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2024年4月の読書メーターまとめ

ぴえーる
読んだ本
7
読んだページ
2440ページ
感想・レビュー
7
ナイス
202ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月のお気に入り登録
1

  • dzuka

2024年4月のお気に入られ登録
3

  • Kazuki
  • dzuka
  • あすなろ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぴえーる
リアルで言うと角が立つが、私は偏食の人が嫌いだ。大嫌いだ。軽蔑すらしている。食べ物に感謝するどころか、出された食事に顔を顰めては「あれは嫌い、これなら食べれる」などと宣う。友達にもしたくないし身内になどまっぴらゴメンだ。高校の時友達のお母さんが言っていた。「一緒に楽しく食事ができない人とは結婚しちゃダメよ」と。その通りだと今でも思う。この本は、楽しく食事をしている人しか出てこない。一人でも、友達とでも、家族とでも。手作りでも、出来合いでも、外食でも。たくさん登場人物が出てくるこの本の皆と、食事したい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ぴえーる

東野圭吾と筒井康隆を混同する。東野圭吾の方が好きなんだけど。宮部みゆきと小野不由美も混同する。宮部みゆきの方が好きなんだけど。村上春樹と村上隆は区別できないしどっちも読まない。

ぴえーる
2024/05/06 22:02

村上龍だよねごめん

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

ぴえーる
ネタバレ読みともさんの感想が気になって借りてきた。面白かった。とある工場に勤める、夢破れた元ジャーナリストの益田、過去に猟奇殺人を犯した鈴木、元AV女優の美代子。益田の立ち回りが下手で(そうしないと話が進まないのは分かるが)「あーもう!そんなことしたら駄目に決まってんじゃん!」って思うことを次々にしてはちゃんと事態を悪化させてて、読んでてキーッてなった。医療少年院の白石さんも大概やること軽率だったけど。美代子と鈴木が、2人で世を忍んで生きていくのかなと思っていたけど…なんか誰も幸せにならないラストだったな…
が「ナイス!」と言っています。
ぴえーる
あやふや文庫で探されてた本。気になったので借りた。「雪になる」夫を捨てて小樽に逃げてきた加代。男と懇ろになることは度々あったが、中でも郵便局員の木村は加代に溺れていく。「上等な玩具」いわゆるサセコとして田舎町で名高いレイナ。離れて暮らす双子の兄セイジへの微妙な想い。「ねじれた親指」長野の山奥で育った修一。村に成人映画?の撮影に来た集団。女優ケイコとの初体験。「かさかさと切手」雪国の漁村。死んだ父に代わって母と漁業に精を出す昌枝。次第に交流を狭め、仕事以外では引きこもる彼女に残された切手蒐集という趣味。
ぴえーる
2024/04/22 21:37

現代文の読解問題になりそうだと思った。「ここにいる」娘の通う絵画教室でかつての同級生、深谷と再会したみなえ。「かつては落ち着いた、寡黙な人という印象だった夫も、ただひたすら鈍感で怠惰なだけと気づく」ってリアルだわー。優しくも賢くもない旦那に気づいちゃったか。「三つ葉」ここにいる、と似た設定(上手くいかない夫婦、娘がいる、片方浮気している)だったがこちらの方が読後感が良い。夫に不満を募らせても、結局惚れた部分と表裏一体なわけで。全体的に雪国の暗い空を思わせる話たちだが、どれも嫌いじゃない。

が「ナイス!」と言っています。
ぴえーる
リアルで言うと角が立つが、私は偏食の人が嫌いだ。大嫌いだ。軽蔑すらしている。食べ物に感謝するどころか、出された食事に顔を顰めては「あれは嫌い、これなら食べれる」などと宣う。友達にもしたくないし身内になどまっぴらゴメンだ。高校の時友達のお母さんが言っていた。「一緒に楽しく食事ができない人とは結婚しちゃダメよ」と。その通りだと今でも思う。この本は、楽しく食事をしている人しか出てこない。一人でも、友達とでも、家族とでも。手作りでも、出来合いでも、外食でも。たくさん登場人物が出てくるこの本の皆と、食事したい。
が「ナイス!」と言っています。
ぴえーる
短編集。「もうひとつ」夫婦と、夫婦の友人同士の不倫カップルで行くギリシャの旅。「あのときのあれさぁ」と、夫婦で思い出すために旅をするのはよくわかる。不倫カップルと行くのは…嫌だな。「月が笑う」離婚を迫る妻。妻は不倫をしているけれど、主人公は黙って離婚をしてやる。昔、自分を撥ねた運転手を許したように。えーそれでいいのー?ちゃんと慰謝料取ったほうがいいよーって思っちゃうけど。「こともなし」ブログが趣味の妻。幸せな自分を演出するのは、かつて自分を捨てた恋人への腹いせか、それとも幸せな自分を確認するためか。
ぴえーる
2024/04/16 20:41

