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2024年5月の読書メーターまとめ

yupaki
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感想・レビュー
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2024年5月に読んだ本
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2024年5月のお気に入り登録
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  • ほんトモ📚読書雑談漫画描いてます

2024年5月のお気に入られ登録
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  • ほんトモ📚読書雑談漫画描いてます

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yupaki
母の愛は深く、罪深い。脱走した犯人の目撃情報から現場に駆け付けた警察は自転車に乗る若者を発見する。若者は逃げ、逃走中にトラックにぶつかり死亡する。若者は世間から犯人との関係を疑われバッシングを受けてしまう。息子を信じる母は憔悴しきっていた。それから15年後、別の殺人事件では殺された女性の浮気相手が消息を絶つ。こちらも、母親は息子を信じがむしゃらに探し出そうとする。二つの事件の関連性、二人の母の運命はいかに。【感想】真っ直ぐだった愛が捻じれていく過程が重々しい。事件の関連性についても綺麗にまとめられてて〇。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

yupaki

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:4383ページ ナイス数:187ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1320268/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
15

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刺さるのはどの弱さか。心の弱さの展覧会のような5編短編集。過去の事故を自分のせいと悔やむ男、仕事のミスを隠蔽しようとする男、隣人の死の原因を自分から追い出そうとする男。どれか一つは自己投影、鬱々とできるはず。【感想】お得意の堕ちていく人の心理描写がお見事。仕事のミスってやっぱ隠すことを考えちゃうよね。誰も不幸にならない道って思っちゃうとことかすげーわかる。五木田と瀬部のサイコ感がよろしい。
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ネタバレ真実で入れ替わる光と闇。倉木の証言を信じられない息子和真と被害者の娘美令。それぞれの弁護士に止められながらも調査を進め、数々の矛盾点を見つける。そして担当刑事五代を説得しうる証拠を集め再捜査を依頼する。五代の再調査の結果現れた真実は白鳥とコウモリを入れ替える残酷なものだった。【感想】三十年前の事件の犯人は想像がついたが白石殺しの犯人は意外だった。動機の面でもちゃんと繋がっていくが「殺人に興味があった」の部分は違和感。そこにもっと強い殺人動機があればもっといい作品になってたと思う。
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父がこんなことするはずがない。弁護士の殺害事件、警察が睨んだ星はあっさり犯行を認め過去の殺人の犯行まで白状した。過去の犯行では代わりに捕まった男が留置所で自殺しており男は贖罪として残された母娘の小料理屋に足を運んでいた。偶然出会った弁護士の白石に事の顛末を話し、遺産を母娘に残す方法を相談した結果、真実を伝えるよう説得され、賛同できずに揉めて殺害に至ったと説明する。この説明に加害者の息子、被害者の娘双方に納得できない部分があり真実味を失っていく。【感想】事件の本当の顛末とは。母娘に後暗いことがありそう。
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ネタバレDM(DirtyMemory)。30年前、結婚式前日に失踪した恋人をSNSで見つけ、始まったDMのやり取り。当時の演劇部の思い出に花を咲かせたり、当時言えなかった秘密を明かしていく中で次第に話がもつれていく。全編DMの内容のみという異色の一作。【感想】どちらかが爆弾持ってるんだろうなぁと思いながら読み進め期待通りに爆発。失踪の理由と頑なに拒む素性の公開が繋がってすっきりだけどもっと短く書けたんじゃなかろうか。DMのやり取りだけという所もあるかもしれないがやや冗長に感じた。
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殺人犯容疑者inシェルター。二組のカップルと女性で過ごした別荘旅行は、荒れに荒れ最後は咲子が愛車のアルファロメオと海にダイブするまでになった。4ヶ月後、残った四人は咲子の母に薬を盛られ、シェルターに隔離される。咲子母が言うには「お前らが殺した」。事故だったはずの死を自分達のせいにされ憤慨する中、シェルターからの脱出を図る。【感想】みんなヒステリック過ぎだな、それでいまいち共感できず。不可解な死の理由はすっきりして満足満足、だけど咲子母の心境も聞いてみたかったね。
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母の愛は深く、罪深い。脱走した犯人の目撃情報から現場に駆け付けた警察は自転車に乗る若者を発見する。若者は逃げ、逃走中にトラックにぶつかり死亡する。若者は世間から犯人との関係を疑われバッシングを受けてしまう。息子を信じる母は憔悴しきっていた。それから15年後、別の殺人事件では殺された女性の浮気相手が消息を絶つ。こちらも、母親は息子を信じがむしゃらに探し出そうとする。二つの事件の関連性、二人の母の運命はいかに。【感想】真っ直ぐだった愛が捻じれていく過程が重々しい。事件の関連性についても綺麗にまとめられてて〇。
