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2024年4月の読書メーターまとめ

冬将軍
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感想・レビュー
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ナイス
244ナイス

2024年4月に読んだ本
19

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 中玉ケビン砂糖

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

冬将軍
こんな難解なまわりくどいラブレターはひいてしまう。次々とあふれる言葉に船酔いし、私はよほど自分の頭が悪いのではないかと疑った。二人の作家の往復書簡という試みは巧妙だし、少しずつ微調整するように最後の手紙に向かって閉じていくという構想に期待しすぎたのかもしれない。ドナルド・エヴァンズやオクタビオ・パス、ジョゼフ・コーネル、“バラの騎士”、『華氏451度』云々、知らないことが多くてその度に読書を中断して調べ物をしたのも読み方としてまずかったかも。いつか再読する気になった時は中断せずに一気に読んでみようと思う。
凜
2024/04/17 06:51

冬将軍さん、知らないものを調べる、私もよくやります。意味のあるものをすっ飛ばしても後が頭に入らないんですよね。他の方の感想はざっくり見ることが多いです。今はいろんなところで書評を目にしちゃってることが多いので、選本の参考にしてます。 華氏451度、なぜかアメコミ風になったのもあり仰天しましたが、そういうのから入られても面白いかもです。

冬将軍
2024/04/17 09:20

そうですね、日本にいると話題作の場合はいろんな書評を目にしたり耳にしたりすることが多いでしょうね。アメコミ、ということはコミックですか。。。原則は原書にこだわる質ですが、英語は読むのに日本語の倍ぐらい時間がかかってしまうので『華氏451度』は日本語版を読むつもりです。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

冬将軍

久しぶりに娘と一緒に図書館へ行ってきました。小さい頃は私が読み書きを教えていたのに今ではすっかり日英バイリンガルの娘たちが自由に本探しをしているのを誇らしく、また羨ましく眺めつつ、私が借りてきたのは全て絵本!今日はコールデコット賞受賞作品を4冊。

久しぶりに娘と一緒に図書館へ行ってきました。小さい頃は私が読み書きを教えていたのに今ではすっかり日英バイリンガルの娘たちが自由に本探しをしているのを誇らしく、また羨ましく眺めつつ、私が借りてきたのは全て絵本!今日はコールデコット賞受賞作品を4冊。
冬将軍
2024/04/21 08:30

