私はこの本を読むにあたり、事前に殺意、赤い館の秘密、ABC殺人事件 、見知らぬ乗客 を読み、デストラップ、見知らぬ乗客の映画を観た。結果として作品を十分に楽しめたし、何より本作に出会わなければ読まなかっただろう作品たちを知る事ができたのは収穫だと思う。古典ミステリマラソン、楽しかったです。
以下ネタバレ抵触します。この設定で主人公の妙に客観的な一人称…どう考えてもアクロイド殺しがベースなのは間違いないし妻に先立たれているという設定を読んだ瞬間に反射的に主人公が殺したんだろうな、と予想をつけた。…それなのに内容は予想の裏切りの連続で、すっかり煙に巻かれてしまった。私はネロ(ウルフ)が店に居着いたその時点で主人公の犯罪を察知されたに違いないと店員を怪しんだりしてしまった。本屋から一歩も出ないネロはミスリード猫だった。欄の花が好きなのかな。
私はこの本を読むにあたり、事前に殺意、赤い館の秘密、ABC殺人事件 、見知らぬ乗客 を読み、デストラップ、見知らぬ乗客の映画を観た。結果として作品を十分に楽しめたし、何より本作に出会わなければ読まなかっただろう作品たちを知る事ができたのは収穫だと思う。古典ミステリマラソン、楽しかったです。
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以下ネタバレ抵触します。この設定で主人公の妙に客観的な一人称…どう考えてもアクロイド殺しがベースなのは間違いないし妻に先立たれているという設定を読んだ瞬間に反射的に主人公が殺したんだろうな、と予想をつけた。…それなのに内容は予想の裏切りの連続で、すっかり煙に巻かれてしまった。私はネロ(ウルフ)が店に居着いたその時点で主人公の犯罪を察知されたに違いないと店員を怪しんだりしてしまった。本屋から一歩も出ないネロはミスリード猫だった。欄の花が好きなのかな。