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2024年4月の読書メーターまとめ

コニコ@共楽
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2024年4月に読んだ本
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  • ケンイチミズバ

2024年4月のお気に入られ登録
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

コニコ@共楽
タイトルが小説的すぎますって。アレ?これってノンフィクション?と気が付いたのがベルリンの総統官邸写真が載っているところでした。扉のことばに「アルテュールは間抜けだが、抜け目のない間抜けだ。」とありますが、わたしは相当間抜けでした。でも、信じられない状況が小説のように続くのですから、びっくりです。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツやソ連の闇がたっぷりと語られ、映画のようなナチスの生き残りの登場にも驚愕させられました。一気読みです。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

コニコ@共楽

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2024年4月の感想・レビュー一覧
14

コニコ@共楽
動物の言葉を操るドリトル先生は、子ども心に憧れの人でした。大人になって、思い出したように読んでみたくなりました。12冊もあるとは、全然知りませんでした。今回は、第一作目を読書会の課題にしてみました。ひょうひょうとしていてやさしいドリトル先生は、大人になって接してもやっぱり魅力的でした。
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コニコ@共楽
角田光代さんが出ていた番組で、『ガラスの仮面』をオススメしていたので読み始めてみました。友だちにはファンが多いのこともあり、ずっと気になるマンガでした。文庫版の表紙は 『若草物語』の4姉妹。マヤがベス役をどう演じるか、興味津々です。不思議なのは、マヤの母親があそこまで娘のことを蔑んでいたことです。もう少し信じてあげても!と思いました。
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コニコ@共楽
原題は『What Makes Us Human 』。"わたし“とは誰か?ページをめくるたびに「もしや?」と思いましたが、やっぱりそうでした。私たちを人間たらしめたものは"ことば"だということ。聖書にも「はじめにことばがあった」とあります。太古の昔からの現在まで、ことばによって人の生活が紡がれ、文化になっていく物語。その文化が次々と失われていくことを訴えてもいます。一度失われたら、そのことばは死んでしまう。多様なことばがあってこそ面白いと思えます。
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コニコ@共楽
酒井順子さんのエッセイは読んで楽しく、ためになるので大好き。最近の雑誌の連載をまとめたこの本も、コロナ禍の時代を映した話題が魅力的です。一つの話題からどんどん関心が拡がり、本のバラエティがずんと押し拡がっていきます。読んだことのある本に出逢えば嬉しく、未読の本は読みたい本に加わります。GWも読書三昧。
コニコ@共楽
2024/04/26 15:55

巻末に酒井順子さんのオススメ本の一覧があれば未読の本がはやく探せるのに!とちょっと残念でした。

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コニコ@共楽
『源氏物語』関連本は、読むたびに何か発見があり、驚かされる。瀬戸内寂聴さんの訳は読んだことがないが、読んでみたくなった。光君が実は女君たちを描くための狂言回しだったのではないか?という考えに全く同感。また、宇治十帖が紫式部の手で書かれたものでないかもという疑問に対して、物語のリアルさの成熟度からいっても紫式部のものだと感じられるのも同じく同意だ。特に浮舟の出家の場面は、寂聴さんも自ら得度式をされているだけにその描き方に感じ入っており、『源氏物語』の底にある”女人成仏の悲願”を思っている。胸に沁みる。
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コニコ@共楽
去年の6月から読み始めた角田光代さん訳の『源氏物語』、54帖をじっくり読みながら10カ月かけて読了しました。最終帖の「夢浮橋」の突然の結末に戸惑いながらも読み終えた手ごたえを感じています。宇治十帖は、途切れたような結末も含めて、今の小説のような人間の弱さ、悩みがにじみ出ていてとても先年も前の物語のように感じられませんでした。逆にいうと先年も前の人も恋に悩み、性に惑い、生を求めていたのかと思います。長い旅路でしたが、また違った方の訳でぜひ挑戦したいと思います。紫式部の筆力には圧倒されます。
コニコ@共楽
2024/04/25 17:56

