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2024年3月の読書メーターまとめ

Masato Ata
読んだ本
3
読んだページ
1282ページ
感想・レビュー
3
ナイス
12ナイス

2024年3月に読んだ本
3

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Masato Ata
宮部みゆきの杉村三郎シリーズ第5弾、今回は中編3本建。前の『希望荘』は社会の不合理や登場人物の運命を辿った話が多かったが、今回は冒頭の『絶対零度』からして最悪の後味の悪い、純粋悪に滅ぼされた善人の話。いやいや『模倣犯』以来久しぶりに気分の悪い話で読後しばらく頭に残ってしまった。2編目の『華燭』はその反動かペーソスの効いた話だったが、最後のタイトル作はまた最後にやりきれない後味が残る話。いずれも宮部のストーリーテラーとしての名人ぶりは素晴らしいのだが、ちょっとまたしばらく違うテイストのものを読みたくなった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

Masato Ata
宮部みゆきの杉村三郎シリーズ第5弾、今回は中編3本建。前の『希望荘』は社会の不合理や登場人物の運命を辿った話が多かったが、今回は冒頭の『絶対零度』からして最悪の後味の悪い、純粋悪に滅ぼされた善人の話。いやいや『模倣犯』以来久しぶりに気分の悪い話で読後しばらく頭に残ってしまった。2編目の『華燭』はその反動かペーソスの効いた話だったが、最後のタイトル作はまた最後にやりきれない後味が残る話。いずれも宮部のストーリーテラーとしての名人ぶりは素晴らしいのだが、ちょっとまたしばらく違うテイストのものを読みたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
Masato Ata
前作『ペテロの葬列』で離婚・独立した杉村三郎の、私立探偵開業後の物語を4つの中編で綴ったシリーズ第4弾。友人もコメントしてたが、前の3編の長編が杉村三郎=私立探偵、というセッティングの序章とも思えるあたり宮部の思い入れを感じる。内容はどれも3つの長編とは一変して、殺人が絡むミステリーで、宮部の本来のミステリー作家としての迫力が垣間見えるもの。ただいずれも社会の不合理や、運命的な経緯で犯罪の虜になってしまった、というもので『模倣犯』のように絶対的悪の存在を感じさせるものではないのが救いといえば救いか。
が「ナイス!」と言っています。
Masato Ata
もう20年以上前、NY在住時にまだ出たての買ってそのまま積読、今回家の片付けで発見。今にして彼女と同じ病気の身でこの本を改めて手に取るとは何という人生の綾か、と思う。初期『Saturday Night Live』の顔の一人、当時全米を代表するコメディアンヌ、ギルダの壮絶な闘病記はなかなか辛いが、彼女が治療を通じて経験するローラーコースターは今はとっても理解できる。病への心構えなど考えさせられることも多く、多分当時よりも今読むべきということだったんだろう。一貫してサポートし続ける夫ジーンの誠実さにも感銘。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/02(4653日経過)
記録初日
2011/07/18(4668日経過)
読んだ本
198冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
77521ページ(1日平均16ページ)
感想・レビュー
186件(投稿率93.9%)
本棚
1棚
性別
外部サイト
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