ネタバレKindleUnlimited。孤独死した女、鈴木陽子の一生を辿る過去から現在の軸と捜査する女の現在軸、そして唐突に現れる第三の軸がどんどん集約されていく。鈴木陽子のパートだけでも濃厚なのに、全部が合わさりこってり。途中で真相は見えるが、そんな締めとは、良かった。バネのように歪まされ負荷が溜り続けた陽子の解放。以下は好きな表現。#「この金魚、なんかあんたみたいねえ」#手の届かない場所の不幸せと比べて拵える、言葉だけの「幸せ」。#毎月五〇万円稼ぐ生活は、五〇万円分の選択肢の中から、自分を選ぶ生活だ。

ネタバレKindleUnlimited。あまりにも内容がぶっ飛んでいて、そんなことあるか？となるが、まぁ西成ならあるか…という感覚。草下シンヤ氏が眠剤遊びの解説で登場したのは笑った。スーパー玉出の弁当が如何にも底辺食のように登場するが（確かに異様に安いが）過去に大阪にいた頃は普通に食べていたし、美味しかった気がする。以下は好きな表現。#可愛い姉ちゃんもいいが、やはり狂ったオヤジの方が見ていて面白い。#このスーパー玉出の弁当は私も何度か食べたのだが、限りなく身体に悪そうなのである。

ネタバレKindleUnlimited。よかった、ドラゴンファンタジーハリーポッター感。世界観と独特な言い回しが良い。ジュブナイル小説。竜が恵みも天災も引き起こす、基軸となった世界で、竜の治療をするという設定がよい。主人公たちもそれぞれ色があり、背景があり映像でみたくなる。主人公も全然万能でなく借金まみれの落ちこぼれで世界の常識を知らないので、主人公の目で世界に入り込めた。以下は好きな表現。#対峙せよ、されば開かれん。#医師は最も殉職が多い職種だ。死ねば、借金も帳消しだ。悔いなきよう、心ゆくまで学ぶがいい！

ネタバレKindleUnlimited。ファンタジーの世界でミステリー。主人公は見るだけしかできないので、パワーで解決！が一切ない。確かにファンタジー要素を取り込んだら詳細なトリックとかも好きに後付できるしストーリーに納得感があれば面白くなるよなぁ。特に誰にも感情はのらず、なんか淡々としていた感想。考察みたいなのも最後にワワッと詰め込まれており、ファンタジーとしてミステリーとしても半々な感じでした。

ネタバレKindleUnlimited。1を読まなくても楽しめます、私は読んだけど記憶からすっ飛ばしてました。それぞれ神というか尋常ならざるものと対峙する短編集。サクサクと読みやすい、対処能力がないぬーべーを読んでいる気持ち。冷泉がぽっと出だけれどいいキャラであんな短いのにいなくなった寂しさがあるのがよかった。以下は好きな表現。#空気は死人の肌の温度だ。#神がいなくても、地獄はあった。#冷泉の煙草を出し、切間のマッチで火をつけた。

ネタバレKindleUnlimited。面白すぎるが、めちゃくちゃだよ…こんなのわからないよ…という感想。設定がぶっ飛んでる。グロ度はそこそこ高い。トリック、推理はぶっ飛んでて全然わかりませんでした。以下は好きな表現。#イソジンでうがいをすることで類稀なる推理力を発揮するデリヘル探偵#「水死体に詳しいんだな」「いちおう推理作家だからね」#煙草を吸えないなら生き返っても意味ないですよ#「おれたちは文字通り、虫の息ってわけか」

ネタバレKindleUnlimited。胃もたれ。現実世界を深夜アニメのようなテンプレート世界に落とし込む発想は面白かった。深夜アニメメタはいいんだけれど、全体が痛々しい。ツッコミがサムい。そこも深夜アニメだからか…。イタい森見登美彦作品かな…。色んな人の人生をぶち壊しかねない洗脳部分のほうが気になって本筋に集中できなかった。自身が大人になっちゃったかもしれない。大学時代なら楽しく読めたはず。以下は好きな表現#どんなごちゃごちゃした駄作であっても、人の一人や二人を殺めれば、それなりの終末と完結が簡単に得られます。

ネタバレKindleUnlimited。孤独死した女、鈴木陽子の一生を辿る過去から現在の軸と捜査する女の現在軸、そして唐突に現れる第三の軸がどんどん集約されていく。鈴木陽子のパートだけでも濃厚なのに、全部が合わさりこってり。途中で真相は見えるが、そんな締めとは、良かった。バネのように歪まされ負荷が溜り続けた陽子の解放。以下は好きな表現。#「この金魚、なんかあんたみたいねえ」#手の届かない場所の不幸せと比べて拵える、言葉だけの「幸せ」。#毎月五〇万円稼ぐ生活は、五〇万円分の選択肢の中から、自分を選ぶ生活だ。

ネタバレKindleUnlimited。犬が死にます。全体的に最初の犬の死因から始まるドタバタコメディ感。犬は殺すし、攫うし、間接的に人を殺すし、直接的に人を殺すし。自業自得だろ…という気持ちで読み続けて、なんか想ってくれる人もできて…何これ…って気持ちでした。簡単に足抜けさせてくれる組織とか、なんか人死んでるけどハッピーな世界ですね。身の丈にあう幸せとは？僕にはあいませんでした。以下は好きな表現。#秘密は白い犬の姿をしていた。#希望は、白い犬のかたちをしていた。