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2024年4月の読書メーターまとめ

サテンの服屋
読んだ本
5
読んだページ
1608ページ
感想・レビュー
5
ナイス
25ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

サテンの服屋
私の英語の読解力が試されるという稀有な体験に少し緊張したけど、概ね邦訳と英語で理解した内容が一致しててホッとした。そして、岩波明氏による日本の現状と未来への予防線の提言が有難い。著者はGCではあるけどラディフェミではないので、原書を読んだ時と同じく賛同出来ない部分もあるけど、批判するとしたら本筋から離れるしリソースも割く事になるから指摘しなかったけど、今回は日本のラディフェミさん数人がその部分を批判してくれたので、邦訳となって日本語で広まる意義を感じた。
サテンの服屋
2024/04/20 23:09

それでも、ルビや〔 〕挿入で上手く処理してると感心した。重箱の隅をつつく様で申し訳ないけど、ただ残念だったのが、homosexualとhomogenderalをどう訳出するのか楽しみだったのに、片仮名と強調処理だった事。私だったら同性愛者と「同一性役割愛者」という造語で乗り切ったと思う。glitter family を「輝ける家族」は「キラキラ家族」の方が良かったかなと。

サテンの服屋
2024/04/20 23:09

日本語で「輝ける」だと、栄光ある神の祝福のある物みたいなニュアンスに思えるけど、glitterはスパンコールとかミラーボールみたいなギラギラした光のイメージでもっと世俗的なニュアンスなんだよね。でも、ギンギラ家族やギラギラ家族だと古臭い昭和感が出ちゃうから、キラキラ家族が無難かと思った

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
5

サテンの服屋
シュライアー氏の本にも登場する心理療法士達による性別違和の子供を持つ親向け手引書で、心理学的に現在欧米で急増する思春期の子供の性別違和の根源の分析と親への心理的提言を纏めた本。この三名は従来のジェンダー肯定医療に代わる性自認探索療法を確立し、その性別違和の裏に他の疾患や原因が無いかを探索し、従来の性別違和の子供には肯定医療も否定しないスタンスなので、一部のアライによる転向療法という偏見は誤りだと思う。シュライアー氏以外にも錚々たるGC側有識者による推薦文が圧巻だ
サテンの服屋
2024/04/27 20:18

ADHDの場合女性は見逃され易いのに併せて、プラスして私が思うに『若草物語』のジョーみたいに不器用で感情、特に怒りを抑制出来にくく、多動な特性は「女は器用で優しくて滅多に怒らず、お淑やか」という女性性と相容れない事が多いから性別違和と思い込む可能性もあるんじゃないかと思った。そして、摂食障害や醜形恐怖症等の「自分の今の姿は嫌だ!本当の自分は、こうあるべきだ!」という心理状態が「自分は間違った体に生まれたから、変えなければいけない!」に繋がるのは納得。

サテンの服屋
2024/04/27 20:19

因みに、理解されない孤独なギフテッドがトランス自認する例として、台湾のオードリー・タンが該当すると思う。親から独立したアイデンティティとして性別違和を表す子供が、本当にトランスするか否かの感情に揺れる時、親に否定的立場を取らせて対立する傾向がある。正攻法ならその対立軸から降りるのがベストだけど、他に疾患も無く反発心のみの場合、逆の立場を試すのも一手なのかも

サテンの服屋
ネタバレライトな読み物としては面白いけど…主人公は仮にも歴史を専攻してる院生でその分野のプロの卵なんだよね?だとしたら、歴史認識が、甘過ぎで泣けてくるんだけど…😭日本史に詳しくない私ですら、政商であり満洲の植民地化の一端を担った渋沢栄一をこんなに前向きシゴデキキラキライケメンにされたら、プロパガンダなのかと疑ってしまう。ドイツ語の学部生だった私ですら、もし目の前にヴァイマール時代の著名人が現れたら「当時の人からナチスは、どんな風に見えたの?」とか聞いたはずたよ。もっと、歴史の闇に迫る設定でも良かったはず。残念。
サテンの服屋
私の英語の読解力が試されるという稀有な体験に少し緊張したけど、概ね邦訳と英語で理解した内容が一致しててホッとした。そして、岩波明氏による日本の現状と未来への予防線の提言が有難い。著者はGCではあるけどラディフェミではないので、原書を読んだ時と同じく賛同出来ない部分もあるけど、批判するとしたら本筋から離れるしリソースも割く事になるから指摘しなかったけど、今回は日本のラディフェミさん数人がその部分を批判してくれたので、邦訳となって日本語で広まる意義を感じた。
サテンの服屋
2024/04/20 23:09

それでも、ルビや〔 〕挿入で上手く処理してると感心した。重箱の隅をつつく様で申し訳ないけど、ただ残念だったのが、homosexualとhomogenderalをどう訳出するのか楽しみだったのに、片仮名と強調処理だった事。私だったら同性愛者と「同一性役割愛者」という造語で乗り切ったと思う。glitter family を「輝ける家族」は「キラキラ家族」の方が良かったかなと。

サテンの服屋
2024/04/20 23:09

日本語で「輝ける」だと、栄光ある神の祝福のある物みたいなニュアンスに思えるけど、glitterはスパンコールとかミラーボールみたいなギラギラした光のイメージでもっと世俗的なニュアンスなんだよね。でも、ギンギラ家族やギラギラ家族だと古臭い昭和感が出ちゃうから、キラキラ家族が無難かと思った

が「ナイス!」と言っています。
サテンの服屋
ーでの初版が2020年で、これは2022年の追記版ペーパーバック。本書の存在はずっと知ってたが何故当時読まなかったかと言うと、既にジェンダー肯定医療と思想の綻びが海外で大々的に注目されてきたから、日本も引き返すと思ったから。そして、まさか本書より穏健で固定的なジェンダーにも親和的ななアビゲイル・シュライアーの本すら焚書されるとは思いも寄らなかったから、もっと武器になる知識をと思って慌てて手に入れた次第。結果的にシュライアーの邦訳本も改めて出る事になった良いタイミングで読めて、怪我の功名って感じだね。
サテンの服屋
2024/04/07 03:01

内容はジェンダー思想の起源から文化や社会的影響、フェミニズムや女性・子供の権利に対する侵害、スポーツや女性刑務所、政治的背景、英国での巻き返し等や、JKRを始め各出来事に深く関わった主要人物も包括的に網羅されていて、今迄蓄積した知識の纏めとして、とても良かった。邦訳が出る事を望む。

サテンの服屋
ネタバレ残念だった…😢躍動感も世界観も抜群に良いファンタジー小説で少女が主人公という稀有な存在だけでも嬉しいのに、周りにいるチョコやヴィクトリアといった脇役すら自立した魅力的な大人の女性で望外の喜びで気に入っていた新シリーズなのに…なのに、十歳も年の離れた男や猫や馬の獣型人外が少女に労働対価として性的接触(キス等)を求めてたり、ロマンスをメインにしてて悲しくなる😢巷に数多溢れる恋愛小説なんて求めて無くて、それより私は女性が強い女性達と絆や友愛を結び、活躍し英雄や皇帝になる冒険活劇を求めてたのに、ガッカリだよ…
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/11/24(546日経過)
記録初日
2021/02/06(1202日経過)
読んだ本
250冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
69365ページ(1日平均57ページ)
感想・レビュー
102件(投稿率40.8%)
本棚
0棚
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