ネタバレ素直に感動し何度も泣きそうになりました。この本が盧溝橋事件と同じ年に発行されたとは驚きです。戦後、吉野源三郎は岩波少年文庫の創設に尽力しましたが、この作品自体が岩波少年文庫のラインナップに入っていてもおかしくないほどの普遍性を持っていると思います。哲学的に難しいことも語られてますが、「コペル君の体験談」と答えとしての「叔父さんのNOTE」という交互構成で飽きさせません。なにより中学生コペル君を主人公した地の物語が面白く、何度も言いますが戦前に書かれたとは驚きです。子どもを主人公にした戦前の作品の傑作です。
が「ナイス!」と言っています。
中村です
ネタバレ『十二月の都大路上下ル』と表題の2作ある。『十二月の』は女子駅伝の話。女子駅伝の作品は初読みで、新鮮だった。『八月の』は京都御所のグラウンドで早朝から野球の試合をする羽目になった京大生の話。「京大生✕不思議な伝統」とくれば『鴨川ホルモー』を思い出すが、『ホルモー』よりずっと大人しく「え、これで直木賞!?」と思った。万城目学は、もっとぶっ飛んでいて、もっと面白く、もっと読み応えたっぷりの作品を書いてきたのに…。結局、「戦争」とか「反戦」などのシリアスな問題を織り込まないと直木賞には届かないのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
中村です
ネタバレ再読。彗星とクラゲが出会います。何百年に1度しか会えない彗星。クラゲは次に会ったときに彗星に伝えたい「ことば」を子どもに託して亡くなりました。やがて時が経ち、姿を変えた仲間にも「ことば」は伝えられていきますが、伝える相手がわからなくなって、今ではいろんな人間が、いろんな相手に向かってその「ことば」を言うようになりました。人間が何かを「大好き」になるのは、はるか太古の昔クラゲの時代から脈々と受け継がれきた根源的なものだということでしょう。ロマンチックで壮大なメッセージが込められた絵本でした。
が「ナイス!」と言っています。
中村です
ネタバレ短編が5つ。今回は動物でなくて人間のティーンエイジャーが主人公。「人間の負の感情」が引き起こすホラー。他人の内面を知るというのはある意味ホラーなのは間違いない。他人を知ることは自分を知ること。自分自身の内に潜んでいるものにも気が付いた子どもたちは成長する。児童文学として綺麗にまとめられているのはさすがだったが肝心の子どもの言動が残念。NHKのEテレ高校生講座の茶番より臭い。いかにも大人が考えたことを言わされている感じがして読んでいられなかった。安東みきえさんは動物を主人公にした寓話的作品の方が良いですね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/10/13(1672日経過)
記録初日
2019/09/04(1711日経過)
読んだ本
1197冊(1日平均0.70冊)
読んだページ
280389ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
1197件(投稿率100.0%)
本棚
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自己紹介

ナイスありがとうございます
はじめましての人にナイスの大量投下します
びっくりさせてすみません

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