はい、感想はまた後ほど。私も凛さんの『西遊記』楽しみにしてますよ〜。

凜
2024/04/21 10:22

は〜い。地道に頑張ります

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2024年4月の感想・レビュー一覧
19

冬将軍
最近注目しているバーバラ・クーニー氏が語る、私の敬愛するエレノア・ルーズベルト氏の生い立ち。「裕福な家庭に生まれ育ったが〜恵まれない人たちの庇護者として活躍した」という紹介を見かけることがあるが、この絵本を読むと彼女を彼女たらしめる所以がよくわかる。弱者の立場に寄り添えたのはかつての自分と、そこから救い出してくれた人たちがいたからなのだなぁ。。。『彼女は闇を呪う暇があるぐらいならろうそくに明かりを灯した』という友人の言葉に胸を打たれた。
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冬将軍
私が読んだのは2018年出版30周年記念版、作者の娘Barnaby Porter氏の前書き付。彼女によると、本作が作者の一番のお気に入りの作品だそう。彼女のこよなく愛したメインの古き良き時代がたっぷり描き込んである。どの絵もカレンダーにして毎日眺めていたい。幸せを絵にしたような彼女の世界。
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冬将軍
お母さんと息子のお休み前の幸せな儀式。胸がキュッとなる。お母さんの表情が絶えず優しい。。。大人の事情はわからないけれど、少年とお母さんと、きっとふたりは大丈夫。本書は文と絵共にSydney Smith氏、心惹かれる作家さん。 https://blog.picturebookmakers.com/post/720633829641109504/sydney-smith
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冬将軍
あまり何も語らないおばあさんだけど、声が聞こえてきそうな程心に近い。最後に描かれたおばあさんの横顔のなんて優しいこと!派手ではない絵なのに光の加減や何気ない体つき、目線、表情が物語りを無二にしている。2024年国際アンデルセン賞受賞イラストレーターSydneySmith氏の絵本を3冊借りたうちのひとつ。先に読んだ『I Talk Like A River』はシュナイダーファミリーブック賞を受賞しているそうです。
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冬将軍
不器用に閉じていたサナギがチョウに変わるような、長い孤独や失望から見事に脱皮する少年の変化を美しく描いた絵本でした。全編力強いのに静かな言葉と絵が心にせまります。既に和訳されているようなので日本語版もいつかぜひ手にとってみたい、というのは英語版は極太の味気ないフォントなのが内容とすごく不釣り合いだったので。(あとの2冊もNeal Porter Books社出版で似たような極太フォントそれはがっかり)
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冬将軍
宮崎駿氏が所沢に家を持ってくださってよかった!奥様のスケッチが散りばめられた本書は昭和を少しでも生きたことのある日本人なら多くの人が戻りたくなるふる里でしょう。私が不思議なのはこのトトロの世界が海外でも広く親しまれていること。「日本人は大愚タイグが好きだと司馬遼太郎さんが書いていた」とありますが、私たちは皆どこかホッと一息つける安心感を求めているのではないかなぁと思います。というわけで、私にとってこの本は息抜きにちょうどよい。
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冬将軍
ネタバレ美しく丁寧に描かれていましたが、とても子供に読ませたい絵本ではありませんでした。貧困を恥ずかしく思う憂鬱そうな主人公を母親はさらに気の重くなる過去の話しで励まそうとでもしたのでしょか?過去に学ぶことは大切です。でも諭されるべきは恥ずかしく感じている彼女ではなく、貧富の差を作り、貧しいことを見下すような社会です。家族の交流が乏しそうなことも気になります。2022年コールデコット受賞、ニューベリー佳作、私には理解し難い絵本でした。
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冬将軍
色が鮮やかで躍動感のある絵本です。残念なことは現在進行形でノースダコタ州スー族の暮らす大地や水源を汚染の危険に晒していること。本来ミズーリ川を横断する予定だったのを、州都ビスマルク付近の飲料水を汚染する恐れがあるという理由でパイプライン(黒いヘビ)を原住民の生活圏経由で建設しています。(まるで日本の原発を何処に作る?米軍基地を何処にする?と同じ)多くの人に読んでもらい、今後の行方にも注視したいものです。こういう社会問題を直に取り扱った絵本もコールデコット賞に選ばれるのですね、驚きました。2021年受賞
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冬将軍
ネタバレ作者のアルバムをのぞかせてもらっているような絵本でした。北アメリカのあちらこちらを旅した末に落ち着いたのはカリフォルニア。でも結局娘を連れて日本へ帰ります。さりげなく戦争を通り越し、再びカリフォルニアを訪れることは叶いませんでした。そして今度は祖父に代わって作者がカリフォルニアに家族を持ちます。が、2つの国に郷愁を抱く作者は常に生まれ故郷日本とカリフォルニアを行ったり来たりするのでした。ふむ、ふむ。。。1994年コールデコット賞受賞作品。
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冬将軍
こんなステキな絵本を知らずにいたとは!お話の展開が早いことにびっくりしながらもグイグイ惹き込まれます。思い立てば突然行動に移してしまうMiss(未婚ですね)Rumphius。仕事はどうするんだろう、お金は?なんて野暮なことを詮索してはいけません。線がスラッとして、発色の美しい絵です。1982年コールデコット賞受賞作品。
冬将軍
2024/04/23 12:48

そうですそうです。私が最近絵を描き始めたのも潜在的にエマおばあちゃんの影響があったかも。。。!それから素敵なおばあさんと言えば『パリのおばあさんの話し』も昔読んで心に残っているので読み返したいな、と思っています。

凜
2024/04/24 06:37

わー、絵を描かれるんですか。素敵ですね。私は画伯と呼ばれるぐらいの画力の無さなので、塗り絵が関の山。描きゃ何とかなるとは思えませんので、人様の絵を楽しく拝見することにしてます。

