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2024年4月の読書メーターまとめ

潜水艦トロイメライ
読んだ本
18
読んだページ
5831ページ
感想・レビュー
15
ナイス
167ナイス

2024年4月に読んだ本
18

2024年4月のお気に入り登録
1

  • 和尚

2024年4月のお気に入られ登録
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  • 和尚

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

潜水艦トロイメライ
殺し屋として生きることを運命づけられた少女は、狙撃手として、女としての動乱に巻き込まれながら、自分の生き方を常に問い続ける。ハードな戦争物語を彩る魅力的なキャラクター、敵味方複雑に入り交じる思惑、戦場という地獄を見事に描写する著者の筆力が遺憾なく発揮され、物語全体としてダレない。素晴らしい作品。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
15

潜水艦トロイメライ
短編読了。 記憶をなくし、超能力を持つ千秋さん(美少年)と里美(女性)の恋愛?っぽい物語。抽象的で淡い雰囲気で、たしかにこれだけだと読み応えがない。これで性別とか違ったらめっちゃおもろそう。ヨギガンジーも未登場で、ミステリアスだけどミステリーではない、不思議な奇術の小説。このあと長編行きます。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
鼻兎ずっと読みたかったので感激。短いながら癖になる作風。犬もニニコも可愛く鼻兎の表情もなんとも言えなくて好き。最初はちょっとパンチが物足りなくてうーんという感じだったけど、頁が進むにつれ、鼻兎の世界観に少しずつ溶け込んでいくことができて最後は楽しく読み終えられた。ハナウサカイグリも書籍化してほしい。是非。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
JORGE JOESTARに続きディオの人間らしさが垣間見えた作品だった。日記という体で進むとはいえ彼の回想を元に再生される一部の記憶や、天国へ行くに至る思考などが綿密に描かれており、動の舞城に対する静の西尾維新という対比を感じた。西尾作品にも吸血鬼は登場するのでそことの共通項や、人間でない存在としての思いなどをどう描写するのか見られて満足。三部を読んでから間を空けてこの作品に出会ってしまったのだけが残念。勿論プッチのその後を知っているからこそ通底する意志が分かり、六部まで知って読む方が面白くはあるのだが
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
伊坂の中でも終始ビター、優しくも切ない小説だった。現実はほろ苦い。子供は生まれる環境を選べないし現実には瞬間移動もできない。そんな我々にとっても風我に対する優我のような理解者がいれば生きていけるだろうなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
作品に向けられている眼差しとか、エンターテインメント小説と純文学小説に対する彼なりの解釈が読めてよかった。エッセイ集自体そんなに読んだことはなかったが、下に解説?というかコメントも掲載されていて、読みづらさはあったがより当時の心境とか伊坂の脳内が少しだけ理解できた気がした。 干支エッセイに毎年悩んで書いているのも面白い。 まだまだ伊坂作品は半分しか読めていないが、これからもコンスタントに読むだろうことは確信している。 伊坂マスターに俺はなる!
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潜水艦トロイメライ
ネタバレ短編集で官能なので同じような話が続くのかと思いきや、それぞれの和歌に対応した物語が一つ一つ違って面白かった。今作は想い人と結ばれあう展開が多くて良かった。心が温まるというより、1つの地獄へと共に落ちていくといった表現が適切か。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
部活の先輩イチオシということで購入。登場人物はただ一人、守田一郎のみ。しかし、彼の書く愉快な手紙を通じて様々な人物の素敵な大学生活が垣間見れるといった内容の作品だった。童貞ヘタレ野郎の再現度が高すぎる森見だが、これはその中でも異彩を放つ。手紙を書く相手によって絶妙に彼の書体が変化するのだが、彼の阿呆さと誠実さの幅広い側面を巧みに表現しているのだ。そして一方通行の手紙を通じて人を思うことや相手がいない切なさみたいなものが伝わってくる。今作は妄想でもファンタジーでもないが、十分にヘンテコで楽しい一作だ。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
