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2024年4月の読書メーターまとめ

天乃ジャック
読んだ本
94
読んだページ
30054ページ
感想・レビュー
8
ナイス
38ナイス

2024年4月に読んだ本
94

2024年4月のお気に入り登録
2

  • Koichiro Minematsu
  • こくう

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • Koichiro Minematsu
  • こくう

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

天乃ジャック
中でも「別国」と「統帥権」が印象に残りました。末巻には「日本人の二十世紀」と題した口述録が付いているのですが、ここでも軍部の独走について書かれいて、仮にハル・ノートを受け入れていても、軍が反乱を起こし、より極右な政権が誕生し、対米戦争は回避できずに「日本という国家はつぶれたでしょう」という説は大変興味深いです。この口述は、日本が「良き」商人国家であることが、日本を世界に繋ぎとめる唯一の精神だと思う、という話しで結ばれています。初版から30年経た今読んでも、古臭さを感じさせない言葉だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
8

天乃ジャック
中でも「別国」と「統帥権」が印象に残りました。末巻には「日本人の二十世紀」と題した口述録が付いているのですが、ここでも軍部の独走について書かれいて、仮にハル・ノートを受け入れていても、軍が反乱を起こし、より極右な政権が誕生し、対米戦争は回避できずに「日本という国家はつぶれたでしょう」という説は大変興味深いです。この口述は、日本が「良き」商人国家であることが、日本を世界に繋ぎとめる唯一の精神だと思う、という話しで結ばれています。初版から30年経た今読んでも、古臭さを感じさせない言葉だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
本文中に「チューインガム工場(中略)で働かされていたら、自負心や自己愛、自尊心を抱くことなど不可能だ」、「くだらない仕事を見事にやりとげたとしても、それを真の達成と呼ぶことはできない」などなかなか手厳しい文章が並んでいますが、「すべての人間は有意義な仕事を好む」とも書かれているので、勝手解釈させていただくと、世間からくだらないと言われるような仕事でも、その中に自分なりに有意義と思える何かを見出し誇りを持って働くことができれば、少しは真の達成に近づくことができるのかもしれないと思いました。
天乃ジャック
2024/04/15 17:52

備忘録~まじめに働くこと、自分に運命づけられた「天職」を何としてもやりとげようとすること、それが救済につながる/何か重要なものの一員となる、これが自尊心を回復させる特効薬/偉大な事業に何らかの形で参加し、それと一体化することが、健全で強固な自尊心を確保する上で必要不可欠/厳格で力強く有能な指揮官は、嫌われることもあろうが、柔和で思いやりのある指揮官よりもはるかに望ましい。後者は前者より愛すべき人間かもしれないが、部下を戦死させる危険性も高くなる/不安を表に出さないことは、リーダーが担うべき責任の一つ

が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
前作は飛躍がテーマでしたが、今回は衰退がテーマです。個人的にはシリーズ中、一番感銘を受けたのがこの巻です。企業の衰退は、傲慢から始まるとのことです。まさに「驕れる者久しからず」です。そして傲慢がゆえなのでしょうか、「規律なき拡大路線」を歩んで歪みが生じます。言い換えれば拡大を目指す際は、規律をもってやる、計画的に慎重にやることが大切ということだと思います。いつの時代も、成功からよりも、失敗から学ぶことのほうが多いと思いました。備忘録~普通の収入の人々が、以前にはもっと豊かな人にしか手の届かなかったものを
天乃ジャック
2024/05/02 09:08

買えるようにすること(ウォルマートの基本目的)/どの企業も、成長を担う適切な人材を集められるよりも早いペースで売上高を増やし続けながら、偉大な企業になることはできない。