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冬将軍
恐ろしい山賊(カンパ?)が追跡を諦めるほど険しくて過酷な道程を行き、ついにラサに到着する。チベット人は子供らしいユーモアに溢れどんな事も笑いに変える、あまり頑張り屋ではないが新し物好き、迷信深いと著者は観察する。大病をすると改名をしたり、全ての命は生まれ変わりだと確信しているためミミズに至るまで殺さない。5年間の感謝を表すためにクリスマスパーティーを開いた時に異国の地で故郷を想う筆者の記述に胸打たれた。近場の川に金粉が流れていても面倒を理由に誰も漁らない、というのは何ともおおらかな。麻雀エピデミック⇒
凜
2024/04/21 11:27

ブラッド・ピットで映画化された本ですね。日本語で検索してみて思い当たりました。(気になってたけど観たことは無し)チベットは興味のある場所なので、日本語でですが読んでみたいと思います。

冬将軍
2024/04/21 12:02

まだ11章までしか読めていないのですが、映画では描き得なかった山中の放浪記が想像以上、映画の映像以上で気が遠くなります。。。でも映画もとてもステキでした。私も日本語で読みたかった〜!7年間とは言いませんが、長い長い読書の旅です。凛さんの感想を楽しみにしていますね!私の誤読とかが発覚するかも!?

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冬将軍
5年前に娘がプレゼントしてくれた本で今も時々お茶の葉のシーズンを確認したり、ただ眺めて楽しんだりしています。が、今日どうしても書き留めたかったことは、ダージリンの危機が迫っているということです。本書には何故ダージリンの生産量が少ないのかが言及されず、ネパール産のお茶がダージリンに似ていて日本にも人気が高まっている、と書かれていますがダージリン愛好者の私にとっては香り落ちします。最近読んだ記事には既に30年前頃から持続可能な茶畑経営ができていないこと、温暖化による不作、労働者の不足などが挙げられていました。
冬将軍
2024/04/20 12:39

ダージリン茶がこのままでは廃れてしまうのではないかということを知ってかなり動転しています。日本ではどうなのかしら?ネット上の日本語の記事では危機感がないのですが?そもそも過酷な労働の上に成立していた産業で、イギリスが専売していたらしく、市場に出る絶対量がとても少ない茶葉だったそうです。それがネパール産茶葉と混合したまがい物が増えるにつれて品質の安定性が疑われ、需要が減る、茶畑維持が疎かになるといった悪循環の究極にあるらしい。"Darjeering tea crisis"で調べるとわんさか記事が出てきます。

が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
『あとは切手を、一枚貼るだけ』のおかげで出会えたドナルド・エヴァンス。自分の理想郷を切手に託した孤独な人だと思いきや、切手展示の旅の先々には普段持ち歩けない図鑑を置かせてもらう常連の友人があり、好きな手料理をふるまったりとなかなか社交的な人間味あふれる人だったようだ。本書はシリーズ毎に整理されており解説も細やかで、作品集でありながら作者の伝記のよう。巻末には彼の生み出した架空の国の地図も有り。私も切手を貼って文通していた頃、消印にこだわって投函したこともあるぐらいなので眺めるだけでもわくわくしてしまう世界
が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
こんな難解なまわりくどいラブレターはひいてしまう。次々とあふれる言葉に船酔いし、私はよほど自分の頭が悪いのではないかと疑った。二人の作家の往復書簡という試みは巧妙だし、少しずつ微調整するように最後の手紙に向かって閉じていくという構想に期待しすぎたのかもしれない。ドナルド・エヴァンズやオクタビオ・パス、ジョゼフ・コーネル、“バラの騎士”、『華氏451度』云々、知らないことが多くてその度に読書を中断して調べ物をしたのも読み方としてまずかったかも。いつか再読する気になった時は中断せずに一気に読んでみようと思う。
凜
2024/04/17 06:51

冬将軍さん、知らないものを調べる、私もよくやります。意味のあるものをすっ飛ばしても後が頭に入らないんですよね。他の方の感想はざっくり見ることが多いです。今はいろんなところで書評を目にしちゃってることが多いので、選本の参考にしてます。 華氏451度、なぜかアメコミ風になったのもあり仰天しましたが、そういうのから入られても面白いかもです。

