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2024年4月の読書メーターまとめ

いも茶
読んだ本
1
読んだページ
382ページ
感想・レビュー
1
ナイス
27ナイス

2024年4月に読んだ本
1

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いも茶
①柳田國男が戦前〜戦後にかけて行った対談の様子を収めた一冊。結果として、柳田國男という人物の底の知れなさを改めて痛感する読書体験となった。というのも、本書で取り上げられている対談はそれぞれ扱うテーマが異なり、対談相手にも錚々たる顔ぶれが並んでいるのだが、にも関わらず、どんな話題に対しても柳田は平気で付いていくのである。当時の日本の知識人界隈においては、柳田が単なる民俗学の大家以上の存在感を放っていたことが窺える。また、当然と言えば当然なのであるが、時折垣間見える本職(?)の知識量も圧巻で、
いも茶
2024/04/07 20:46

② ある対談の中で対談相手の一人が「日本人が正座をするようになったのはいつからなのだろう」という疑問を呈すると、即座に柳田が「それは〜」と答え始めたときなどは、思わず笑ってしまった。民俗学者といえば折口信夫や南方熊楠などの博覧強記のエピソードが有名だが、柳田も多分に漏れずまた、怪物的な知識量を有していたことは想像に難くない。どの対談にも見どころがある本書だが、とりわけ折口との対談は、妙な緊張感が漂っていて読み応えがある。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
1

いも茶
①柳田國男が戦前〜戦後にかけて行った対談の様子を収めた一冊。結果として、柳田國男という人物の底の知れなさを改めて痛感する読書体験となった。というのも、本書で取り上げられている対談はそれぞれ扱うテーマが異なり、対談相手にも錚々たる顔ぶれが並んでいるのだが、にも関わらず、どんな話題に対しても柳田は平気で付いていくのである。当時の日本の知識人界隈においては、柳田が単なる民俗学の大家以上の存在感を放っていたことが窺える。また、当然と言えば当然なのであるが、時折垣間見える本職(?)の知識量も圧巻で、
いも茶
2024/04/07 20:46

② ある対談の中で対談相手の一人が「日本人が正座をするようになったのはいつからなのだろう」という疑問を呈すると、即座に柳田が「それは〜」と答え始めたときなどは、思わず笑ってしまった。民俗学者といえば折口信夫や南方熊楠などの博覧強記のエピソードが有名だが、柳田も多分に漏れずまた、怪物的な知識量を有していたことは想像に難くない。どの対談にも見どころがある本書だが、とりわけ折口との対談は、妙な緊張感が漂っていて読み応えがある。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/10/21(1668日経過)
記録初日
2019/10/01(1688日経過)
読んだ本
444冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
140454ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
269件(投稿率60.6%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

マイペースに読んでいます。

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