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2024年4月の読書メーターまとめ

5263
読んだ本
20
読んだページ
5789ページ
感想・レビュー
7
ナイス
39ナイス

2024年4月に読んだ本
20

2024年4月のお気に入り登録
1

  • まな

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

5263
人が怪談を語る理由や、怪談話に内在された残虐性など、真正面から「怪談」について向き合って物語に落とし込んでいる作品。怪談の解釈は興味深く、作者の本作に込めた強い意気込みを感じた。 ただ、惹き込まれて熱中して読んだかというとそうではなかった。小説としてうまくまとまっているし、怪談の解釈も新鮮だったのだが、続きが気になる展開ではなかったのが惜しい。 ホラー小説独特の、真相がわかるにつれて沼地にどんどんはまっていくような不気味さをもっと味わいたかった。 最後は綺麗にまとまっているので、読後感は良かったです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
7

5263
ネタバレ最後のどんでん返しは好き。 最初は「よくある民俗ホラー的展開だな…」と不安に感じながら読んでいたが、最後の二転三転する展開は興奮した。 違和感が澱みなくきっちり回収されていく展開にゾクゾク。(説明が丁寧すぎて冗長だと思ってしまう箇所はいくつかあったが) それにしても小夜子がかわいそすぎる… あと、スプラッタ的展開が自分は苦手なので、ラストのとある展開はきつかった。(いくらヘイトを溜め込んだキャラだからといって、「そこまでせんでも…」という気持ちを抱いた)
が「ナイス!」と言っています。
5263
高山一実さんは乃木坂現役時代、周りを輝かせようとする優しさや温かさが素敵な人だなと思っていたが、そんな彼女の優しい人柄が滲み出ている小説だと思った。 アイドルとして活動していくことは大変であるということは誰でも想像できるが、彼女が書くからこそ、純粋な少女がアイドルとして消費されていく辛さや葛藤に説得力があった。彼女しか書けない唯一無二の作品だと感じた。 次回作があればまた読んでみたいです。
が「ナイス!」と言っています。
5263
家庭内での暴力によって生み出されてしまった異端児たちの居場所を見つける物語として読んだ。 異端児がそれぞれの居場所を見つけるために生じる排他性や暴力性が、本作では気味の悪い設定に落とし込まれていて鳥肌がたつほどおぞましかった。 また、気味の悪さ以上に、作品の根底にある「無邪気な暴力性」が個人的に読んでいて辛かった。拒否反応を感じながら読んでいた。 キャラが個性的でテンポが良いいので一気に読んでしまったが、最後はもやっとしたまま後味の悪いラストをむかえてちょっと消化不良ではあった。
5263
圧倒的な読みやすさ。一癖ありつつも愛着を感じるキャラクター、一瞬でわかるキャラ相関図、ひきのある展開、知略ゲームでありながら容易に理解できる戦略、それらが無駄なく書かれていて、プロ作家の実力を存分に味わえた作品だった。 ワクワクしながらあっという間に読み終えてしまった。 頭脳系の作品は途中から難しくなって離脱してしまうことが多いが、この作品はわかりやすさを重視していて苦手な自分でも楽しめた。 ヒット作を何作も生み出してきた細音先生のすごさを実感した。先生の他の作品も読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
5263
人が怪談を語る理由や、怪談話に内在された残虐性など、真正面から「怪談」について向き合って物語に落とし込んでいる作品。怪談の解釈は興味深く、作者の本作に込めた強い意気込みを感じた。 ただ、惹き込まれて熱中して読んだかというとそうではなかった。小説としてうまくまとまっているし、怪談の解釈も新鮮だったのだが、続きが気になる展開ではなかったのが惜しい。 ホラー小説独特の、真相がわかるにつれて沼地にどんどんはまっていくような不気味さをもっと味わいたかった。 最後は綺麗にまとまっているので、読後感は良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
5263
ただただ気持ちいい。 本作には「苦労」が存在しない。 森でのサバイバルの苦労、農業の苦労、病気や怪我の苦労、人間関係の苦労、恋愛の苦労、土木事業の苦労、街運営の苦労、子育ての苦労などなど。すべての苦労が取り払われて物語はスムーズに進んでいく。 リアリティが無いと批判されるかもしれないが、なろう系に辛いだけのリアリティは求めていない。「こんな世界があったらいいな」という理想の世界をたっぷりと味あわせてくれてありがとう!っていう気持ち
が「ナイス!」と言っています。
5263
ファンタジー小説の悪役貴族に転生するダークヒーローもの。 正義ぶらず、自らの役割を全うしながら運命を変えていく。そんな筋の通った悪役っぷりが気持ちいい。 嫌われる運命でありながら、少しずつ周囲の理解を得ていく展開も応援したくなる。 ただ、主人公以外の他のキャラクターの個性を感じづらかった。キャラ理解が深まる前に新たな登場人物がどんどん増えて場面展開が多くなったことで迷子になる時間があった。巻末の相関図がありがたい。 世界観は好きなので2巻に期待してます。 コミカライズしたら売れそう。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/05(1070日経過)
記録初日
2021/06/05(1070日経過)
読んだ本
1323冊(1日平均1.24冊)
読んだページ
314483ページ(1日平均293ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率4.1%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

WEB小説を中心にマンガも文芸もビジネス書も読みます

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