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2024年4月の読書メーターまとめ

ポテンヒット
読んだ本
6
読んだページ
1263ページ
感想・レビュー
6
ナイス
182ナイス

2024年4月に読んだ本
6

2024年4月のお気に入り登録
1

  • アマヤドリ

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • アマヤドリ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ポテンヒット
再読。流れるような語りは情景が鮮やかに浮かび言葉に無駄がなく、口調の滑らかさがホールデンの神経症的な性質を思わせる。彼の年齢に近い頃に読んだ時よりも現在の方が親密に感じた。学校にも家にも馴染めず居場所がない。青臭く愚痴っぽいと捉える向きもあるが、彼は社会の欺瞞を見通し真実を語っている。我知らずどんどん声が大きくなるホールデンは社会との乖離を表しているようで切ない。フィービーだけが、何度も退学となり奇行を繰り返すホールデンではなく、素の自分、彼の心と対話する人物だったのだろう。
ポテンヒット
2024/04/05 16:12

再読のきっかけはNHK「完全なる問題作」を見て。本書が米では2006年まで禁書扱いとは知らなかった。著者はユダヤ人とカトリック系米人との間に生まれてどちらのコミュニティにも入れなかったこと。ご子息のインタビューで、本書を読んだ時にこれは父だと思ったこと。家では朝からタイプの音が鳴り、子供たちに朝食を作り、地域の集まりにも顔を出すごく普通の父親だったこと。ベトナム戦争の元兵士が本書に非常に感銘を受けたこと。これらの話が印象に残った。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ポテンヒット

富雄丸山古墳から出土した蛇行剣を見てきました。4世紀にこの技術!感激しました。

富雄丸山古墳から出土した蛇行剣を見てきました。4世紀にこの技術!感激しました。
taku
2024/03/31 11:33

この剣を作る技術が既にあったことに驚きますよね!

ポテンヒット
2024/03/31 20:12

そうなんですよ!この時代はどんな生活だったのか想像が膨らみます。発掘調査員の方々も、こんなのが出てきてびっくりされたでしょうね😲

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
6

ポテンヒット
ハルムスの世界は不条理でシュールでナンセンスだ。いきなり人に殴られたり老婆が次々と窓から落ちたりして暴力的だけれど、何故かヨシタケシンスケの絵で想像してしまった。このアンバランスさに著者独特のユーモアがあるように思う。作品の合間にコラムとして著者の人生や当時のロシアの状況が記されているのがありがたい。著者の最期はまさに本書に描かれているような話でゾッとする。奇抜な格好で街を歩き、一風変わった物語を書くことは著者のアイデンティティの表明だと感じる。
マリリン
2024/04/27 00:13

こちらは、こちらの読みたい本に登録してました😅 お気に入りさんや、共読本が多い方のレビューが面白いです。

ポテンヒット
2024/04/27 16:34

ショートショートなので短いのは1ページ、長くても数ページです。ナンセンスで面白い。軽いように思えて、スターリン政権下でこのような作品を書くのは実際はエネルギーがいるのではないかと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
死で始まり死に帰結する物語。人は生まれた時から死に向かって歩んでいることを認識させられる。シュールさと、生のすぐ隣に死がある状況はハルムスの世界と共通する。バレエ好きにも関わらず、その華やかさや素晴らしさを描かない所がゴーリーらしい。
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
ゴーリーの世界は空気の密度が濃い。クレイグ氏は、そして恐らくスクリム・ショー嬢も、昔は裕福で名のある人物だったようだが今は質素な暮らしぶり。ドゥルシラが忘れたような約束は私にもあるかもしれない。思い出してから約束を果たそうとする彼女の方が誠実だと思う。かつての出来事は風に吹かれ去ってゆく。
マリリン
2024/04/24 23:41

こちらは未読ですが、表紙がイイ感じですね🎵

ポテンヒット
2024/04/25 20:05

金箔のコウモリは共読でしたね。こちらも良ければ是非♪

が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
著者の語学体験記であり青春記。学校で習う教科書的な学びではない所が著者らしい。まさに言語に“突撃“してぐいぐい学んでいく。中国語の発音の法則性を見つけたりするのはRPGのゲーム感覚というけれど、ここまでのめり込めるのが凄いし、だから身につくのだと思う。色んな国を行きつ戻りつしながら将来を思い悩む姿は若い時の特権でもある気がしてちょっと眩しい。
taku
2024/04/20 00:01

目的を実現するための言語学習で、独自方法が編み出されていったことに感心しますね。普通じゃできないことをやる、さすが変人(褒め言葉)!

ポテンヒット
2024/04/20 19:56

さすがですね!ノリというのも、その国の言葉のリズムを感じ聴いているのでしょうね。ウケる事を忘れないのも良かったです😁言語がメインの旅気分を味わえました。

が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
私が子供の頃からこの本はあったけど、そういえば読んだことなかったと思い手に取る。ほいくえんの教室から大海原へ、現実から想像の世界へと自然に移動する様子が楽しい。しげるちゃんの周りの大人たちの言葉遣いが丁寧なのも良いな。しげるちゃんも他のおともだちもみんな顔が似ているのは何故だろう。誰もがしげるちゃんと同じ要素があるということなのかな。親戚の子がしげるちゃんにとても似ていて、途中からその子を主人公として読んでいた。この本は彼にプレゼントしようと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ポテンヒット
再読。流れるような語りは情景が鮮やかに浮かび言葉に無駄がなく、口調の滑らかさがホールデンの神経症的な性質を思わせる。彼の年齢に近い頃に読んだ時よりも現在の方が親密に感じた。学校にも家にも馴染めず居場所がない。青臭く愚痴っぽいと捉える向きもあるが、彼は社会の欺瞞を見通し真実を語っている。我知らずどんどん声が大きくなるホールデンは社会との乖離を表しているようで切ない。フィービーだけが、何度も退学となり奇行を繰り返すホールデンではなく、素の自分、彼の心と対話する人物だったのだろう。
ポテンヒット
2024/04/05 16:12

再読のきっかけはNHK「完全なる問題作」を見て。本書が米では2006年まで禁書扱いとは知らなかった。著者はユダヤ人とカトリック系米人との間に生まれてどちらのコミュニティにも入れなかったこと。ご子息のインタビューで、本書を読んだ時にこれは父だと思ったこと。家では朝からタイプの音が鳴り、子供たちに朝食を作り、地域の集まりにも顔を出すごく普通の父親だったこと。ベトナム戦争の元兵士が本書に非常に感銘を受けたこと。これらの話が印象に残った。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/04(1622日経過)
記録初日
2019/12/01(1625日経過)
読んだ本
337冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
94350ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
327件(投稿率97.0%)
本棚
7棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

人間ってのはさ、冗談なのか本気なのか分からない、ギリギリん所で生きてんじゃないかしら──工藤俊作

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