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2024年4月の読書メーターまとめ

Caribou
読んだ本
8
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1612ページ
感想・レビュー
8
ナイス
87ナイス

2024年4月に読んだ本
8

2024年4月のお気に入り登録
1

  • ykshzk(虎猫図案房)

2024年4月のお気に入られ登録
3

  • mim42
  • ykshzk(虎猫図案房)
  • hoiminsakura

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Caribou
ネタバレこのひと月半、仕事に追われ身を削る思いだった。昨日、忙中閑あり。再読。初読は2016年9月。何かはかり知れない大きな力によって時間は与えられていて、目を閉じて自分のこころの深淵に触れた時だけ、その計り知れなさに気づく (p243)。その事を悟ったとき、モモは、<時間の花>を自分の言葉で歌い上げることができた(p250)。「じぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならない (p236)」周囲の喧騒にもてあそばれることなく、「生きた時間 (p225)」はどう取り戻せるのか。私にはまだ試行錯誤が必要だ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

Caribou

北アメリカには、新書というものがない。日本では何か新しい知識を吸収したい場合、比較的安価で手に入る新書が、最初の一歩を与えてくれる。もしそれ以上のことを学びたければ、固めの学術書をあたればいい。新書が日本人の知性を支えていると思う。

北アメリカには、新書というものがない。日本では何か新しい知識を吸収したい場合、比較的安価で手に入る新書が、最初の一歩を与えてくれる。もしそれ以上のことを学びたければ、固めの学術書をあたればいい。新書が日本人の知性を支えていると思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

Caribou
ネタバレ教えるだけなら、学校教師よりも予備校教師の方が良いだろう。教わる側に、学ぼう、という「スイッチ」がすでに入っているから。生徒にぶつけた分だけ、結果が自分に返って来る。それが、やりがいである。主人公の竹岡は、良い先生かもしれないが、私の求めている職業人の「型」ではなかった。本シリーズは、「仕事=自分の存在価値」の職業人を取り上げる傾向にあるようだ。でもこれでは燃え尽きてしまう。私は、そうならないモデルを求めているのだ。ikigai は、英語のボキャブラリーに入った。が、仕事にikigai を求めてはいけない
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Caribou
ネタバレ全ての土地は「更地」(空白)ではなく、土地特有の歴史、文化、人間の活動が染みついている。だから、土地に自分の考えを押し付けるのではなく、一旦「負け」て、自分を抑える。結果としてそれが自分の味を引き出すことに繋がる。偶々、併せて読んだ、同シリーズの『北山安夫 庭師 “己を出さず、自分を出す”』との共通点を見つける。先人の手がけた庭を修復する際、前の庭師の考えをくみ取り、庭の木や石と対峙する。地方に造られるテーマパークなどの観光施設が取って付けたように感じられるのは、外部の「自分」があまりにも強いからだろう。
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Caribou
ネタバレ久しぶりの虚無感。『あなたは(感情に左右されず)ただ与えられた任務をこなすだけで良い』以前、psychiatristに言われた。私は、仕事と個人のdignity とは何の関係もない、と分かった積りでいた。それでも他人からのappreciation(報われ感p74)に拘った。「あなたはだれですか?p77」子供時代の喪失の悲しみを乗り越えるために、『小さいころの自分に、「よくがんばってきたね」と声をかけてあげましょうp83』本書に挙げる幾人かの実例は、まさに私だった。涙が溢れたのは、花粉症のせいだけではない。
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Caribou
ネタバレ私は野球に興味はないが、書名に惹かれた。引退した野球選手25人プラス1(著者)のストーリーたち。冒頭の著者自身の話と最終話の(著者が現役時代に一緒だった)佐伯選手の話が印象深い。若い著者は一軍に起用されず、憤りを顕わにした一方、佐伯は、全盛期を過ぎても朝6時からの自主トレを欠かさなかった。そして佐伯は去った。著者はもう、文句は言わなかった。「現状を受け入れ、(目の前の)できることに集中し、実行した。(p17)」仕事としての野球の終わらせ方、人生の次のステージの始め方、選手それぞれの話に、今の自分を重ねた。
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Caribou
ネタバレ高橋洋一「新・地政学入門」では、「地政学とは戦争の歴史を学ぶこと」と始めに定義する通り、歴史から、領土拡大に野心を燃やす各国(主にロシアや中国)の思惑を勉強した。本書は、武力衝突よりも軽度な争いとして、ハイブリッド戦争(情報戦、サイバー戦)と経済制裁を取り上げる。大陸型、海洋型国家の考え方の違いも、各国の(領土略奪戦争の)歴史を反映している。ただ、地政学が学問分野として成立する意味があるのかという疑問が残る。私は門外漢だが、国際関係論は、常に地理的条件に由来する国際経済を研究の俎上に載せている筈である。
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Caribou
ネタバレ今更ながら分かった事:1)カネはいくらでも発行できる;2)カネの流れは(ホメオスタシスのような)自然の法則に従ったものではない。1)金本位制が崩れる前から、世界のカネの量=資源量ではなかった。個人や企業が借金をすることで、民間銀行から市中にカネが出ていくわけだから、資本主義にとっては、金を借りやすい状況(インフレ)が必要。国債の発行や買い上げは、民間銀行の活動を調整しているにすぎない。2)の方がもっと重要で、結局、人間が金の流れを調整しているわけだから、誰かが損をして誰かが得をするようになる。そこが問題。
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Caribou
ネタバレカナダでは、選挙の度に連邦、州ともに保守と民主の間で政権が入れ替わる。政権が交代すれば、政策はガラリと変るので、生活の中ではっきりと政治を感じ取ることができる。パーティーの席でも政治が話題になることは珍しくない。本書で議論されていることが、もう少し日本でも普通に会話されたら、と思う。ウィキペディアで調べると、著者は何かと波風を立てるような人らしいが、議論には現実味がある。理念として平和主義をかざしている輩とは違う。ただ、日本では政治談議が毛嫌いされる傾向にあるので、こういう人が好戦者と非難されるのは残念。
が「ナイス!」と言っています。
Caribou
ネタバレこのひと月半、仕事に追われ身を削る思いだった。昨日、忙中閑あり。再読。初読は2016年9月。何かはかり知れない大きな力によって時間は与えられていて、目を閉じて自分のこころの深淵に触れた時だけ、その計り知れなさに気づく (p243)。その事を悟ったとき、モモは、<時間の花>を自分の言葉で歌い上げることができた(p250)。「じぶんの時間をどうするかは、じぶんできめなくてはならない (p236)」周囲の喧騒にもてあそばれることなく、「生きた時間 (p225)」はどう取り戻せるのか。私にはまだ試行錯誤が必要だ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/15(1498日経過)
記録初日
2020/03/20(1524日経過)
読んだ本
186冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
39387ページ(1日平均25ページ)
感想・レビュー
177件(投稿率95.2%)
本棚
19棚
性別
職業
専門職
現住所
海外
自己紹介

カナダ在住、二十年ぐらい。
たまには北海道に帰りたい。
もっぱら Kindle + Kobo 読み。
漱石は四十九で亡くなった。
私はもう、その歳を越してしまった。

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