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2024年4月の読書メーターまとめ

Mipo
読んだ本
12
読んだページ
2623ページ
感想・レビュー
5
ナイス
34ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月のお気に入り登録
2

  • Chiyo K.
  • ねこねこ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Mipo
美食×鉄道×百合小説。この作品は「LGBTQ+同志文学」ではなく「百合小説」。日本統治下の台湾で内地人と本島人のふたりが出会い、「自分たちの文化」を認識しあう。作家の千鶴子の豪快さに舌を巻き、通訳の千鶴の言葉を操る術に思わず唸った。文章に勢いがあって終始興が乗っていたので、千鶴子が総督府職員の美島さんに「告白」を受けるシーンでは、千鶴子とともにショックを受けた。千鶴子のように世界を見ていないかと自問自答したい。でも、なんといっても印象に残っているのは「お腹に妖怪がいる」せいで、台湾料理というしかない!
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

Mipo
美食×鉄道×百合小説。この作品は「LGBTQ+同志文学」ではなく「百合小説」。日本統治下の台湾で内地人と本島人のふたりが出会い、「自分たちの文化」を認識しあう。作家の千鶴子の豪快さに舌を巻き、通訳の千鶴の言葉を操る術に思わず唸った。文章に勢いがあって終始興が乗っていたので、千鶴子が総督府職員の美島さんに「告白」を受けるシーンでは、千鶴子とともにショックを受けた。千鶴子のように世界を見ていないかと自問自答したい。でも、なんといっても印象に残っているのは「お腹に妖怪がいる」せいで、台湾料理というしかない!
が「ナイス!」と言っています。
Mipo
発売当初に読んで以来の再読だが、経験値があがった今読むと新たな感動がある。主人公Aは、朝が来るたび、ちがう人のからだで目覚める。中身のAは、性別も名前もないが感情がある。そんなAがリアノンを好きになり、毎日ちがう見た目でデートをするようになる……。特に気になったのは、生物学的には女性だが、性自認は男性のヴィクになった日。「容れ物」と「自分自身」がしっくりこない人が、それにとまどう様子が伝わってくる。また、ゴージャスなアシュレイの回では、ゴージャスと聞いて自分が思い浮かべる人物像の偏見に気づかされた。
が「ナイス!」と言っています。
Mipo
本や図書館がテーマならそれだけで惹かれてしまう。あんな厳しい時代に図書館を開け続けたなんて、図書館員たちの信念に敬意の念を覚えた。主人公オディールが好きな文学作品がいろいろ出てきて、引用されている箇所に人柄が見えておもしろいのはもちろんだけど、一番印象に残っているのはこの言葉。「わたしは本が大好きだったから、司書になった。まずは情熱を見つける必要があるわね」——そして、どんなときも本と学問への扉を閉じてはいけないなとしみじみ思った。
が「ナイス!」と言っています。
Mipo
文字のない絵本。ひとりぼっちの女の子が魔法のマーカーを手にしたら、冒険がはじまった。ページを巡りながら、いかに想像力の世界は果てしないことか、と感じた。と、同時に、涙が込みあげてきたのはなぜなんだろう。女の子が鳥かごの鳥を逃がしてあげ……そして最後まで読み終えたら、ああ、そういうことかと気づいた。すばらしい結末。人にはひとりひとりに、奥深いストーリーがあることが伝わってきた。この絵本は読んだ人の分だけ物語が生まれると思う。
が「ナイス!」と言っています。
Mipo
韓国の絵本。ハンヒの町は路地に入ると市場がある。常設店もあれば露店もあり、お客さんで賑わっている。専門店が特定の品物を販売しているのが懐かしい。豆屋さんでは、お豆腐を買えば一丁ずつビニール袋に入れてくれる。ページのすみずみまで絵が書き込まれ、その生き生きした描写からは声が聞こえてきそう。韓国らしい食材といえば、そばやどんぐりなどの粉を固めた「ムク」や、魚のすり身「オムク」などに興味津々。旅行にいけば必ずフードマーケットに行くくらい食いしん坊なので、食文化を紹介する絵本は楽しい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/11/08(1648日経過)
記録初日
2019/11/08(1648日経過)
読んだ本
375冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
97329ページ(1日平均59ページ)
感想・レビュー
128件(投稿率34.1%)
本棚
0棚
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