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2024年4月の読書メーターまとめ

メロン
読んだ本
5
読んだページ
1712ページ
感想・レビュー
5
ナイス
63ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月のお気に入り登録
2

  • 青乃108号
  • 佐倉

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 青乃108号

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

メロン
好きな作家森見登美彦の新作とあつて迷わず購入。題名の通りシャーロック・ホームズを題材とした作品である。舞台は森見登美彦らしく、京都。正確にはヴィクトリア朝京都、シャーロック・ホームズの世界と京都があべこべになっている不思議な世界でスランプに陥ったホームズの物語である。私自身は恥ずかしい話、シャーロック・ホームズを読んだことがないため概略しかもとネタはしらない。その上でだが退屈な作品であったというのが正直なところ。森見作品としては読みやすいがホームズという題材の割に推理もなければ、京都の必然もない。残念。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

メロン
好きな作家森見登美彦の新作とあつて迷わず購入。題名の通りシャーロック・ホームズを題材とした作品である。舞台は森見登美彦らしく、京都。正確にはヴィクトリア朝京都、シャーロック・ホームズの世界と京都があべこべになっている不思議な世界でスランプに陥ったホームズの物語である。私自身は恥ずかしい話、シャーロック・ホームズを読んだことがないため概略しかもとネタはしらない。その上でだが退屈な作品であったというのが正直なところ。森見作品としては読みやすいがホームズという題材の割に推理もなければ、京都の必然もない。残念。
が「ナイス!」と言っています。
メロン
三体の著者劉慈欣による中編SF小説。タイトルの通り白亜紀の恐竜と蟻が共生関係を経て、高度な文明社会を築く。恐竜は手先が器用ではないが、創造力と好奇心からイノベーションを起こし文明発達に寄与する。蟻は体の小ささを活かして恐竜にはできない精密な作業を行う。互いに共生した社会とその破滅を描く。本作を読んでいて、手塚治虫の『火の鳥未来編』を思い出した。異なる生物が共生し、文明を築く様にはワクワクさせられた。とともに文明社会の崩壊の様は人類社会を皮肉っているようにも思え昨今の暗い情勢を思うとゾッとする思いになった。
メロン
2024/04/21 18:05

三体のような長大かつ複雑なハードSFと比べると非常に読みやすい。中国では児童むけ文庫としても出版されていたようだ。先に挙げた手塚治虫の『火の鳥』やドラえもんの『雲の王国』のように分かりやすい構成の中にゲーム理論的な文明のもつ脆さとその危険を理解ができる。三体はなかなか完読するのは大変だが、こちらは帯の謳い文句の通り劉慈欣作品の入門書としてぴったり。

が「ナイス!」と言っています。
メロン
小田雅久仁作品三作目。世にも奇妙な話テイストの中短編集。伊藤潤二が帯コメントを書いているのは納得の作品である。エロテイック、グロな作風も多く正直人を選ぶ作風と感じた。しかし、小田作品に通底している精密な描写は健在で非常に読みごたえがある。特に灰色の獣たちについては、『残月記』の作品の滅び行く世界の美しさとSf要素を織り交ぜたストーリーでとても良かった。ただ、こっから面白くなりそうだというところで打ち切り染みたラストなのもありちょっと物足りない。作者としてはこれ以上広げても面白くないという判断なのか?
が「ナイス!」と言っています。
メロン
友人から進められて初めて短歌の書籍を読む。短歌自体そんなにじっくり読んだことがないので、どう読めばいいか分からず読んでいく。最初はこれいいなと思う歌はあるものの、ストーリー仕立てになっているのに気づかず退屈さを感じた。が、中盤からフォントで男女二人の視点の恋の歌かとようやく気づき読み直す。歌で紡がれる小説のようになっており、異変に気づいてからのラストスパートで衝撃を受けた。もう一度読み直すとぞくぞくと恐怖の気づきいいなと思った歌が恐ろしく感じたり...文字数は少なくとも読みごたえのある新鮮な体験だった。
が「ナイス!」と言っています。
メロン
短編集で著者の文体が好みで、『残月記』を読みはまった。次に本作を読んだ。本好きにはあるあるのいつの間にか本棚の本が増えている。こいつらよもや勝手に増えているのか...?そんなこと読書好きなら一度は考えたことがあるだろう。そんなテーマを取っ掛かりに本と本が増える幻書を集めるブックハンター深井家三代のファミリーヒストリー。語り手は主人公深井與次郎の孫が息子に家族の歴史と幻書について記した手記という体裁。著者の独特の文体、ユーモラスがあり面白いが、語り口調というのもあって中弛みするがそこを越えると面白い作品。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/19(1393日経過)
記録初日
2020/07/19(1393日経過)
読んだ本
355冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
115231ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
45件(投稿率12.7%)
本棚
1棚
職業
営業・企画系
自己紹介

大学を経て出版社にて働くペーペーの社会人です。
元々読書好きで蔵書が600は冊ほどになりました。なお全部読んでいる訳では無いので積読は溜まる一方です。

好きな、ブームなジャンル
歴史(近現代史中心)、国際政治、国際法、憲法、刑法、刑事訴訟、法地方自治、政治、安全保障、人道法、人類史(サピエンス全史のような)、トランスヒューマニズム....など人文社会科学分野が主な範囲です。

好きな作家は
森見登美彦、司馬遼太郎、佐藤大輔、谷崎潤一郎、星新一など

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