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2024年4月の読書メーターまとめ

アオイトリ
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感想・レビュー
14
ナイス
578ナイス

2024年4月に読んだ本
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2024年4月のお気に入られ登録
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  • mog
  • Kircheis
  • うら
  • ツヤマユウスケ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アオイトリ
ネタバレ読メのレビューより) 清らかで、尊い!定時制高校の藤竹先生は本当に食えない男。様々な事情を抱えた生徒たちですが、彼の思惑を超えてサイエンスの不思議の虜になり、社会的しがらみからは完全に自由な楽しみに没頭していく…。「夢に向かって必死になればなるほど、破れたときの傷も深くなる。そうでなくても彼はもう十分傷だらけだ。次に大きな挫折を味わったりしたら、どこまで落ちていくかわからん」それもよくわかる。でも藤竹先生の出した答えは「人間はその気にさせられてこそ、遠くまで行ける」信じる勇気に敬服。あとがきに涙です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
14

アオイトリ
読メのレビューより) 不器用に人生を足掻いている若いひとへの力強いエールを感じました。自信が持てない、将来への不安、家族との確執、経済的な厳しさ、ツラい。しんどい。たとえ成功からは遠くても、自分の喜びに素直に生きていくしかないんだね。それにしても、モリの邪悪なこと…人の弱みにつけこんで、人の好意をくいものにする。でもきっと人はああいうのに弱いんだ。人の心の撫でかたをよく知っている。人たらしだ。対照的に老夫婦のさりげない親切が沁みました。生きていくということは、やり過ごすこと。うん、いいこと言う。
が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
COTEN RADIO) 有名な短編集、復刻版。アンパンマンの原点は茶色いボロの不恰好なおじさんでした笑。あんぱんなんかいらない、ソフトクリームがいいや、なんて言う坊やが出てきたり、戦地で飢える子どもを救おうとしたら、間違って撃墜されたり…甘くないストーリーはやなせ流。「君は偉くなるために画家になるのか。それよりも子どもでもおじいさんでも、だれでもをよろこばせる絵をかけよ。」と星くん。かつて被災地に送られた、やなせさんのポスターが過酷な救助活動する自衛官らの心を慰めた事実に胸を打たれました。
がらくたどん
2024/04/26 17:01

手持ちはサンリオ出版のですが嬉しい共読です♪「甘くないストーリーはやなせ流」ホントですね。楽しくて後からちょっぴり切ない物語。さきほど来年の朝ドラと知って嬉しくなりました。「チリンの鈴」とか、今の子供たちはどんな風に読むんでしょうね(*^^*) https://bookmeter.com/books/176352

アオイトリ
2024/04/26 17:12

え〜!朝ドラですか。水木さんの時みたいな美談で終わってほしくないなあ笑。最晩年でブレイクされたのでドラマ性はあるかも。デザイナーとして、ラジオ脚本家として、作詞家としてマルチに活躍していたのに、漫画家として成功できなかったことをずーっと悔しがっていた(李陵みたい)ドロドロした人間臭さがご愛嬌って思ってます。