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ネタバレあの時、もし殺していたら(いなかったら)どうなっていたか?人の人生とは小さな選択の集まり、もし本来とは違う選択をしていたら未来はどう変わるのか?一つの死を分岐点とした二つの物語、それらが導く未来とは。愛する妹を自殺に追い込んだ元婚約者を殺害する計画を立てる小説家。実行の際、計画にない殺人が行われた場合、行われなかった場合。二つのifを交互に進み最後に一つになる。【感想】ただの二つの話じゃないのは勘づいてたけど絡み合い方がごちゃごちゃ。すごいんだけど読み返して完璧に理解しようとまでは思えない。
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金田一耕助、気ちがいの島にて。戦友の「三人の妹達が殺される。。。」という遺言を受け、戦友の故郷である獄門島に行く耕助。戦友の戦死を告げ一時の間島に滞在する中、遺言通りの死が始まる。【感想】読まず嫌いしていた横溝作品にトライ。なかなかどうしておもしろい。横で語り聞かせてくれているような語り口、古いようで他に見ない表現。金田一シリーズ途中から入ってしまったが一旦最初から見てみるか。
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男女二人ずつ死ぬ、完璧な予言者による予言に翻弄される異色クローズドサークル。班目機関を追うこととなった比留子と葉村はオカルト週刊誌の情報から予言者のいる村を訪れる。村人は誰もいない中、そこに偶然居合わせた数人と二人は予言者の棲み処「魔眼の匣」から出られなくなる。絶対に当たると言われている予言では「男女二人ずつ死ぬ」。果たして本当に予言は当たるのか、二人は無事生き残るのか。【感想】上手くオカルト要素が事件に絡んでて良かった。でも最後の真実はちょっと蛇足感、無理矢理感あってなくて良かったかもと思ったかな。
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殺したきゃ産め。十人産んだら一人殺すことが許される世界。子を産む人は「産み人」と崇められ十年以上を掛けて殺意を燃やし続ける。そんな世の中に異を唱える者、馴染む者、そして当たり前になっている子供達。【感想】生と性が軽んじられててえぐいえぐい。好きだよこういうの。「コンビニ人間」の作者というイメージしかなかったけどこの手のやつも書くのね。いいかも。
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これは芝居か現実か。オーディションに合格した後、とあるペンションに集められた劇団員7人。4日間そこを閉ざされた山荘に見立てて演技の稽古をしろとの指令が下りる。戸惑いながらも脚本に忠実となるよう外部との連絡を絶った状態で過ごし始めた時、一人が姿を消し、代わりに「ここに死体となって倒れている」とのメモが残されていた。演技の稽古のつもりで推理を始めるメンバ達だが当然次の犠牲者が出る。しかし、この殺人では本当に殺されたかのような証拠が残されており、疑心暗鬼が始まる。【感想】最後もう一転あれば良かったなーおしい
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この狂った世界を救うには。最新技術により健康が保証され、互いに身分を晒し合い互いを人質とすることで安全を確保する世界。人の命、健康を社会のリソースとするガチガチに縛られたこの世界に嫌気がさしているミャハは自死することで世界にダメージを負わせることを考える。【感想】オリジナルの単語満載でついていけるか不安になった序盤。話が展開していっておもしろそうになってきた中盤。外注外注と同じような説明が続いてきて飽きてしまった終盤。ちょっと向いてなかったかな。
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yupaki
哀れな男達の覚悟と結末を見よ。教師でありながら生徒と関係を持ち、それが露呈。冷めきった夫婦関係が続く中、家を去った妻。妻のことをないがしろにし甘く見ていた汚職刑事。行方不明の妻を探す教師と殺された妻の犯人を捜す刑事、二人はとある新興宗教団体に行き着きそこで出会う。宗教団体を疑う二人は協力関係となり調査を進めるが妻たちとの明確な関係は見えない。【感想】答えがはっきりしないまま終盤まで進みそこから怒涛の真実展開。最後の方は手が止まるぐらいびっくり。ラストも黒くていいね。
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1ページに住む小さな楽しみ達の適度なコラボレーション。5秒後シリーズの青。1ページの短編だが他ページとの関わりや同一作の別視点等あり。【感想】息子本2作目!驚きあり、肩透かしあり、既視感ありで楽しゅうござんした。
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yupaki
三十年前、毒を盛ったのは父なのか?母の不審死から一年後、祭で盛られたキノコ毒で二人死に二人重体となった村の権力者達。毒殺の容疑は父に掛けられ、罰かのように降り落ちる雷を浴びる姉と幸人。三十年後に娘の一言から村を訪ねることとなった幸人達は事件の真相を知ることとなる。【感想】緻密な構成で散りばめた謎の回収が気持ちいい。見つかる情報からは父が犯人だと思えない中、他に怪しい人物を浮かばず。とっても怪しい彩根が変な事言い出すんじゃないかとヒヤヒヤ。それぐらい弱く見える幸人が頑張ってくれたよ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/22(848日経過)
記録初日
2022/02/22(848日経過)
読んだ本
265冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
106084ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
238件(投稿率89.8%)
本棚
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