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2024年3月の読書メーターまとめ

基
読んだ本
21
読んだページ
6214ページ
感想・レビュー
12
ナイス
292ナイス

2024年3月に読んだ本
21

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

基
ネタバレ拝借本。歴史は勝者が紡ぐ。けれどそれは一面的なものであり、敗者には敗者の歴史がある。平家物語のなかでは、知盛も義経も義仲も直実も単なる敗者ではなく、善も悪も内包した1人の人間として悩み、迷う。ラストに向かっての盛り上がりは流石の今村節。教経の大暴れと静謐な知盛の対照的な最期に、思わずほろほろり。知盛と義経の共闘を見てみたかったなぁ。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

基

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2024年3月の感想・レビュー一覧
12

基
ネタバレ拝借本。人生の一大事ではないけれど、靴の中の小石のように気になって仕方がない。そんなお悩みを解決する、いわば何でも屋なマクスと会計士のジョージが活躍する連作短編集の第2弾。一応探偵局とはなんて絶妙なネーミングだろうか。恋の橋渡しをしたかと思うと、ハーブ泥棒探しに奔走して結果、お仕事のマッチングに成功。物件のユーレイ騒ぎを解決したり犬の誘拐販売を阻止したり。マクスはそれなりに仕事が出来るのであった。坂田さんのシンプルな線にピッタリのお話で、大好き。超マイペースなジョージとのやりとりも好き。
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基
ネタバレ拝借本。猫なのに人に協力するジョーンズ。でもお風呂は苦手なのね。翻訳機が面白い。そういえば、ミャウ○ンガルって、まだあるんだろうか。さて、ヴェンデルシュタインに特大のピンチが。ブレーメンの音楽隊的合体により、猫に操られた動物たちが大挙して急襲。もう猫になっちゃえ!と思わなくもないが、人類の抵抗は続く。クナギのアレを手に入れるために画策した、スオウとは何者なのか。気にならなくもないが、猫好きとしてはストーリー二の次で猫の可愛らしさを愛でて満足なのであった。
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基
ネタバレ久々の榎田さんのBL、ガッツリファンタジーで流石の読み応え、面白うございました。凪の極地にあった風読みが己の半身と出会う事で、嵐の感情を取り戻して世界を変革してゆくのだ。ワクワクするじゃないか。また、風読みを変えた美しきルドゥラの造形がまさに榎田キャラ。男前で誇り高い戦士だが、風読みの前ではちょっと可愛い。風読みの傍輩である明晰と癒し、象猫のプティと大鴉のクロウなど、脇を固める存在も魅力的。ところでこの箱庭的世界を作ったのは誰?目的は何?ニウライはAIよね? 次巻で謎の一端は明かされるだろうか。
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基
ネタバレタイトルのインパクトにやられて図書館から借り出したものの、延々と続く興味の持てないモノローグに頓挫。  図書館本
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基
ネタバレ600ページの力作。非正規雇用ゆえの貧困スパイラルに甘んじるしかなかった4人が、とある夏の日を境に労働者の当然の権利を勝ち取りにゆこうと足掻く社会派小説。反発すらしていた4人が徐々に結束してゆくくだりは青春もののようなテイストだった。特にラストの静かな盛り上がりには、私も拳を掲げたくなった。とはいえ、利益第一主義のユシマや、既得権益にしがみつく政治家、上位下達の警察組織などの体質はそうそう変わらないのだろう。矢上や脇、秋山、泉原の闘いはこの先も続く。だから『未明の砦』なのだ。でも夜はいつか、明ける。
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基
ネタバレタイトルは「きぼうのゆくえ」。このタイトルには失踪した希望(のぞむ)の行方を追う兄 誠実の想いもかかっている。希望を探す過程で、彼を知る人が語る弟の姿に混乱するのは、誠実がこれまで希望を見ていなかったから。自分がいかに弟(はもとより、実母や妻も)と向き合って来なかったのか、を突きつけられる展開は痛いが、新たな一歩を踏み出すためには必要な痛みだろう。ただ、希望はどうだろう? 求められるままに自分を撓ませてしまう彼は、自分の希みを見つけられのかな。彼の行先にも「きぼう」があらんことを。  図書館本
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基
ネタバレ拝借本。歴史は勝者が紡ぐ。けれどそれは一面的なものであり、敗者には敗者の歴史がある。平家物語のなかでは、知盛も義経も義仲も直実も単なる敗者ではなく、善も悪も内包した1人の人間として悩み、迷う。ラストに向かっての盛り上がりは流石の今村節。教経の大暴れと静謐な知盛の対照的な最期に、思わずほろほろり。知盛と義経の共闘を見てみたかったなぁ。
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基
ネタバレちょっと間が空いての13巻。やっぱり楽しいなぁ、タケル達の旅は。有翼人種のルカルゥを天空へ戻すため、手がかりを求めてヘイオラキアのマティアシュ領へ。領主のレムロス夫人の正体には納得。そして、ルカルゥを故郷に戻すための魔道具を求めてバリエンテの迷宮へ。ここでも出会いがあって、ご飯を提供。うん、いつもの蒼黒の団だね。スッスの活躍はめざましく、ザバに嫉妬して泣くビーがめんこい。どれだけタケルが好きなんだか。早く次の巻も読みたいよう。  図書館本
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基
ネタバレ図書館本。
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基
ネタバレ第2弾。なぜでしょう。読了までに時間がかかってしまった。ヒュドラの血を浴びたことで隔離生活を送っていた風見。隔離期間を終えて向かうのは、火鼠退治をするためのムラメント。まあ色々あってドラゴンと出会うわけだが(表紙が盛大なネタバレ)、漸くこのシリーズでめんこい生き物が登場した印象だった。寂しがりのアースドラゴン、タマ(ネーミングセンス無し)が可愛い。クロエの斜めな独占欲と、それに振り回される風見の趣味の悪さには閉口するが、タマが可愛いので、もう少し読んでみる。  図書館本
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基
ネタバレ拝借本。平清盛の四男 新中納言こと知盛の視点で描かれる、今村平家物語。柔軟な思考を持つ知盛は魅力的で、彼を兄者と慕う教経の脳筋ぶりも良い。各章の始めに差し込まれる、平家物語を語る誰かとそれを引き継ぐ琵琶法師のやりとりも、謎めいて面白い。が、滅びる運命を知っているせいか、今ひとつストーリーにのめり込めず…。今村作品につきものの、手に汗握るワクワクが控えめだからかしら。取り敢えず、下巻へ。
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基
ネタバレアルファポリスで1話を読んで、面白かったので借り出し。異世界召喚ものだが、主人公にチート能力が殆どないところが珍しい。言語すら地道な勉強によって身に付ける必要があり、異なる価値観や慣習に惑う風見に同情してしまった。そんな理不尽とも言える境遇にあっても、獣医として出来ることをしようと決意するくだりが良い。専門的な用語が結構出て来て、この手のお話にしては問題の解決方法がかなりリアル。そこは好感が持てる一方、神官クロエの私情ダダ漏れベクトルはうざったい。こういうお話は恋愛要素抜きで読みたかった。  図書館本
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/02/01(5565日経過)
記録初日
2009/01/01(5596日経過)
読んだ本
8844冊(1日平均1.58冊)
読んだページ
2049390ページ(1日平均366ページ)
感想・レビュー
8741件(投稿率98.8%)
本棚
81棚
性別
自己紹介

