ドラマのキャストだけは覚えていたので脳内でお二人のイメージで読んだ。どちらの俳優さんも割と好きだしいい組み合わせだなと思うのでHuluで見れるのかな?とサイトを覗いてみたら犯罪が美しいかどうかとかオモシロいかどうかとか書かれていて「???」になった。人が殺されてる現場でそんなこと言う人いる? それはさておき、本編では考えてることが同じだろうという時に「せーの」で声を揃えて言ってみる火村先生とアリスが可愛かった。そんな可愛い32歳いる?
警察しっかりしてよ案件だった。私がホロヴィッツなら通報されてでも○○を○○しにいく。私はホーソーンが実在していて全て実話というつもりで読んでいるので、物語が派手な展開になるほど「そんなの本に書いたら大問題になるじゃん」となってしまうジレンマ……。そもそも前作までの内容でケヴィンは逮捕されてもおかしくないし!次回作はまたホーソーンとホロヴィッツがしっかりバディに戻って事件解決してくれますように(切実)あと膝つき合わせて一回お話しなね!BBCでドラマ化も待ってます。
ある意味で「衝撃の一行」があって「どえ〜!?」となった。他にも衝撃を受けるところがたくさんあって、最初は「もう解決済みって分かってる事件だしなぁ」と思っていたけど解決パートのドキドキ感は凄かった。読みながら立てた仮説のいくつかは当たっていて、鍵となるところも読み落とさなかったのはちょっと嬉しかった(もちろん全ては分からなかったけど)。今思うとシリーズ既刊の記載と矛盾するところがある気がする。久々に読み返さなくては。
白いワンコさん、こんにちは。私はホーソーン・ホロヴィッツシリーズにハマって「ナイフをひねれば」から英語版を読み始めたので(翻訳が出るのを待ちきれず)、他のシリーズは読んでいないんです(「カササギ」はドラマ版だけ見ましたが)。英語で読む時は特に読み落としのないようメモを取りながら注意深く読むようにしていますが、アナグラムに自分が気付けるとは全く思えません……(笑)
ただ私は奈倉先生の書く文章も考え方も読書も語学学習も翻訳も好きだから楽しかったけど、誰にでもお勧めかと聞かれるとあと一歩物足りなさがあるかもしれない。語学を学ぶ理由は色々だけどこの本の着地点は翻訳なので、途中からややターゲットが絞られる?というか……翻訳はある意味究極の読書法、最も丁寧な読書だと思うので、そういう意味では翻訳のことを伝えるのもいいと思うけども。千野先生の「外国語上達法」(大好き!)の新時代版になるかもと期待したのはちょっといきすぎだった。とはいえ、翻訳に興味のある子供にはぜひ勧めたい。
いや、よく考えたら副題に翻訳って入ってるのに「翻訳のことを伝えるのも〜」ってすごく変な意見になってしまった。本の冒頭は自分にとっての運命の言語を見つけて学んでいくところから始まるので、そこから始めた若い人がいきつく先は翻訳じゃなくてもいいし、言語を学び、文化と出会い、人と出会い、自分の世界を広げて人生を豊かにしていけたらいいなあ。
「肖像画」持つものを不幸にする呪いの絵の話と言ってしまうと平凡に聞こえるけど、とにかく怖い!面白い!特に第一部、たまたま絵を手に入れた貧しくも才能ある若い絵描きが、まるで生きた人間からえぐり出したような奇怪な目をもつ肖像画との出会いから破滅していく物語はのめり込んで読んでしまう。肖像画の中から老人が出てくる夢から醒めてもまた別の恐怖の夢の中にいる下りが恐ろしすぎる。「狂人日記」滑稽な妄執からだんだんと狂っていくさまに恐怖よりも悲しみを感じた。書けなくなっていく日付からだけでも相当な狂気が伝わり悲しかった。
「ネフスキー大通り」ここに着地するための冒頭だったのか……前半の若い青年の悲劇が特に印象深い。理想の外見を持つ完璧な美女の中身が理想とは真反対だった故にひたすらに理想に囚われてついには身を滅ぼしてしまう切なさ……。全てが“作られた”ペテルブルクという街に思いを馳せずにいられない。 「ローマ」ゴーゴリ自身のパリ・イタリアに対する印象が詰め込まれていて全編を通してほぼ物語が展開せず読むのが大変だったけどラストシーンに清涼感がありとても好きだったので読んでよかった。ゴーゴリのことがさらに好きになる読書でした!
記録のために始めました。自分が読み終えた本について、他の方の感想を読むのも好きです。
思い入れのある作家:フランツ・カフカ、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、ポール・オースター、アガサ・クリスティー
最近読んでいる作家:ゴーゴリ、ほかロシア語文学
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原語で読まれてるのですね!すごいなぁ…原語で読むとアナグラムって気づくものですか?
白いワンコさん、こんにちは。私はホーソーン・ホロヴィッツシリーズにハマって「ナイフをひねれば」から英語版を読み始めたので(翻訳が出るのを待ちきれず)、他のシリーズは読んでいないんです(「カササギ」はドラマ版だけ見ましたが)。英語で読む時は特に読み落としのないようメモを取りながら注意深く読むようにしていますが、アナグラムに自分が気付けるとは全く思えません……(笑)