長すぎるにも関わらずずっと面白い。あのキャラとあのキャラの夢の共演!みたいなイメージで読んでいたが、読者に媚びたバトルは全く(?)ないというかそもそもオリジナルストーリーが面白い。舞城作品として完成されているものにジョジョが違和感なく溶け込んでいるといった印象で、特にカーズ先輩が終始イケメンすぎる。ディオはより人間臭く、一部からちょこちょこお馴染みだったりお馴染まないキャラクターが時には名前も全く違う形で登場する。ジョジョマニアの友達に近況を説明するたびに混乱させるのが面白かった。一生の読書体験になった!
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
「現在」の本屋を襲う計画はどこかほんわかした犯罪という雰囲気で、「二年前」のペット殺しは反対に凄惨な事件である。これら2つの物語に共通する登場人物河崎は、時を隔てず自由人で魅力的という描かれ方で進む。物語は案の定交錯するのだが、伊坂お得意の「焦らしプレイ」で、遠回りしながらも軽快な会話で読者を引き込んでいく。そんな雰囲気が終盤の5分の4くらいで途端に速度を上げ、え?え!え!?の連続。アヒルと鴨だしコインロッカーだわ!となる。割と技巧的なので円熟期の作品かと思ったら結構初期作品でびっくり!人に勧めたくなる。
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潜水艦トロイメライ
とてもきれいにまとまった純愛小説。前評判で聞いていた通り主人公とヒロインのバックボーンが重すぎる。そこでゾクッと来るが、恋愛シーンも結構面白い。ご都合展開がなく、順当に関係値が深まっていくのも良い。ただ学校のクラスメイトがやな奴ばっかりでもう少し三枚目のようなキャラクターがいてもいい気がした。テンションが高すぎると入り込めないラノベだが、こちらは非常に落ち着いていて、だからこそもう少しはっちゃけてもいい気がする。一方でそれが物語の没入度を上げているのも確かではある。
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潜水艦トロイメライ
ネタバレ言葉を紡ぐ者たちの物語。地の文がほとんどで構成されているためか、スキマ時間を見つけて読む進め方ではなかなかストーリーに入っていけなかった。描写の丁寧さもそうだが、登場人物の深堀りに並行して哲学的な観念やこの世界の政治史地理条件など、込み入った内容も同時に展開されていくため、話が盛り上がる前に頭がパンクしそうになった。ある程度時間を取って読んでいくと、グイグイ引き寄せられてようやく本のテンポに合わせられる。マツリカとキリヒトが共同作業で手話を作っていくところは一巻の山場といったところか、続きも読みたい、
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
自分の人格を形成するすべてが寄生虫によってプログラムされていたものだったら…。極度の潔癖症と極度の視線恐怖症の二人が織りなすいびつで美しい恋物語。最初こそ突飛でなれない設定だったが、徐々に惹かれ合う二人の姿を読んでいくうちに温かな気持ちになれた。しかし同時に、今の自分の心の動きもすべて傀儡に操られたものだとしたら、という恐怖もあり、考えさせられる。むしろ今の自分の心のままに従って生きていくのもありかなと思わされる。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
殺し屋として生きることを運命づけられた少女は、狙撃手として、女としての動乱に巻き込まれながら、自分の生き方を常に問い続ける。ハードな戦争物語を彩る魅力的なキャラクター、敵味方複雑に入り交じる思惑、戦場という地獄を見事に描写する著者の筆力が遺憾なく発揮され、物語全体としてダレない。素晴らしい作品。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
この話を読んでからずっとぶどう味のパピコを探し求めている。
が「ナイス!」と言っています。
潜水艦トロイメライ
作風が好き過ぎて毎回泣きそうになる町田洋。 時間や思い出の儚さや淡い恋心を描くのがうますぎる。 ただ、読んでいて思うのは、これ世界観から先に作っているのか登場人物から組み立てているのか分からないということ。キャラクターはなんとなく毎回同じような容姿なのに、一人一人絶妙なチューニングの違いで、魅力が増していると言うか、でも人物に視点を当てすぎるのではなく、風景や切り抜かれた刹那を繊細に描写しているので、心を鷲掴みにされる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/10/29(936日経過)
記録初日
2021/11/13(921日経過)
読んだ本
278冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
89854ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
182件(投稿率65.5%)
本棚
8棚
年齢
19歳
自己紹介

伊坂幸太郎を今年中に全部読みたい!
大学の課題のせいで全然興味のないムズカシイ分野の本を読まされることがあるが、世間知らずなので真面目に読んで教養を深めたい。

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