春花が自分の街に来ると浮かれる紀美子の描写で、この再会が上手くいかないことはわかる。春花はかつて不幸を願った恋人の消息を辿りに来た。紀美子は面白くない気持ちから春花に嘘を告げるが、その嘘が結果的に春花を救う。私も未だに許せない人の不幸を時々願っているが、その人が本当に不幸になっていたら不安になるだろうか。「私の見えないところで平凡でいてくれ」と思うだろうか。「どこかべつのところで」一瞬の隙で猫を逃がしたバツイチ女と、おにぎりひとつで息子を亡くした老女。どこかべつのところで、猫を逃さなかった自分が生きている

ぴえーる
2024/04/16 20:45

し、どこかべつのところで、息子が死ななかった自分が生きている。そういう分かれ目って、そこらじゅうにあるんだろうな。庭子と愛が、この先また会うことはないだろうし、きっとピョン吉も見つからない。いくばくかの寂寥と共にそう確信してしまう。人生どん底だったときに猫が救ってくれた経験は私にもあるから、その猫を自分の不手際で逃がしてしまった庭子の後悔は想像に難くない。後半3篇が大変良い話だった。

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ぴえーる
荻原浩、小説は大好きなんだけど、エッセイはいまいちだったな。自意識過剰のおじさん構文。失礼ながらそんな印象。内容は家庭菜園について、旅についてなど、様々な雑誌に連載した文をまとめたもの。
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ぴえーる
上巻読んだ時点で「ハッピーエンドになるわけないじゃん」と思っていたけど予想以上に救われなかった。正彦、そんな目に遭わなきゃならないほど悪いことしたかな?むしろ、新興宗教の教祖には不向きなほど真面目で常識的な人物であったことが身の破滅につながったというか。もっと強かなペテン師であれば、信者たちをいいように使えただろうに。そう、信者たち。信者たちにとって教祖が実のあるまともな人間であることはめっちゃラッキーな筈なのに、最後まで残った彼女たちにとって正彦の誠実さなんてむしろ邪魔になっているのが哀しい。
ぴえーる
2024/04/11 19:28

まあ、結果的に彼女たちは教団のために身体を売ったり稼いだ金をみんな献金したりしてるから、外から見れば同じなのかもしれないけど…。エピローグで、正彦は何もかもを自分の非として全ての罪を被る。懲役14年の刑期が終わるのを待っている信者たちが、自分たちの信じたい「祖師様」ではなく少しでも正彦自身を待っているのであってほしい。

が「ナイス!」と言っています。
ぴえーる
めっちゃ面白いー!けどハッピーエンドになるわけない感じの話で下巻に行くの勇気いるわー。 元公務員の正彦と元出版社リーマンの矢口が、再就職代わりに宗教を始める。2人とも根が善人であるし、まともな仕事ができるだけの常識も持ち合わせているので、彼らの元には徐々に人が集まってくる。正彦は「早寝早起き、朝ご飯」「人の気持ちを考えましょう」レベルのことしか言っていないのだが、その重要性すら分からず不健康や不和に悩む人々にとって普通に救済となっていくのが面白い。宗教じみてないところが宗教として信用に足るという二律背反。
ぴえーる
2024/04/07 13:57

マンション1階の店舗に人々が徐々に集まってくる序盤は読んでて楽しかった。しかし評判が評判を呼んで会社社長が入信したあたりから、雲行きは怪しくなってくる。いや、儲けが出るようになったのはビジネスとしてはいいことなんだけど。正彦自身がちょいちょい不安を感じているところ、ヤバそうな人間が来ても権力がある相手だと無碍にできないところなんかは大変だわ。やたら崇拝してるモリミツ社長が仇とならないか、大手新興宗教のライバルがどう出てくるのか。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/02/04(1570日経過)
記録初日
2020/01/19(1586日経過)
読んだ本
401冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
118619ページ(1日平均74ページ)
感想・レビュー
367件(投稿率91.5%)
本棚
0棚
性別
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/empressgarden
自己紹介

猫にまみれてゲームか読書
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