熟睡の為のハウツー本では無く、睡眠研究の論文や実験結果を根拠として睡眠がいかに重要なのかを説く本。「睡眠は寝ている時だけで無く、起きている時間の結果なので24時間で考える必要がある」とあり日中から熟睡の為の努力が必要であることが認識できた。寝不足が太るのは脳のエネルギー不足だとか夜勤は慢性的な寝不足になって病気になりやすくなるといった記述も繰り返しあり、起きている時間は寝る為に存在しているとすら思わされた。

熟睡の為のハウツー本では無く、睡眠研究の論文や実験結果を根拠として睡眠がいかに重要なのかを説く本。「睡眠は寝ている時だけで無く、起きている時間の結果なので24時間で考える必要がある」とあり日中から熟睡の為の努力が必要であることが認識できた。寝不足が太るのは脳のエネルギー不足だとか夜勤は慢性的な寝不足になって病気になりやすくなるといった記述も繰り返しあり、起きている時間は寝る為に存在しているとすら思わされた。

言語化し悩みを相談することで、その悩みは解決に向かう。また、相談するだけでその解決法がなくても何とかなってしまう。悩みはこんがらがっている糸の様なもので、本来はキレイに一本になるもの。それを『言語化』が整えてくれる。【さいごに】として『エビデンスからナラティブの時代に』と記されていることが印象的だった。科学的根拠は大事なんだろうがそれ以上に、言葉と物語で人は動く。また、本書のメインテーマでは無いものの、睡眠不足が悩みの最大の原因だと強調されている。7時間睡眠を実行したいがそれができないのが悩みかも、、

カウンセリングを学び、アドラーを学んでも自分の子供への接し方は『上から下』になりがちで「勉強しなさい」とは言わなくてもほぼ同じことを圧力を持って伝えてしまっている。本書には「親は見守ることしかできない」とあり詰まるところその通りなのだが、これが本当に難しい。少なくとも子供が『挑戦しない』ことを選ぶことが無いような接し方を心がけたいと思わされた。