難民問題を小説の形で静かに淡々と描いていて、一人一人が浮かび上がってくるのと、東ドイツを経験した元学者のおじいちゃんが関わっていく姿は読んでいて妙に心地良かった。 もちろん現実はハッピーエンディングばかりじゃないけれど(この小説もべつにハッピーエンディングというわけではないし)、こういう例も実際にありえるかもしれない、と想像してみるのは、とても心休まるものがあった。

難民問題を小説の形で静かに淡々と描いていて、一人一人が浮かび上がってくるのと、東ドイツを経験した元学者のおじいちゃんが関わっていく姿は読んでいて妙に心地良かった。 もちろん現実はハッピーエンディングばかりじゃないけれど(この小説もべつにハッピーエンディングというわけではないし)、こういう例も実際にありえるかもしれない、と想像してみるのは、とても心休まるものがあった。