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2024年3月の読書メーターまとめ

しじま
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感想・レビュー
5
ナイス
92ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • vertmidori

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しじま
兄が描いたと思われる素描に書き込まれた、謎の言葉「カンパネルラ」。柊一は兄のあとを追い、鬱蒼とした林に入った。ボートを漕いで辿りついたのは、不思議な庭。浮島の中央に立つのは、兄の素描そっくりの銀木犀の大樹だった。/物語の前半は屋敷のなかで柊一以外に生きている人間は兄だけの様に思えるのに、次第に「兄」は元より存在しないイマジナリーフレンドだったかの様に思えてくる。そもそも次男に「一」のつく名前はつけないしなぁ。盛夏の裏庭の鬱蒼とした林の空気に浸る読書体験。
しじま
2024/03/03 08:35

カンパネルラという名と、夏の水辺が出た時点で、これは死後の世界か彼岸と此岸の狭間の物語なのかなあ、と思った。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
5

しじま
子供の頃にアニメをチラ見したものの、ほぼミリしら状態で読んだ。桜木花道は記憶通りの人だったけど、晴子さん! 見た目美少女だけど内面はごく普通の女子だったのね。ドジっ娘過ぎてコケてパンもろもラッキースケベというよりドン引きのレベル。すごい面食いで、意中の相手にはちゃんと話しかけられないのに、気のない男子には馴れ馴れしいとか、女子の残酷さを生々しく搭載してるのウケるw/花道は誰でもいいから彼女欲しいマンだけど、夢は彼女と一緒に登下校という超ピュアっ子なので、晴子さんにぬいぐるみ認定されてしまうのか。
しじま
2024/04/03 23:02

私は先の話全然知らないから、たぶん初歩的なとこで引っ掛かってしまうのだと思うんだけど、あまり強豪校感のない淞北高校にゴリが居るのは何故なんだろうか。あと流川がワンマンプレーのエースというのは、それはチームでやるスポーツの選手としてどうなのと思ったりなど。

しじま
2024/04/03 23:03

×淞北高校 ○湘北高校

が「ナイス!」と言っています。
しじま
これは私の偏見だけど、伊語の日本語訳は大抵読みづらいという印象があったので、本書がとても読みやすい事に驚いてしまった。チロル地方に生まれ育ったある女性の人生を、生き別れの娘に宛てた手紙という形で綴った物語。個人の目を通して見る、ファシズムやナチスの台頭、第二次世界大戦と戦後の復興。南米文学の『百年の孤独』に近いけどより人間味を感じた。今は観光地と化した、風光明媚なダム湖の底に沈んだ村の、人々の暮らしや思いが生き生きと描かれている。
しじま
2024/03/28 11:52

ただの民間人の山あり谷ありの人生を淡々と書いた物語なのに、吸引力がすごい。貪るように読んでしまうのは何故なんだろう。

しじま
2024/03/28 11:58

解説によれば、チロル地方は田舎ながら交通の要衝であり複数の国と国境を接する係争地だそうなので、主人公トリーナから見れば長年にわたる先祖代々の暮らしというのも、数100年単位でみるとほんの一瞬の「伝統」でしかなく、この地方の人達は常に何かに翻弄されているのかなぁ、と思った。歴史的には束の間の平穏や波乱の日々でも、個人にとっては思い出のつまった大切な時間なんだなぁ。

が「ナイス!」と言っています。
しじま
アニメ1期最後まで観て9巻読んでイマココ。うーん、これは個人的な信条だけど人間関係で一番大事なのは誠実さだと思うので、駄目になっても友達に戻れるという予防線を張りつつ「お試し」で付き合うとか無いわーというのが私の考え。だから見方がどうしても辛くなる。みつみさんは興味あること全てに手をだすが、それを恋愛にまでやるのかと。作中では主に志摩くんのせいになってるが、みつみさんもみつみさんやでーと私は思う。やるからには責任は負うというのを、生徒会活動では出来て恋愛では出来ないというのはどうなんだろう?
しじま
2024/03/23 20:57

9巻の発売と同時くらいに作者がペケで読者にアンケートをとった際、人間関係で一番大切でベースなのは「人として好き」だという志摩理論を、作者は割りと本気でそれが正しいと思っているということが判明し、えぇー……って思った。そういう思想を持った人がどういう答えを出すのか興味がある。

しじま
2024/03/23 21:00

私は、人として好きになる前に他の要因(顔とか見かけ上の性格とか)で好きになってしまい、後から人としては好きになれないかもと気づきつつ、それでも付き合いをやめられないしやめない、というのも、人生にはいくらでもあると思うのだが。

が「ナイス!」と言っています。
しじま
表紙がふわふわな青春BLっぽいのだが、中身はとんだ闇の深さだ! 交通事故の影響で幼児退行してしまった高3の兄と、兄を支える二つ下の弟。この兄弟には秘密のルールがあった……。可愛くてキラキラした絵柄の下に渦巻く情念は、ガチ兄弟BLのお約束ともいえるかもしれないけど、独特の陰鬱さがある。弟は分かりやすく歪んでいるのに対して、兄の方もお兄ちゃんとしての責任感と情欲との間での揺れっぷりがなかなか病んでる感じ。なのに全然捻てないところがかえって鳥肌ものに不気味さというか。
が「ナイス!」と言っています。
しじま
兄が描いたと思われる素描に書き込まれた、謎の言葉「カンパネルラ」。柊一は兄のあとを追い、鬱蒼とした林に入った。ボートを漕いで辿りついたのは、不思議な庭。浮島の中央に立つのは、兄の素描そっくりの銀木犀の大樹だった。/物語の前半は屋敷のなかで柊一以外に生きている人間は兄だけの様に思えるのに、次第に「兄」は元より存在しないイマジナリーフレンドだったかの様に思えてくる。そもそも次男に「一」のつく名前はつけないしなぁ。盛夏の裏庭の鬱蒼とした林の空気に浸る読書体験。
しじま
2024/03/03 08:35

カンパネルラという名と、夏の水辺が出た時点で、これは死後の世界か彼岸と此岸の狭間の物語なのかなあ、と思った。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/09/29(4596日経過)
記録初日
2011/11/07(4557日経過)
読んだ本
374冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
94230ページ(1日平均20ページ)
感想・レビュー
249件(投稿率66.6%)
本棚
3棚
URL/ブログ
http://mblg.tv/shijimalibrary/
自己紹介

読書が趣味の暇人…の筈が最近暇がありません(何

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