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アオイトリ
稲垣栄洋、初読) 大学で植物学を教える稲垣先生。少し早めに出勤し、コーヒーを飲みながら受信ボックスを覗きます。今時の学生ときたら、質問はメールときた、やれやれ。どうして植物は動かないのか? 動物と植物はどこが違うのか? 草ってなに? 木は何本あるか? 木は生きているか? 植物は死ぬのか? 植物は何からできているのか?簡単な問いにも、誠実な思索を重ねます。学校で習ったことが、SF顔負けの刺激的なミステリに満ちていることがわかり、楽しい!大満足です。
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アオイトリ
断捨離、ハマってます。家族と共にあっても孤独感に苛まれている人はとても多い。なるほど。家族という関係が孕む依存と支配。うん、うん。家族に対して自分の期待を投げつけ合うのが大抵のこと。反省しかり。断捨離トレーナーのケーススタディはどれも読み応えがありました。捨てがたいものを捨てると大きく動き出す。自分の心変わりを認めて手放す。「人間は一生のうちに逢うべき人に必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」森信三の言葉にも再会。真に自分を肯定できた時、目の前の現実が可能性に満ちていることに気づけそう。
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アオイトリ
ネタバレ現実はそんな甘いものじゃないのはわかってる。でも、敢えて不遇に負けない、ハッピーエンドを信じたくなるのが瀬尾さんの魅力。コロナの流行期、小学生だった二人の少女と家族の成長。夜の仕事でひとり娘を育てるお母さん。明るくて勇気があって輝いてます(ちょっと、バトン〜に似てるかな)「親は育児放棄で超バカ。家もボロ屋で貧乏。お前ら、人ばかにするの趣味なら、好きなだけ俺を使いなよ。格好の餌食だろう?でも忘れんな。俺は大事なものも未来も何もないから、なんでもできるよ」おお!瀬尾さんの描く王子様キャラ、いい味出してます。
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アオイトリ
メンタリストDaigoのおすすめ)ユーモアは安心と信頼をくれることを承知していても、職場では判断に迷うところ。仕事もするけど遊び心もね、そんな職場で働きたいものです!まずは身近な人と喜びを感じやすい陽気な心構えで過ごそう。ユーモアの効果は、知性が優れいている印象を与える、打ち解ける、クリエイティブになる、レジリエンスが高まる、とある。人を傷つけないユーモアに大事なのは、事実、痛み、距離のバランスを保つこと。なるほど。
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アオイトリ
ネタバレマツコの知らない世界/昭和歌謡)ズシンと胸に堪えます。ああ、藤圭子にはドラマのような凄みがあったと思い出す。地の文章がなく、ただ会話が続くスタイルが魅力。深い洞察で紳士的なインタビュアー沢木は彼女の心を開いていく。それは恋の始まりのような濃密な時間。赤貧を洗う暮らしと浪曲師の父の暴力。全盲の母。「芸人って、なんて言うのか…人の世話になって生きているって言うのが…恥ずかしいなあと」幼い記憶がない彼女。天性の声を失い引退を決意する「あたしは余韻で生きていくのはいやなんだ」潔癖で内省的な内面が豊かに描かれます。
が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
ネタバレ読メのレビューより) 清らかで、尊い!定時制高校の藤竹先生は本当に食えない男。様々な事情を抱えた生徒たちですが、彼の思惑を超えてサイエンスの不思議の虜になり、社会的しがらみからは完全に自由な楽しみに没頭していく…。「夢に向かって必死になればなるほど、破れたときの傷も深くなる。そうでなくても彼はもう十分傷だらけだ。次に大きな挫折を味わったりしたら、どこまで落ちていくかわからん」それもよくわかる。でも藤竹先生の出した答えは「人間はその気にさせられてこそ、遠くまで行ける」信じる勇気に敬服。あとがきに涙です。
が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
京都の植藤造園の16代目、佐野藤右衛門さんの柔らかな語りが素晴らしいです。桜は「守り」をしないといけない木なんです。手入れではあきません…初めて知りました。日本らしい細やかで高度に洗練された職人技と感性。桜守とはなんて美しい言葉でしょう。今年も元気に花見ができたことに感謝。
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アオイトリ
ネタバレタイトルに惹かれて)暗い始まりに、気合を入れて読み始めました。職を失いアルコールに溺れる父。高校生の息子の稼ぎで暮らす自堕落な暮らし。警察に引き取りに行った冬の夜、父の卑劣な告白がついに息子に暴力を振るわせてしまう…殺人罪から逃げ、都会のホームレス生活、肉体労働とドヤ街の暮らしへ。ギリギリで生きる男たちの殺伐とした描写は上手い。懸命に働く彼の直向きさ、純粋さはブレない。やがて転機が訪れます。おっちゃん、最高!社会に居場所を作ることができ、新たな視点から父を見つめ直すシーンは涙なしでは読めません。
が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
レビュアーさんオススメ)滋味豊な小説の余韻に浸っています。いいお話。八丁堀に住まう同心一家。なんてったって、大旦那が魅力的。のぶちゃん、どこだい?わし、腹が減ったよう。お雑煮作っておくれ。なんて食いしん坊で、嫁を娘のように慈しむ。博学で、知恵深く、町人とも楽しく交わる、遊び上手な自由人。「黒豆は黒豆だけでも構わぬのに紅いちょろぎがあると格別興を覚える。父上はそのような方であった。役に立っておるのか、そうでないのかよくわからん。」いやそれは最大級の褒め言葉ですから!不器用な若夫婦を憂うラストに切なく涙です。
じいじ
2024/04/06 06:32

