発表当時は散々な評判だたらしい。 確かに、「さらば愛しき人よ」や「ロング・グッドバイ」のような完成度はない。でも、あのキメセリフにあらわされているように優しさを感じる。優しくなければ、というあのセリフ。英語ではGentle。優しさだけでなくフェアーであることも強く感じさせる作品だったと思う。

ポケミス2000番作品。かなりハードルが上がっていました。正直上げすぎたか。 運河をめぐる歴史と背景はとても興味深く、中国の雄大さを感じる。地図があれば、この冒険のスケールをもっと感じ取れたかな。 アクションや展開の速さに、先へ先へと急がされて読まされた感があり、せわしない読書になってしまった。映画やアニメならいいかもしれないけど。自分の求めている物とは違った。あとは、登場人物にほれ込めなかったことが大きいか。 巷では評判がいいので、気になる方は私の感想を気にせずに読んでください。それなりに面白いです。