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2024年4月の読書メーターまとめ

Karl Heintz Schneider
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感想・レビュー
19
ナイス
2114ナイス

2024年4月に読んだ本
19

2024年4月のお気に入り登録
4

  • シナモン
  • うた
  • Rose Blue
  • 一五

2024年4月のお気に入られ登録
5

  • シナモン
  • うた
  • Rose Blue
  • くらうん
  • 一五

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Karl Heintz Schneider
その家の間取りは、どう見ても変だった。窓のない子供部屋を囲むようにする配置、そしてその真下には不思議な空間が書かれているが、そこにはどの部屋からも入ることができない。そんな知人からの相談を受けた「筆者」が調べるうちに、その家に隠された秘密が次々と明らかに・・・。これは実話なのだろうか。「最も売れた小説」と書いてはあるが。「筆者」と名乗る人物と「栗原」を名乗る設計士、このふたりの会話形式で話が進んでゆく。その家の所在地が○○県になっていたり、手描きの間取り図の画像が出てきたり、非常にリアリティを感じさせる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
19

Karl Heintz Schneider
地方から上京してきた若者たちが東京に馴染もうとする様子を描いた短編集。東京で生まれ東京で育った私には窺い知れない心の内が描かれている。「私のおしゃれの目標は平日に表参道を歩いていそうな人。」えっ!そうなの?あのあたりはお墓参りの帰りによく通るけどそんなこと一度も意識したことがない。「土日にスタバで仕事や勉強している人とかを見ると気を抜くと東京に振り落とされちゃうと思う。」いやいや、考えすぎでしょ。逆に平日は遊んでるかもしれないし。東京にだっておしゃれじゃなくて土日は遊び惚けている人もいる(ボクのことです)
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Karl Heintz Schneider
岩手県との県境に位置する青森県三津町にある南部せんべいに特化した小田せんべい店が舞台。小学4年生の弘毅を中心にしたほのぼのとしたファミリーストーリー。特に大事件が起こるわけでもなく、いささか退屈な物語ではある。最近食べていないが南部せんべいは好きで特にピーナッツの入ったやつは大好き。スタンダード・ゴマ・ピーナッツ、この三種類がデフォルトではあるが水飴を2枚ではさんだ飴せんべいやチョコレート味のものも作中に出てくる。実はこれ、以前テレビで紹介されていたチョコQ助。アンテナショップにあったら買ってみたい。
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Karl Heintz Schneider
完全にジャケ買いならぬジャケ借り。こういう表紙絵大好き。実力派女性作家集団による短編集。10冊目にして(仮)がとれて晴れて「アミの会」になった記念碑的作品。3話目「夕日と奥さんのお話」柴田よしきさんがとてもよかった。ある日突然夫から離婚を切り出され石垣島に傷心の旅に出た48歳の加奈。「浜崎の奥さんは最高だった」夫の手帳に書きつけられていた言葉。もしかして不倫?その理由を探るべく石垣島で手にした真実とは。旅・食べ物・人との触れ合いがいっしょくたになって豊かな時間を紡ぎだす7つの物語。どれも味わい深かった。
ちーちゃん
2024/04/29 08:04

Karlさん、オッケー👌了解しました(笑)気長に待っててね🎶

Karl Heintz Schneider
2024/04/29 15:49

あんまり遅いと、単位あげないよ(笑)

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Karl Heintz Schneider
「今年の冬、彼女はお前の子供を産む」突然見知らぬ相手からこんな心当たりのないメッセージを受け取り戸惑う主人公。メッセージの相手に電話したら出たのは女性だった。まさか、あの時の!?記憶をたどるうちに封印されていた過去が甦る。例え身に覚えがなくても、突然こんなことを言われたら男なら誰しもドキッとするに違いない。いえ私はしませんよ、全く身に覚えがありませんから。(なぜか必死に弁解するところが怪しい:笑)最初にタイトルを見た時にこれから生まれてくるはずの子供の誕生を心待ちにする物語かと思ったがミステリー調だった。
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Karl Heintz Schneider
ある日、ひょんなことから雑貨屋「ビオレタ」で働くことになった27歳の田中妙。「いつも心に棺桶を」出勤してすぐに唱えさせられる謎の言葉。この店はただの雑貨屋ではなく手のひらサイズの棺桶がメインの店。この店を訪れた人は思い出の品や想いを棺桶に収めて店の裏の庭に「埋葬」する。「わたしたちにできることは、引き受けることだけ。」店主の菫の言葉が胸に響いた。ポプラ社小説新人賞を取るなど、寺地作品の中ではかなり知名度の高いものだと思われる。ただ、私的には同じ時期に書かれた「やわらかい砂の上」の方が好みだった。
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Karl Heintz Schneider
母親と二人で暮らす中学生の花ちゃん。母親がひったくりにあったり、事件も起こるが概ね、ほのぼのとした生活が描かれている。ところが前半の最後の方に祖母が亡くなったという知らせが届き、そこから物語は急展開する。後半は祖母の残した手紙から、ふたりの過去が徐々に明らかになってゆく。図書館の棚で何となく手に取ったこの本。そう言えば昔、ブロ友さんが絶賛してたよなあ。そんな軽い気持ちで読み始めたのだが。まだ21歳だというのに子を思う母親の気持ちや孤独な老人の苦悩がまるで自分が経験してきたかのようにリアルに描かれている。
meiko37
2024/04/22 10:08

