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2024年4月の読書メーターまとめ

shimachip
読んだ本
5
読んだページ
1888ページ
感想・レビュー
5
ナイス
115ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 春泥

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shimachip
映画は子どもの頃にテレビで見たと思うが原作を読むのは意外にも初めて。人物造形が巧みで各人にもチームワークにも感情移入できること、次々に事件や危機が迫り飽きさせないこと、視点や時間軸を工夫した事件の描写がサスペンスを持続させていること、などなど冒険小説数あれどすべてにおいて水準クリア、読むエンタメの真骨頂である。舞台はWWII東地中海、独軍の難攻不落の要塞が擁する巨砲を爆破に向かう特殊部隊の物語。リーダーを任ぜられた登山家をはじめ全員が何らかのプロフェッショナルで、とにかくクセが強い、笑。
shimachip
2024/04/13 23:09

ねずみ男と次元大介が合体したような"フケツ"のミラーは間違いなく助演男優賞、笑。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

shimachip

荷風の「浮沈」に描かれる、灯火管制で店が早仕舞いして早々に暗くなる街の様子が、三年前の東京の景色を思い出させる。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

shimachip
ネタバレ巨星マジプールに暮らすさまざまな人々を描いたステキな短編集。前作のさりげない補遺となる内容もあり。翻訳ものではあるが、文章そのものを楽しめる作品だと思う。ヒネリとかオチとか伏線回収(笑)とかがないと楽しくない人は素通りしていいが、想像力を駆使してこの世界に浸り、あり得ない状況における心の機微を味わえる人にはお薦めだ。架空の世界に託された作者の思想信条も感じられる。ただ、これだけ文章力があるのならばもっとスゴイSF作品を書いてくれたらなーという思いも、いまだに、あります。
が「ナイス!」と言っています。
shimachip
映画は子どもの頃にテレビで見たと思うが原作を読むのは意外にも初めて。人物造形が巧みで各人にもチームワークにも感情移入できること、次々に事件や危機が迫り飽きさせないこと、視点や時間軸を工夫した事件の描写がサスペンスを持続させていること、などなど冒険小説数あれどすべてにおいて水準クリア、読むエンタメの真骨頂である。舞台はWWII東地中海、独軍の難攻不落の要塞が擁する巨砲を爆破に向かう特殊部隊の物語。リーダーを任ぜられた登山家をはじめ全員が何らかのプロフェッショナルで、とにかくクセが強い、笑。
shimachip
2024/04/13 23:09

ねずみ男と次元大介が合体したような"フケツ"のミラーは間違いなく助演男優賞、笑。

が「ナイス!」と言っています。
shimachip
「濹東綺譚」の読み直しにと思って借りた全集の一冊が妙味ある新たな作品との望外の出逢いを導いてくれた。酷薄な世間の風に踊る木の葉のような女の生き様を都会の風俗を交えた軽妙な筆致で描きながらも自然主義を越える深いペーソスと文明批判を響かせる。艶話に浮かび上がる、俗にありながら卑に堕さず決して徒党を組まず大人しくしかし逞しく是々非々を貫く作者の姿勢がどうしようもなく好きだ。もちろんスケベ心満載なところも。
shimachip
2024/04/06 18:27

「ひかげの花」「濹東綺譚」「おもかげ」「女中のはなし」「浮沈」収録

shimachip
2024/04/06 18:33

薄命な美人を描くのも上手いが、絶対的に女性にモテないタイプの男を描くのも上手い。「浮沈」を読んで思った。さだ子を救う越智は作者本人か。

が「ナイス!」と言っています。
shimachip
ネタバレ旧版。シャーロック・ホームズの推理ものに怪奇要素をぶちこんだような面白い作風。おまけに掌編の連作を一つの流れにまとめて時系列の操作でループを成すという凝った構成。訳文は古めかしいし独特な戯作調が気になるが奇天烈な物語には似合っているかもしれない。ストーリーを綴るだけではなく、かなりのボリュームのパラグラフが自然描写やロンドン市街の描写にさかれていてそれが意外にいい。タイトルを「三人の詐欺師」と直訳にしなかったのはネタバレを避けるため?
が「ナイス!」と言っています。
shimachip
何より福永武彦の訳がいい。ボードレールは貧乏人嫌いなのかな?再々読。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/14(1493日経過)
記録初日
1968/09/17(20330日経過)
読んだ本
1140冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
379709ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
1066件(投稿率93.5%)
本棚
13棚
性別
年齢
62歳
血液型
A型
職業
IT関係
URL/ブログ
http://officechipmunk.sakura.ne.jp
自己紹介

ほぼ小説しか読みません。小説以外は歴史と数学や物理の本と百閒先生の与太話を読むくらい。原書で読めるのは英語だけ。最近は自分の本棚からまだ読んでいない本を発掘するのを優先しています。ほかは図書館利用。買いません。作家さんゴメンナサイ。
無頼をきどって夜遊びに耽りましたが思っていたよりは色欲に拘らない自分を見つけました。スケベはスケベなんですけどね。年取って万事にボンクラ化が激しいようです。ボケないようにフランス語をかじっています。早くプチ・ニコラが読めるようになりたいな。
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このところのお気に入り:
永井荷風「濹東綺譚」「ひかげの花」
マーガレット・アトウッド「オリクスとクレイク」
皆川博子「冬の旅人」「死の泉」「薔薇密室」
井原西鶴「好色一代女」
ウォルター・スコット「アイヴァンホー」
セルバンテス「ドン・キホーテ」
フィールヂング「トムジョウンズ」
オースティン「高慢と偏見」
チャペック「クラカチット」
エーコ「バウドリーノ」
マルケス「族長の秋」
マッカラーズ「心は孤独な狩人」
ドストエフスキ「罪と罰」
山尾悠子「仮面物語」
辻邦生「夏の砦」「背教者ユリアヌス」「安土往還記」
横光利一「上海」
赤塚不二夫「天才バカボンのおやじ」
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