私は先の話全然知らないから、たぶん初歩的なとこで引っ掛かってしまうのだと思うんだけど、あまり強豪校感のない淞北高校にゴリが居るのは何故なんだろうか。あと流川がワンマンプレーのエースというのは、それはチームでやるスポーツの選手としてどうなのと思ったりなど。
解説によれば、チロル地方は田舎ながら交通の要衝であり複数の国と国境を接する係争地だそうなので、主人公トリーナから見れば長年にわたる先祖代々の暮らしというのも、数100年単位でみるとほんの一瞬の「伝統」でしかなく、この地方の人達は常に何かに翻弄されているのかなぁ、と思った。歴史的には束の間の平穏や波乱の日々でも、個人にとっては思い出のつまった大切な時間なんだなぁ。
9巻の発売と同時くらいに作者がペケで読者にアンケートをとった際、人間関係で一番大切でベースなのは「人として好き」だという志摩理論を、作者は割りと本気でそれが正しいと思っているということが判明し、えぇー……って思った。そういう思想を持った人がどういう答えを出すのか興味がある。
私は、人として好きになる前に他の要因(顔とか見かけ上の性格とか)で好きになってしまい、後から人としては好きになれないかもと気づきつつ、それでも付き合いをやめられないしやめない、というのも、人生にはいくらでもあると思うのだが。
読書が趣味の暇人…の筈が最近暇がありません(何
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カンパネルラという名と、夏の水辺が出た時点で、これは死後の世界か彼岸と此岸の狭間の物語なのかなあ、と思った。