私もこの作者 気になっていました

Karl Heintz Schneider
2024/04/22 17:59

meiko37さん、良かったです、すごく良かったです!読み始めたら止まらなくなって一日で読了。超オススメ物件です<(_ _)>

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Karl Heintz Schneider
未来の日本では人口減少が歯止めをきかない。そこで人工授精により10人子供を産んだ者は好きな人一人を殺せる恩恵に預かれるというシステムを日本政府が打ち出した。誰にでも殺したい人の一人や二人はいる。10人人口を増やして日本政府に貢献した者のみ人口を一人減らせる権利を手にするという超合理的システム。殺したいというほどではないけれどいなくなってほしいと思う人は何人かいる。それを合法的にできるならば素晴らしいシステムかもしれない。でも10人産むためには少なくとも10年かかる。それに見合うだけのコスパがあるだろうか。
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Karl Heintz Schneider
このタイミングでこの本が回ってきて良かったと思います。スペイン語には多少の心得のある私にとってイタリア語と比較することによって理解が深まりました。スペイン語のある単語に相当するイタリア語の単語を知ることで、その単語の持つ意味・背景を深く知ることができました。フランス語はイギリスと地理的に近いので英語ルーツの単語がたくさんあったり、スペイン語はオスマントルコに征服されていた歴史があり、アラビア語由来の単語が多く見られる。言語を学ぶことで、その国の歴史が見えてくる。これこそが語学の一番の魅力だと私は思います。
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Karl Heintz Schneider
「婚活食堂」「ゆうれい居酒屋」と合わせてシリーズ全作をコンプリートしているため、ストーリーとキャストが頭の中でごっちゃになっている。しかも今作では新たに二組のカップルが成立したり、霊能者が登場したりで、増々わけがわからない。もしかして著者も混同している?相変わらず、おいしそうな料理が登場するが読んでゆくと、こんな言葉が出てきたりするので油断できない。「息子に社会復帰してもらいたいと望むのは結局親のエゴ、私の見栄じゃないかと思う。もう、今のままでいい、生きていてくれたら、それだけでいい。」
Karl Heintz Schneider
2024/04/17 06:43

同じく、引きこもりの息子を持つ私にはズシンと響いた。普通に、人並みに、そう思うのは親が恥かしいから。世間の皆さまに後ろ指を指されたくないから。結局は自分のためなんだと改めて思った。そう思うと目頭が熱くなった。本当に油断がならない、このシリーズは。