こちらは宇江佐さん読了64冊のマイベスト5のお気に入り作品です。素敵なレビューを読んだら、10年むかしの感動が甦ってきました。

アオイトリ
2024/04/06 18:07

じいじさん、ご紹介ありがとうございました。コメント嬉しく拝読しました。当時の家庭で、こんなにフランクに会話したのかしら、大岡越前のテレビドラマとは随分違うけど、楽しくて楽しくて、読み終わるのが惜しいくらいでした。こんな大人(たいじん)を描ける作家さんが少なくなりましたね…。

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アオイトリ
上司のおすすめCOTEN RADIOのテーマ)やなせさんの回を聞いてエッセイを再読。「詩とメルヘン」「やさしいライオン」「手のひらに太陽を」好きだなあ。本当のスーパーマンはほんのささやかな親切を惜しまないひとであること。素直に心に沁みます。いつも真剣に子どもに向き合い、メッセージを発信し続けた彼。そうだ うれしいんだ 生きるよろこび たとえ 胸の傷がいたんでも…誤魔化さずに直視すると涙がこぼれそう。余計なしがらみを離れて、シンプルに日々をよろこびで満たしたいと思う。
アオイトリ
2024/04/04 21:52

コメントありがとうございます。COTEN RADIO面白いですね〜♪ これは雑文集って感じですが、ラジオトークと重なることも多く、親しみを感じました。次は十二の真珠を読もうかな

中村です
2024/04/04 21:57

やなせたかしさんは、アンパンマンの他にも、たくさん素晴らしい作品があるようですね😊。私は「やさしいライオン」ぐらいしか知りませんが、アンパンマン以外のやなせたかし作品を読んでいくのも良いかもしれません。「十二の真珠」もメモしておきます😀

が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
テーマは空き家問題と聞いて興味津々に読みました。重松清だから、人間ドラマの醍醐味を期待してしまったけれど、今どき要素をふんだんに取り入れコミカルな家族小説です。教職を辞めて老親に尽し、看取りの後に介護ロスとなった妻。遠巻きに見守る夫と息子。そのしんどさはよく書けてるなあ、としんみり。合理主義で、自己演出過剰な若手起業家が提案する「もがりの家」ビジネスにはびっくり。私なら介護からの「リトリート」にセカンドハウスが欲しいところ笑。推し活に燃えるシニア女性らに含蓄のあるセリフを連呼させる重松清の視線がやさしい。
が「ナイス!」と言っています。
アオイトリ
加賀さんの名推理が冴える謎解きエンターテイメント。ドラマ要素は少ないけど、快刀乱麻を断つ展開は爽快。気分転換にもってこいです
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/12/28(1232日経過)
記録初日
2019/12/28(1598日経過)
読んだ本
659冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
175626ページ(1日平均109ページ)
感想・レビュー
603件(投稿率91.5%)
本棚
5棚
自己紹介

何事もほどほどが大事とつくづく思う、働き者のおばちゃんです^ ^

本棚の断捨離を進めながら、第二の人生に連れて行く本を選抜中。みなさんのレビューに惹かれて浮気しがちで、なかなか進まないσ(^_^;)

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