上中下三巻のうち、角田さんの訳が一番冴えていたと感じたのもこの宇治十帖でした。さすが現代小説の名手。

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コニコ@共楽
タイトルが小説的すぎますって。アレ?これってノンフィクション?と気が付いたのがベルリンの総統官邸写真が載っているところでした。扉のことばに「アルテュールは間抜けだが、抜け目のない間抜けだ。」とありますが、わたしは相当間抜けでした。でも、信じられない状況が小説のように続くのですから、びっくりです。ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツやソ連の闇がたっぷりと語られ、映画のようなナチスの生き残りの登場にも驚愕させられました。一気読みです。
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コニコ@共楽
題名は知っていてもきちんと原作を読んだことのない本の一つ『ロビンソン・クルーソー』を読書会で取り上げることにしたので、読んでみた。序から自伝の体裁で始まる。本のタイトル名が著者であり、起こった出来事を物語るという架空の自伝形式はこの本から始まったことを知る。背景は英国が植民地を広げていた時代だ。クルーソーの孤軍奮闘して孤島で暮らす苦労や冒険は当時の人々には最高のエンタメ小説だったのだろう。本物の著者のデフォーが59歳にして初めて書いた小説というのが驚きだ。
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コニコ@共楽
『舟を編む』のドラマを見て、『博士と狂人』の本を読書会で取り上げて、では、日本の最初の近代国語辞書をどうやって生み出していったかが気になり出した。この本で、『言海』なる辞書が大槻文彦、一人のことばへの中毒ともいえる熱意と、日本国への独立にかける使命から出来上がったことを知る。彼の辞書への道は動乱の幕末から始まり、洋学を修めた祖父の代から面々と続いていた。OEDがサポートがあったのに比べ、『言海』の誕生が私費出版という点で、国の文化に対する姿勢―やりがい搾取―を憂えてしまう。
コニコ@共楽
2024/04/11 16:59

『言海』の出版は明治24年、1891年です。OEDの第1版が刊行し始めるのが1884年。19世紀欧米諸国のナショナリズムが各国の国語大辞書を生み出させている中、大槻文彦を中心に踏ん張ったと思います。

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コニコ@共楽
映画『哀れなるものたち』に触発されて原作を手に取る。映画が原作のかなりの部分を省いた大胆な翻案だったことを知る。原作では、①アーチーボールド(ベラの夫、マッキャンドルス)による奇想天外な小説、②その夫の小説を否定するベラことヴィクトリアの手紙、③編集者、アラスター・グレイ(原作者)による注釈、という3つの構成。『フランケンシュタイン』の女版を思わせる①の部分が本の大半を占めてはいるのだが、②と③の存在は、映画とは全く違う展開を提示している。誰もが信じたい真実を語っているようで、信頼できない語り手だ。
コニコ@共楽
2024/04/11 16:44

編者(原作者アラスター・グレイ)の③にあたる「批評的歴史的な註」が、いかにも事実のように図入りで綴られているのが、『侍女の物語』の「『侍女の物語』の歴史的背景に関する注釈」のようで、ガツンとやられるような構成だった。はたして、ヴィクトリアはベラだったのか、ベラのふりをしていたのか、謎だ。『フランケンシュタイン』のドクターがヴィクターだったが、その女性形のヴィクトリアという名前を付けているのも印象的。

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コニコ@共楽
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コニコ@共楽
ミッフィーの絵画シリーズ、3作目は、北斎登場。ブルーナさんとの接点があったかどうかはわかりませんが、群鶏図、亀図、鵤など、はじめてみる北斎画があり、楽しかったですね。ミッフィーは狂言回しに徹していた感じ。北斎の画風の幅広さが感じられる絵本でした。
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コニコ@共楽
ミッフィーの絵画シリーズ、フェルメールさんの出会いを読んでみました。ミッフィーの生みの親、ブルーナさんもフェルメールさんと同じオランダ生まれ。貴重なフェルメールさんの作品を所蔵するアムステルダム国立美術館にはブルーナさんの作品も預け入れられたとのことです。細密なフェルメールさんとシンプルなブルーナさんの絵を並べてみると、不思議と優しい気持ちになります。
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コニコ@共楽
この本のタイトルは「向き合わない男と殺される女」の方がピッタリな気がする。斎藤氏の男に対する非難は容赦なく小気味いい。『金色夜叉』の寛一はウザくトンチキで、『野菊の墓』の政夫はオタンコナスとくる。私は『三四郎』は読んだことがあるが、『金色夜叉』や『真珠夫人』、『或る女』にふれることはなかった。斎藤氏の解説を読むと俄然、読みたくなる。男性作家が語る青春小説を読んでから、宮本百合子の『伸子』や野上弥生子の『真知子』も読んでみようと思う。
ガラスの文鎮(文鎮城)
2024/04/04 00:13

「或い女」はハチャメチャで面白いです。有島武郎はこんな作家だったのかと思いました。モデルがある様です。

コニコ@共楽
2024/04/06 22:33

ガラスの文鎮さん、「或る女」はそんなに面白いのですね。ぜひ読んでみたいと思います。オススメをありがとうございます。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/08/31(4628日経過)
記録初日
2011/08/31(4628日経過)
読んだ本
1444冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
368279ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
1256件(投稿率87.0%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

共楽Story Club(読書会)を月1回のペースでやっています❣️

5月の読書会は『ドリトル先生、アフリカへいく』(ロフティング)を読みます。
https://bookmeter.com/events/11197

特別読書会『源氏物語』を語りたい人、集まれ!
https://bookmeter.com/events/11141













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