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2024年5月の読書メーターまとめ

*八朔ナッツ*
読んだ本
10
読んだページ
3560ページ
感想・レビュー
10
ナイス
229ナイス

2024年5月に読んだ本
10

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

*八朔ナッツ*
ネタバレ話題の作品、題名や装丁からラブストーリーかなと思っていたけど、父の遺作を探すミステリー。ラストに向けて、作品の仕掛けに気付いた時には、うわぁ…となり、ひたすら感心して遡って確認した‼︎この作品のために、作者はどれだけ労力を注いだだろう…。電子書籍が普及する中、紙の本を愛するあまりの執念にも思えて、同じく紙の本好きな私も、作者の熱意にアッパレ‼︎な気持ちになった。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

*八朔ナッツ*

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2024年5月の感想・レビュー一覧
10

*八朔ナッツ*
ネタバレ版画家・棟方志功の生涯を、妻・チヤの視点で描くストーリー。昭和初期の激動の時代、貧しい生活を強いられながらも、棟方の湧き出でる創作意欲とそれを支えるチヤの献身ぶりがとても情熱的に描かれていて、夫婦の人間味にすっかり惹かれてしまった。ゴッホとの関係性にも感心。オーディブルと併読。渡辺えりさんの津軽弁が木版画に色彩を与えるようで、素晴らしいキャスティング。チヤが、棟方のために延々と墨をするシーンがとても好きだった。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ大学の入学金を母親に使い込まれ、高校卒業と同時に8歳の妹・律を連れて自立した理佐。山間の蕎麦屋で住み込みで働きながら、石臼で蕎麦粉を挽く鳥・ヨウムのネネの世話をする。それから10年毎に、姉妹とネネの生活が描かれる。出会う人々が温かく親切で、また姉妹が真面目で聡明で、挿絵と相まってホッコリと癒された。毒親の元で、なんていい娘に育ったことだろう…そしてその他にも恵まれない家庭環境から自立し、周りの助けを借りながら地道に生きていく人々か描かれる。淡々と進むストーリーで、絵本や童話を読んでいる様な安心感があった。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ母と娘、三代の親子の物語。母を慕う気持ちも、娘を想う愛情も、少し歪んでいるようにも感じるけれど、愛したい、認められたい一心で、他の人間関係からはありえないような独特な関係性となることは、少し分かる気もする。ストーリーの中で、ルミ子と清佳という名前はほとんど出てこない。常に母であり、娘であり…個人としての生き方や考え方を見失っている感じがする。ちょっとサイコ的な怖さも感じてしまうけど、「愛能う限り」愛した母と娘の物語、映画ではどう描かれているだろうか。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ雄町哲郎は、最先端医療に携わる医師だったが、妹が遺した甥を引き取ったため、今は町医者の内科医として勤務する。大きな手術や奇跡的な回復は起こらない。患者さん一人一人に寄り添った医療、そして看取り…相反するような科学と哲学を、どちらともから考えていくマチ先生。「癌の患者に、がんばれとも諦めるなとも言わん。ただ急ぐなと言うてくれる…」あぁ…こんな医師が生涯の後半、そばにいてくれたら…。京都の風情と美味しそうな和菓子が、決して避けられない死と隣り合わせの厳しい病院の空気に、そっと彩りを与えてくれるようだった。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ一家3人を惨殺したとして少年死刑囚となった鏑木慶一が脱獄した。名前や職を変えながら逃亡を続ける鏑木は、その先々で人間性が認められ、読み手としても無実を信じていつしか応援していることに気付く。鏑木の運命と事件の真実は…ドラマチックな展開と結末が気になって、ラストに向けては一気に読んだ。あぁ本当に切ない。ラストは放心状態だけど、でも読み応えがあり、充実した読書時間だった。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ話題の作品、題名や装丁からラブストーリーかなと思っていたけど、父の遺作を探すミステリー。ラストに向けて、作品の仕掛けに気付いた時には、うわぁ…となり、ひたすら感心して遡って確認した‼︎この作品のために、作者はどれだけ労力を注いだだろう…。電子書籍が普及する中、紙の本を愛するあまりの執念にも思えて、同じく紙の本好きな私も、作者の熱意にアッパレ‼︎な気持ちになった。
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*八朔ナッツ*
ネタバレ叔母の遺作小説には、削除されたエピソードがあるという。響と郷音、身体醜形障害、相貌失認。作中作もそれを読みとく2063年の謎解き部分も、少し凝りすぎて現実味は乏しいけれど、続きが気になり一気に読んだ。何より、途中の勅使河原の「新飼郷音という人物は…」の一言が、ゾワゾワっとするほど謎すぎて、私も一緒にさらなる混乱へと叩き落とされた‼︎削除されたエピソードは、なくても、それはそれでいいのかも。あぁ…私も気になってきた、前髪。。
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*八朔ナッツ*
前作に続き、オーディブルと並行して楽しんだ。谷原京子の自虐的な語り口と周りの人々に、今回も笑わされた。何だかんだでみんな本好きで仕事熱心なところがいい。『ステイフーリッシュ・ビッグパイン』の内容が気になって仕方ない…。オーディブルだと脳内は完全に映像化…声のキャラ分けが良すぎるー。次こそは?続編もありそうで、楽しみに待つとしよう♪
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*八朔ナッツ*
家族でカナダに留学中に乳癌を発症した西加奈子さんのエッセイ。そしてコロナ。異国の地で死と隣り合わせの状況を体験した彼女は、どれほどに不安だっただろうと思うけど、多くの友人や家族、医療関係者に恵まれて、西さんは大病と向き合い、受け入れ、乗り越えていく。英語を関西弁に訳しているのが絶妙。死は…まるっきり無垢な、自然な佇まいでそこにあるもの。それに直面しながらも、明るく前向きに生きていく西さん…あぁ、私もそうありたいな、と思う。
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*八朔ナッツ*
『ぎょらん』で身近に感じた死を、また呼び起こされた感じがした。家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」に関わる人達のお話。死を意識しすぎては、平常心で生きていけない。でも、死をきちんと恐れるからこそ、今を大切にしようとする、とも言える。亡くなった人とのお別れを手助けする葬儀社の仕事は、あまりクローズアップされないけれど本当に大変な仕事だと思う。誰もが迎える死、身近な人を亡くす経験をすると、またさらに深い所に刺さるストーリーだと思う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/16(1090日経過)
記録初日
2021/01/24(1233日経過)
読んだ本
242冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
71731ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
224件(投稿率92.6%)
本棚
0棚
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