が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
本書は、良い企業が何をきっかけに偉大な企業になったのかという視点で書かれています。その飛躍のキーワードは、第五水準の(謙虚だが意思が強く、控えめだが大胆な)リーダーの出現と、その時に「だれをバスに乗せるか」の2点と受け止めました。第一章の冒頭に「良好は偉大の敵である」という一文があります。今がそれなりに良ければ、無理して偉大になる必要はないと思ってしまうのが人間の性かもしれません。それでもあえて偉大になろうとチャレンジする第五水準のリーダーの下には、良い人材が集まり、それが飛躍に繋がるのだと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
冒頭に「この世のすべての経営者(中略)は本書を読むべき」と書かれています。ビジョナリー・カンパニーはどのようにビジョナリーになり、永くそうあり続けているのかという視点で事例が多々紹介されており、大変参考になる書籍だと思います。本書で紹介されている事例を読むと、キーワードとして「あふれんばかりの情熱」という言葉が浮き上がってきました。もちろんそれだけでビジョナリーになれるわけではありませんが、経営者は、まずは何かを成し遂げようという「あふれんばかりの情熱」を持つこと大切だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
スタート時点ではブルー・オーシャンだった仕事も、高品質や低価格でライバル企業より優位に立った戦略も、いつのまにかレッド・オーシャンになってしまいます。私たちは、疲弊するばかりのレッド・オーシャンからブルー・オーシャンへ移るべきなのですが、それは簡単な話しではありません。そのヒントとして「競合他社から代替産業へ、既存顧客から非顧客層へ戦略の焦点を切り替える」ことが手始め(P76)と書かれていました。課題は多々ありますが、今後の事業展開を考える上でのヒントを得られたような気がします。
が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
ビジョナリー・カンパニー・シリーズの原点的な作品に、シリーズ①~④のダイジェストを加えたような内容になっているので、この本1冊でシリーズの全体像を感じることができると思います。シリーズ全作を読むのは大変だと思う人にも、シリーズを復習してみたいと思う人にもお薦めしたい本です。一方、この本を読んで①~④を再読してみるかと思う人もいると思います。「まず人を選ぶ」ことが大切で、偉大な企業には(顧客、サプライヤー、投資家、社員等との間に)すばらしい人間関係があるなど、「人」に対する多くの言及に共感を覚えました。
天乃ジャック
2024/04/12 16:46

備忘録~正しい人材なくして偉大な企業はつくれない/リーダーの立場は特権ではなく責任だ/リーダーシップとは、部下にやらなければならないことをやりたいと思わせる技術である/誠実に「語る」だけでは不十分だ。誠実に「行動」しなければならない/意思決定が上手な人は、たいてい冷静な分析と直感の両方を組み合わせている/「ダメな」リーダーは批判的なフィードバックが多すぎ、ポジティブなフィードバックが少なすぎる/自分の体と心と精神を大切にする。十分な睡眠。健康を維持。運動、気晴らし、読書、おもしろい人たちを会話する。

が「ナイス!」と言っています。
天乃ジャック
稲盛さんの幼少期から晩年まで、まさにどのような人生を歩まれたのかを綴った本です。他にも同様の本は出版されていますが、本書が一番仔細に書かれているのではないでしょうか。稲盛さんは、この本の出版から3年後に亡っていまうのですが、今後、稲盛さんのような経営者は出てこないような気がします。稲盛さんは「闘魂なき経営はだめ」だと言っています。厳しい方だったと思うので、今の世の中であれば、パワハラになってしまうようなこともあったかもしれません。でも、あくまでも「利他」の心がベースにあるので、多くの社員がついてゆき、
天乃ジャック
2024/04/11 18:00

京セラの成長や、JALの復活を成し遂げたのだと思います。素晴らしいバランス感覚を持つ人格者だったと思われます。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/12/12(528日経過)
記録初日
2022/12/15(525日経過)
読んだ本
130冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
41921ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
42件(投稿率32.3%)
本棚
0棚
自己紹介

主にビジネス書、自己啓発本を読んでいます。

備忘録として利用していますが、実務系の本の感想は省いています。

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