沈黙都市/馬伯庸 読了 口から出る言葉は思考を形成していて、でも口から出る言葉を統制したら思考が淀み壊れていくこともあるのではという作家からの問いかけ。

再読 ヒロインは過去の事故で目が見えないハンディキャップあり。双子の片われや妹など、弟以外の愛にサポートされ過ごして来たと感じ、家族のために一計を案じて結婚します。

記憶喪失もの

ロイヤルロマンス　争い事を調停する交渉人がヒーロー。いつも冷静で、何事も話し合いの場を設けて交渉、物事を潤滑に差配してきました。でもヒロインに対してだけは、上手くいかなくて…

沈黙都市/馬伯庸 読了 口から出る言葉は思考を形成していて、でも口から出る言葉を統制したら思考が淀み壊れていくこともあるのではという作家からの問いかけ。

ヒロインは盲目で、横暴な父親によって世間からは隠されるように暮らしていましたが、密かに武術を訓練し、無力でも内気でもありません。彼女を守ることで贖罪をと考える王子は、最初は壊れ物のように扱い、騙されたと気づくと豹変して…王子、むっちゃ振り回されています！楽しい。

南方に嘉蘇あり/馬伯庸 著 嘉蘇=珈琲のこと。中国におけるコーヒーの歴史が真面目に語られていると思いきや、孔明の業績は弩の発明と嘉蘇の栽培とか虚実入り交じったエピソードが時代の流れに沿って歴史解説風に展開され、楽しい。コーヒーにまつわる話、どこまで本当なの！？

短編集。始皇帝の休日/馬伯庸：始皇帝がゲーム狂い。私はゲームがわからないものの、歴史上の人物が始皇帝に推すゲームのアピールがそれっぽくてニヤリ。最後のオチがわからず痛恨。子供に聞いてみよう