実話をベースにしたフィクション。物語に引き込む展開、文章力はさすが。個性豊かで立場がまったく違う登場人物も魅力的なので、読んでいてまったく疲れない。なかでも篠田准教授が好みのキャラクター。一方、写真館の松岡芳邦が一番狂気的な人間のように感じた。

今年読んだ中ではベスト本。近年よく見る「生き方」「自分とは？」本の、総まとめといった内容。ダウンタウン松ちゃんが自粛中の今だからなお沁みるものもある。 約20文字まとめ【自分基準で、自分軸で生きる。自分らしさが自分の居場所】 自分メモ：競争、比較、誰かのルールからは距離を置く。自分専用の避難場所をつくる。異質な人＝多様性。自分の異質を大切に、そして楽しむ。名店というのは「名人」に会いに行くというところがある。効率よく、合理的にはロボットに任せて、人間は時間と量にこだわってみる。

【人、モノ、コト、思考、行動を誰も気づかない視座と切り口で描いた物語】

実話をベースにしたフィクション。物語に引き込む展開、文章力はさすが。個性豊かで立場がまったく違う登場人物も魅力的なので、読んでいてまったく疲れない。なかでも篠田准教授が好みのキャラクター。一方、写真館の松岡芳邦が一番狂気的な人間のように感じた。