冬将軍
2024/04/17 09:20

そうですね、日本にいると話題作の場合はいろんな書評を目にしたり耳にしたりすることが多いでしょうね。アメコミ、ということはコミックですか。。。原則は原書にこだわる質ですが、英語は読むのに日本語の倍ぐらい時間がかかってしまうので『華氏451度』は日本語版を読むつもりです。

が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
淡々とした航海日誌なのですが「そうこなくっちゃ」という展開にニヤニヤでもなく、ホクホクでもなく、何と表現したらよいのか。。。これぞChris Van Allsburg氏!と嬉しく(?)なってしまいました。今回も登場する者たちの表情がまたなんとも言えない。。。今作、初めて隠れん坊犬Fritzを見つけることができませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
モノクロの線画が独特な雰囲気。村上春樹氏はどのように訳したのだろう、と想像しながら読みました。夢の世界旅は迫力があって見応えはあったけれどChris Van Allsburg氏にしては平凡な展開でした。
が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
渇ききった砂漠の土色はアフリカの大地そのものだけれど、物語はひんやりとした夜空を見上げて「私はプリンセス」と夢見る少女で始まり、「いつか自分の王国にきれいな水が溢れますように」という願いで終わっている。生きるための水を得るために一日を費やす家族もいるような西アフリカのお話し。本書の主人公ジョージー・バディエルは現在祖国ブルキナファソに飲料水が届くための基金を立ち上げている。https://www.georgiebadielfoundation.org/
が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
5章までの感想。これは究極の山歩き、異文化サバイバル、そして私にとっては全く知らなかった美しいチベットの大自然の旅行案内書だ。出てくる地名毎に手を止めてネットで調べる。チベット特有のヤクやロバ、バター茶!?一妻多夫制?!驚きの連続。筆者たちが迷信を無視して行動するのに天罰がくだらないのを見た村人たちが権威(僧侶)に疑問を持つきっかけにならなかったのは、逃避行の道筋を下調べするために熱心に山や川に入る白人の彼らを見て、霊と交わる超自然的な儀式をしていると理解していたかもしれない、というくだりに笑みが漏れた。
凜
2024/04/07 08:26

追記です。「チベットの7年」で調べたらすぐ見つかりました(笑)今、大量に抱えてるので、そのあと取り掛かります。

冬将軍
2024/04/07 08:38

私はネットフリックスで映画を観て好きだったので本を読むことにしました。今はなきチベット、なのが哀しいです。凛さんと同じ、私も読みたい本に埋もれています。読書メーターは私にとって毒になっているかもしれない。。。

が「ナイス!」と言っています。
冬将軍
これは非常に重い本だった。そもそもビアフラ戦争という存在さえ知らなかったので常にネットで当時ナイジェリアの情勢等を調べながらの読書だった。気性の全く違う双子OlannaとKainene他、立場の違う登場人物が戦争に巻き込まれ、振り回されていく。「根強い民族間の不和」とか「宗教戦争」だと見せかけて、いわゆる先進国が焚き付けた内紛に対して責任を取らないどころか未だに軍事産業で甘い汁を吸おうとしている国があることに虫酸が走る。家族を亡くしたInatimiが自分の過去は死んだも同じで、ビアフラ存続に全身全霊⇒
冬将軍
2024/04/02 15:26

⇒をつくす勇姿に感動していた矢先、最終的にはKaineneと共に行方不明で終わってしまうことに虚無感。自分もビアフラ人だ、と自負していた英国人のリチャードが、紛争が深まるにつれて自分が如何に部外者であるかということに気付いてゆき、あれ程書きたかった小説も書かず、最後まで紳士だったのに好感がもてた。結局『The World Was Silent When We Died』を書いたのがUgwuだったとわかり、してやられた!と思った。

冬将軍
2024/04/03 01:51

「今の状況から逃げ出したいのはわかるわ。でも何処へ向かって逃げたいわけ?」「皆同じ戦争の中にいるのよ。人が変わるのは戦争のせいじゃない」読後一夜明けてもKaineneの声が聞こえる。戦争が舞台の凄まじい人間ドラマだった。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/02/17(1190日経過)
記録初日
2021/02/08(1199日経過)
読んだ本
305冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
64999ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
208件(投稿率68.2%)
本棚
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