ネタバレ練りに練ってほんわかさせてくれる、まさにココアのような物語。 短編１２本ってなかなか見ないボリュームけど、水谷豊さんが歌うやさしさ紙芝居みたいなもので「そして誰もが主人公」ということか。。。と、私なりの納得。 ロマンスグレーのご夫妻、オレンジ色のラルフさんと魔女（小悪魔）シンディの話が好み。ロリキートという鳥、ジャカランダという花、検索してうっとり。シドニーいいなあ。

ネタバレ潜入先のレッスンで淡々とスパイ行為をするはずだった橘。トラウマだったチェロの演奏や仲間との時間が掛替えのないものになり、自身も変わる。葛藤の末寝返り、二年かけて集めた証拠を抹消…痺れた。 橘と浅葉の関係性には信頼と絆が生まれ、めでたしめでたし…になるはずがないよな。 うっかり素性がバレたとき私も凍った。最悪な別れだったけど仲間たちは見離さなかったし、再会できて心底安堵。 脱線→オーケストラと愛するアーティストのライブに浸った昨夜。もちろん手は届かないけど、音も声も笑顔も届いた。最高でした。

ネタバレマーブルカフェの『ーブル』を『ッチャ』に変えて一日限りの抹茶カフェを…ってマスター最高。口喧しいばあちゃんが猛烈な孫バカだった回と脱サラして古本屋開いた男性の回が好き。いや、これは連作短編集、だからどれも好き。 「その人に誇れる自分でいればきっと会える」って言葉は誰のだったかな。信じよう。 脱線→最近見かけたカマキリを探す小学生が出てきて親近感。職場の草むしりしてたら「前にね、バッタが跳んでたんだよ。どこ行ったかなあ」と男児くん。子供たちは虫との再会も信じられるのかも。

ネタバレマジックと各季節の主人公の別れが切なく、4回ウルウル。潔いマジック、男前。置き土産がうんちってのもね。 でも全体的になんとなーく会話が説明くさいような。あと４章の「冬」…漢字の書字障害や認知症が劇的に改善（好影響はあるだろうけど）した！ってのはやり過ぎかと。 とは言え、ほんわか優しい良い作品だった。表紙も好き。

ネタバレWeb検索すると５巻完結とある（どうやらコミックのことだった）。なのでもうひと山ふた山あるんだと呑気に構えていた。 父の登場、ツムギとコタロウの距離感、クリスマスパーティでのキャスト勢揃いって…あれ？終わり？と拍子抜け。浸りたかった…。 でもそれだけこのシリーズを好きになれたんだよな。ぶっきらぼうでも真っ直ぐに人を思えれば幸せはそばにある、みたいな、物珍しくはないけど大事なことをユーモラスに伝えてくれた。 うん、良い出会いだった。紅玉シーズンになったらリンゴバター作って贅沢な食パンと頂こう。

ネタバレ作品名に一目惚れ。黙ってたじゃなく、言わなかった、に惹かれた。 ストーリーも全く目が離せず、本日夕方から一気読み。 ミステリーよりドキュメント（「No art, No Life」みたいな）を過酷なものにした作品という印象。 誉田が俳優たちを追い込む場面は苦しかったけど、それを越えたと思ったのが誠。 弟の豪が沼に落ちたときは見放したし、その遺体の傍らでは死亡判定の検索するし。嫉妬に狂ってアベルを手にかけたカインより冷血では？ 最後、穂乃果の両親と尾上に救いがあったのでホッと読了。

ネタバレ練りに練ってほんわかさせてくれる、まさにココアのような物語。 短編１２本ってなかなか見ないボリュームけど、水谷豊さんが歌うやさしさ紙芝居みたいなもので「そして誰もが主人公」ということか。。。と、私なりの納得。 ロマンスグレーのご夫妻、オレンジ色のラルフさんと魔女（小悪魔）シンディの話が好み。ロリキートという鳥、ジャカランダという花、検索してうっとり。シドニーいいなあ。

ネタバレ 恋敵の登場、「友だち」ができる、ハンドメイド品の共同出店＆アクシデント、亡き妻の闘病仲間の再発、じいちゃんの孫バカっぷり、、展開はありがちと言えばありがち。でもハマったんだからハマっておこうと素直に受け止める。 ついに告白！も然り。 もちろん、次作も予約済み。 日暮里繊維街は私も好きで、東京行くときは必ず寄る。ツムギに会いたい。

ネタバレ涙も笑いも、天然も毒舌も、なんかいい。今作品も愉快に読了。タケルがセドリックとの生活を選び、引取を申し出た祖父母に宛てた手紙にじんわり。 「自分がいなくても大丈夫なときまで」ってどっちが親なんだ。その後、初対面の祖父をすぐにおじいちゃんと呼んでて、生意気だけどいいヤツに育ってる。そしてそれはセドリックのお蔭のはず。 コタロウとお似合いに見えるのに進展しないのか。。。ツムギちゃん、いつもモテモテだなぁとほくほくしてしまった。

ネタバレ読みにくいなぁと頁を進めてたら、ああ、冒頭は作中作だったのね、と安心。 でもその後、戦争や大病、家族との別れなどが描かれていてずっしり…。７０歳の芳枝が子供の姿の両親と会えた時間が沁みた。父「ピストルを捨ててくれてありがとう」、母「きんかんシロップをありがとう」で大泣き。武器よりも大切なものはたくさんあるし、掘り起こした太陽ってわたしにとっては何だろう？こういうことかな？って考えさせてくれた1冊。 発売から一ヶ月、THE新刊を図書館で借りられる幸せ。