基(もとい)でございます。

だいぶ偏っております。
はっきり言えばBL読みでございます。
ごく稀に、一般書の感想で気に入って下さる
大変 奇特な方がいらっしゃいますが
声を大にして今一度 申し上げます。

【日夜愛読するジャンルはBLでございます】

BLに耐性のない方、BLが苦手な方は
私の感想で不快になる可能性もありますので
華麗なるスルー推奨でございます。
その辺りを踏まえまして
お付き合いのほど、よしなにお願い致します。


2021年上半期に読んだマイベストBL
(以下敬称略)

【小説】
1.月東湊  『呪われた黒獅子王の小さな花嫁』
2.尾上与一 『雪降る王妃と春のめざめ』
3.夢乃咲実 『遍歴の騎士と泣き虫竜
       ~のらドラゴンのご主人さがし~』

【コミックス】
1.高橋秀武 『スティグマター愛痕— 上下』
2.倫敦巴里子『本日、有休使います』
3.猫乃森シマ『異世界で年下騎士に
            世話を焼かれています』


唐突ですが、早く続きを読みたいシリーズ。
 近藤史恵 『サクリファイス』
 坂田靖子 『のちの物語』

死ぬまでに完結巻を出して頂きたいシリーズ。
 烏城あきら『許可証をください!』
 可南さらさ『移り香』
 高遠琉加 『世界の果てで待っていて』
 竹内照菜 『アネモネ』
 椹野道流 『にゃんこ亭のレシピ』
 吉原理恵子作品のあれもこれもそれも。

作家さん達、どうか私の欲望を満たして下され。


全サ覚え書き
【申し込み済み】
〈発送予定〉    〈タイトル〉
11月下旬 キャラ特製豪華小冊子
11月下旬 プレミアムペーパーセレクションA
【準備中】
 〈〆切〉     〈タイトル〉


(2023.8.20 記)

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