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2024年4月の読書メーターまとめ

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読んだ本
9
読んだページ
2464ページ
感想・レビュー
9
ナイス
50ナイス

2024年4月に読んだ本
9

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ・初出時ではやや分かりにくかった、帝、壬氏、阿多、水蓮の関係が改めてはっきりし、大分すっきりした。・帝の虫垂炎手術の麻酔に関係して、翠苓の仮死事件が絡んできて、懐かしさもあった。・近刊の雰囲気は嫌いではない。だが、アニメ版を見ていたこともあり、後宮という「女の園」の中で事件を解決する感じが薄くなってきたのは寂しくもある。特に、玉葉付き侍女三人娘との掛け合いが好きだった。西都編が終わって、再び帝都が舞台になっている。今後は、後宮が主な舞台になることもあるのか?
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

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・江戸時代の旅の本は何冊か読んだ。ほぼ「旅人視点」だった。本書は、「観光地(伊勢)視点」なのが新鮮だった。住人自治組織やその上の山田奉行所の統治について、細々と書いてある。神宮が、現実といかに「ケガレ」の折り合いを付けるかの、知恵や苦悩が分かる。・被差別民との同火への対応、神仏分離が、神宮主体でなく、山田奉行所(幕府)主体であったことに驚いた。神宮はこれらに対し寛容なのにもかかわらず、奉行所がなぜ被差別民との同火、神仏習合を問題視したのかについては、ほとんど書かれていなかったのは残念。
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ネタバレ・鈴花の「食いしん坊」「迷子」のヒロイン属性は悪くはなかった。・舞台も、可もなく、不可もなし。・続刊が出るとのことで、積読消化。中途半端で打ち切られるよりはよほど望ましい。ただ、話がきれいにまとまり過ぎていて、「続きが読みたい」との感じがあまりしなかった。今巻限りでも十分か? 鈴花の姉の行方不明事件も、ハッピーエンドだった。
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ネタバレ・登場人物一覧が無くしやすい帯かつ簡単なのは不便。著者篠原氏への賛辞には賛同するが、歴史エンタメの好みに無粋な説教を垂れる田中芳樹氏の解説は不要。それよりは、詳細な登場人物一覧、関連年表に紙幅を割いてほしかった。馴染みのない国・時代が舞台とはいえ、読みにくさはそれほど感じなかった。・庭園に始まり、庭園に終わった物語との印象。舞台の衣食住、庭園の描写の緻密さには脱帽。・外界との接触も少ない、神殿で育った姫様が、僅か1、2年で軍師的役割をこなし、最後には戦女王になるとは。よくなれたな。
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ネタバレ・チベット、中央アジア、モンゴルを想定しての「高原」の描き方がお見事。食・住も緻密に調べられているとの印象。・黎司がニブイ。そろそろ、薄々は董胡=鼓濤と気付いも良さそうなものだが。・卜殷が無事でなりより。・尊武が相変わらず嫌なヤツ。尊武の本性を、黎司がいくらかでも感づいていそうなのが救いか。
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ネタバレ・ライラ―が異国に適応する過程が描かれていて、それは納得できるものだった。特に、和服の片身替の手法で、母后の信頼を得たのは良い。ただ、文章だけではこの片身替がよく分からない。表紙絵も片身替ではなさそう。ネタバレになるかもしれぬが、表紙絵は片身替にしてほしかった。・悪い感じではないのだが、ヤーサミーナがあっさり更生していることには若干違和感がある(ヤーサミーナにあとがないのは分かるが……)。・登場人物が覚えにくい。一覧を付けてもらえればありがたい。
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図解・写真付きで、現在最も一般的な「炊き干し法」以外の炊飯法や古代の炊飯法の再現実験に詳しく、モチ米の蒸し炊飯実験に成功し、古墳時代のおにぎりを再現していた(これは興味深かった)。それなら、握るわけではないが、おにぎりと見た目が似ている、竹の皮にモチ米を包んで蒸す「中華ちまき」には言及してほしかった。日本以外の稲作文化圏におけるおにぎりには、大した記述がなかった。他国のおにぎりについての記述がある旨のレビューを見掛けたので、この点にも期待していたのだが、残念ながら期待外れだった。
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・皇族や平安貴族たちがどう雪を楽しんだかがよく分かる。・和歌の引用が多数あるが、無粋な者にとっては、平安人のみやびな感性は感じられなかった。・平安貴族の日記を基にして、平安京の降雪日数、積雪量が具体的にまとめられている。・武家が狩猟するのは当たり前だが、天皇が狩猟を、それも雪中でされていたことは考え付かなかった。・江戸時代には加賀藩が将軍へ氷室の雪を献上していたのは知っていたが、平安京の市場で夏に雪が売られていたとは意外だった。
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tokumei17794691
ネタバレ・初出時ではやや分かりにくかった、帝、壬氏、阿多、水蓮の関係が改めてはっきりし、大分すっきりした。・帝の虫垂炎手術の麻酔に関係して、翠苓の仮死事件が絡んできて、懐かしさもあった。・近刊の雰囲気は嫌いではない。だが、アニメ版を見ていたこともあり、後宮という「女の園」の中で事件を解決する感じが薄くなってきたのは寂しくもある。特に、玉葉付き侍女三人娘との掛け合いが好きだった。西都編が終わって、再び帝都が舞台になっている。今後は、後宮が主な舞台になることもあるのか?
が「ナイス!」と言っています。
tokumei17794691
ネタバレ・現代では旅行が困難な地域が舞台なことが興味深い。「グルメアンナイト」ということで、食事に重点が置かれていることが良い。・「第11夜」は、1頭の羊をめぐって2つの家が値を競い合って、奴隷10人分の値で羊1頭を競り落とす話だった。競り勝った側がそれで名声を得たとのオチだが、その理由はもう少し踏み込んでほしかった(現代日本でも、「宣伝目的」で初物の果物が相場より法外に高いご祝儀価格で落札されることもあるが)。「金払いの良い家と取引したい」のは商人としては当然としても、羊売りは他にもいそうなものだ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/03/14(1531日経過)
記録初日
2020/03/24(1521日経過)
読んだ本
368冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
104947ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
368件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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