アンソロジー作品、ほろよい読書に入っていた、定食屋「雑」が新しいエピソードを加えて単行本化。夫から離婚を切り出されている30代の沙也加、その夫が足しげく通っていた定食屋「雑」の女主人である70代のぞうさん。ひょんなことから雑で働くことになった沙也加が、ぞうさんと料理を作り、親交を深めていくことで、いつのまにか、新しい自分に変わっていくのが良いと思った。ぶっきらぼうなぞうさんも、沙也加と共に気持ちがほぐれていく。それにしても、コロッケ、からあげ、カレー… 身近な料理ばかりなのにどれも美味しそう。

こんなカフェがあったらいいな、と率直に思った。平凡な生活を送っていた瑛子は、ある日、元同僚の円が開くカフェ・ルーズを偶然見つけ、居心地の良さに常連客となる。円が旅先で見つけて再現する料理やスイーツは、どれも美味しそうだし、目新しいものばかりで興味をひかれる。ただの癒し系の作品ではなく、ミステリの要素も含まれていて、カフェに訪れる様々な人たちの事情が展開していくのも、読んでいて飽きさせない印象を持った。続編があるようなので、そちらにも期待。

アンソロジー作品、ほろよい読書に入っていた、定食屋「雑」が新しいエピソードを加えて単行本化。夫から離婚を切り出されている30代の沙也加、その夫が足しげく通っていた定食屋「雑」の女主人である70代のぞうさん。ひょんなことから雑で働くことになった沙也加が、ぞうさんと料理を作り、親交を深めていくことで、いつのまにか、新しい自分に変わっていくのが良いと思った。ぶっきらぼうなぞうさんも、沙也加と共に気持ちがほぐれていく。それにしても、コロッケ、からあげ、カレー… 身近な料理ばかりなのにどれも美味しそう。