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Karl Heintz Schneider
派遣契約を切られ住んでいたアパートも追い出されたデザイナーのめぐみは人気デザイナー桐生青の門を叩き、飼っている犬もろとも住み込みで働かせてもらうことに。面白かった!お仕事小説を書かせたら青野さんの右に出る人はいない。デザイン以外何もできないダメダメ人間の青にめぐみは困惑するが、スケジュール管理や対外交渉など得意分野を肩代わりすることにより自分の居場所・存在価値を見出してゆく。天才肌の青と努力家のめぐみ、正反対のふたりだが、お互いの欠点を補い合うことでやがて最強のバディに。その過程は読んでいてワクワクした。
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Karl Heintz Schneider
タイトルも表紙絵も全然私好みではないんだけれど、この本を手に取った理由それは、著者の長井短さんが、ちょっと気になる女優だからだ色々なドラマで、ちょくちょく拝見して気になっていた唯一無二の存在感のある女優さんだからだ。内容の方は女子高生の奔放な性が描かれているが、いかんせん、おじさんには共感ポイントゼロ。本書は著者と同年代の女性向けに書かれたのだろうか。40代以上の方には共感しづらいと思われる。
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Karl Heintz Schneider
舞台は東京・西荻窪にあるコイズミ洋菓子店。そこに勤める二葉には長期入院中の夫・一星がいる。一日中病室にいて暇を持て余している一星は、お見舞いに来る二葉の話を聞くのが唯一の楽しみ。店に来る客が持ち込んでくるささやかな謎の話が多く、それを解き明かすのが、もはや一星の生きがいになっている。安楽椅子探偵どころかベッド上探偵だ。しかしながら彼の観察眼?推理能力は意外に高い。著者は6年にわたり夫の闘病生活を支えた経験を持つという。この物語は単なる推理モノではなく実際の経験に裏打ちされている。
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Karl Heintz Schneider
24歳の万智子はひょんなことから知り合った男性に一目ぼれする。しかしながら、それまでの人生で男性と付き合ったことのない彼女は、どうしていいかわからない。「生まれ育ったのとは違う場所で、知り合いもほとんどいない。そんな場所で暮らすことは、やわらかい砂の上を歩くように心もとない。」私は読んでいる小説のタイトルの由来が気になるタイプなのだが寺地さんの小説は、わりと序盤にそれが明かされるので安心して読める。彼女の小説はこれで6冊目だが、どれもすぐにそれがわかる。「川のほとりに立つものは」などはその代表例だ。
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Karl Heintz Schneider
その家の間取りは、どう見ても変だった。窓のない子供部屋を囲むようにする配置、そしてその真下には不思議な空間が書かれているが、そこにはどの部屋からも入ることができない。そんな知人からの相談を受けた「筆者」が調べるうちに、その家に隠された秘密が次々と明らかに・・・。これは実話なのだろうか。「最も売れた小説」と書いてはあるが。「筆者」と名乗る人物と「栗原」を名乗る設計士、このふたりの会話形式で話が進んでゆく。その家の所在地が○○県になっていたり、手描きの間取り図の画像が出てきたり、非常にリアリティを感じさせる。
が「ナイス!」と言っています。
Karl Heintz Schneider
読み始めてすぐにハゲシク後悔しました。凪良ゆうさんの小説をもっと読んでいたら、ずっと楽しくこの本を味わえただろうにと。本書は凪良ゆうさんの対談集です。ジャンルを問わず6人の方と対談されています。その中には芦沢央さん・山本文緒さんなど作家さんもいますが一番興味深かったのは、町田そのこさんとの対談。恐らく今最も勢いのあるこのふたりの作家の対談は、ふたりとも大好きな私にとって夢のコラボでした読み終えて今思っていることは、もっと彼女の本を読みたいということです。とりあえず「滅びの前のシャングリラ」は予約しました。
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Karl Heintz Schneider
以前ご紹介した「夜明けのはざま」を読んだ多くの方が感想に「ぎょらん」の続編?と書いていた。ずっと気になってはいたのだが500ページ超の厚みに臆し、伸ばし伸ばしになりつつ、意を決して手に取ってみたが葬儀社が舞台という一点以外は全く異なる物語だった。基本ファンタジーでありながら、あまりそれを感じさせない。亡くなった人が伝えたかった想いの結晶がそれを伝えたかった人にだけ見えるのだとしたら、そんな奇跡があってもいいとすら思える。ただ、「ぎょらん」というネーミングはいかがなものか。「珠玉」とかの方が良かったのでは?
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Karl Heintz Schneider
最近、薬剤師を扱った著作は多く、食傷気味ではあるが著者は長年にわたり薬剤師を務め現在は東京薬科大学の名誉教授であるため、内容に関しての信憑性は高いと思われる。薬剤師と言うと薬局薬剤師を思い浮かべるが、その他に病棟薬剤師・在宅薬剤師もいるとは知らなかった。また医師から処方された薬を患者に渡すだけではなく患者の様子を観察し、時には声かけすることもあるという。「医者には言えないことも薬剤師には言えることもある。」ひとりの患者の言葉が深く胸に残った。不安を抱える患者にとって、薬剤師は最後の砦なのかもしれない。
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Karl Heintz Schneider
左右田始は主にテレビドラマで活躍する51歳の俳優。教師・弁護士・刑事など堅い職業の役を振られることが多い。しかしながら役名が与えられることはほとんどない。キャスト・スタッフ・制作者の思惑が入り混じり撮影現場ではいろいろな事件が起こる。左右田はそんな事件を冷静に観察し見事に解決に導いてしまう。「スポットライトの当たらない場所にいると人の陰がよく見える。」なるほど!と納得しつつも、そんな暇があるんだったら、もっといい役をもらえるように自分を売り込めんだ方がいいのでは?と思うのは大きなお世話か。
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Karl Heintz Schneider
株式会社 明和に就職した由寿は広報部で社内報の制作を担当することになり「明和ブルガリアヨーグルト五十周年」特集のために関係社員にインタビュー取材を行ってゆくのだが……。この表紙絵とタイトルを見ただけで、あの有名なロングセラー商品が浮かぶ。でもちゃんと巻頭に断り書きがある。あの商品の50周年である某企業の取材協力のもと執筆した小説であると。う~ん潔い、安心して読める。宮木さんは「校閲ガール」以来二冊目。お堅いお仕事小説かと思いきやプロローグでは乳酸菌たちの会話で和まされ、もやしもんのオリゼー君を思い出した。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/02(1236日経過)
記録初日
2020/01/01(1603日経過)
読んだ本
867冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
241977ページ(1日平均150ページ)
感想・レビュー
731件(投稿率84.3%)
本棚
1棚
性別
年齢
62歳
血液型
O型
職業
事務系
現住所
東京都
自己紹介

日本人作家の小説を週に3~4冊読みます。好きな作家は有川ひろ・原田マハ・五十嵐貴久・近藤史恵・垣谷美雨です。よろしくお願いします。

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