ネタバレ元先生と教え子たちとその周囲の…恩返しの連鎖が続いて、猫と登場人物の絆をひしひし沁みた。（占星術は私には難しくてさらり読み） 痺れたのが『かき集めた勇気は拒絶されると簡単に吹き飛ぶ』…次郎の表現力の深さ。 そりゃ、おネエ言葉で性自認が不明でも明里は惚れるよな。 美味しくてキレイなメニューも目に鮮やか、イラストも素敵。 随所で『悲愴』を流しつつ読了。すんごくピッタリ、皆さまオススメです🎹

ネタバレ100頁辺りから印象が変わる。序盤は美味しそうだけど面白いと思えず中断も頭を過ったけど、どうやらスロースターターな作品だったみたい（私には）。 タケルの不登校の背景やコタロウの『恩人』の話はなかなかミステリーだし、ツムギ、タケル、コタロウの毒舌問答はコメディ。セドリックは一貫して可愛い。 シリーズ4巻、制覇しよう。 文句はひとつ。 ユキトとは両想いだったでしょう。少なくとも友達ならそれを続けたら良いじゃないか。

ネタバレ三葉は相手の気持ちを察することができない、とされてたけど（そりゃ下手ではあるけど）決め付けが嫌でしなかった、が当てはまると思う。 終末期の権藤にビニール傘でほたるいしマジカルランドのメリーゴーランドを再現、なんて素敵やん（関西弁のマネ）。 偶然会った道端で友だちまで巻き込んで手を振ってくれた歩佳、借りてたマフラーを返したのに「寒いから」とまた貸してくれた星崎くん、理解者はいるし、別に多くなくていい。 ただ、テーマからして連作短編集の方が面白かったのでは。リルカや姉の心情ももっと知りたい。

ネタバレいい話だったはず。でも義母と夫はひど過ぎて、親戚や友人は素敵過ぎて、結末は「息子（あり得ん程の良い子）と地元へ」。予想通りだし、展開が早さに戸惑った。 果物や鯛の鯛、ダブル・ダブルスターの話は新鮮で面白かったけど、ストーリーの味付けには薄かったような。 幸せに暮らす二人のエピローグ欲しかった。→ 息子の伶は公立中学で地学部に入り、休日には新幹線車両センターへ通う。背が伸びた今も寝顔はあどけない。 私は幼稚園の臨時事務員として働き始めた。さて明日はキュウリとトマトの苗を植えよう、なんて。

ネタバレ初読みの作者。 暴力や略奪は荒々しくて淡々と、心情は細やかで時にユーモラスに、読了までの合計３時間、掴まれっぱなし。 人はいつか死ぬ。ならばせめて最後に救いを…きれい事だけど、汚いまんまより、私は良い。（奪われた側はたまったもんじゃないけど） 特に蕎麦屋の老夫婦を弔ったり食卓を囲んだり、の『家族４人』が『素敵』で、カルト教団にやられるより隕石で、、がいいと心底思った。 完全に登場人物たち（特に静香）に肩入れしてしまったようで、冷静なレビューは書けない。

ネタバレ政治家の闇と、秘書の葛藤（恋心）、そして美味。展開はやっぱりオーソドックスだけど安心する。肝付の改心のシーン、お弁当が羨ましかった。 そして先日から惚れてる柳刃。レシピ紹介する強面の男ってなんか可愛い。 「お前は、十分豊かだ」「いまを楽しめ、人間はいましか生きられん」かっこいいいいい。

ネタバレ犯人やカラクリは察しはついたけど（それでも勘ぐらないよう読み進めた）、あれは伏線だったのか！と気づくシーンが多く、やっぱり面白かった。 事件とは離れるけど、あそこまで人を魅了する絵に会ってみたい。

ネタバレまだ続くんだろうけど、このシリーズはどれも私好みであること確定。 母子手帳を預けた女性と愛犬ルイの話で大泣き。 金魚の刺青をした男の話が呆気なくて潔い。透のきれいな顔にキズつけたのは許せないけど、人の心を持って旅立ったんだな。 お祖父さんの霊の語りも面白かったし、花ちゃんのバレンタイン、透への渡し方が可愛い。ホワイトデーどうしたんだろう。 私は透とハーブティで焼きそばパンを食べたい。

ネタバレ今回も好きな一冊となった。 はずみちゃん…覚えがあるぞと電子図書館で前３作を確認。元気になって何より。 黒電話、ヴィトントランク、文人木、が語る三話はユーモラスで可愛い。そして今回も大事な言葉も多かった。「我輩も待とう、いくらでも待とう」「辛いことは新しい道を教えてくれる」 、、、 母に佐藤さんとこ行くよう言われて「さとう」の暖簾をくぐった女の子、改めて次作に登場するのかな。もしや「緒形拳」と関係ある？（次作借りてるけど、まだ開いてません🙈）

ネタバレ評するならあれこれ書けるけど、単純に『私の大好きな物語』。 奔放な菜穂と『高貴な』レオのやり取りをはじめ、何度も声を出して笑い、その何倍も泣かされた。 掟を破ってでも、自らの命に換えてでも、仲間を守る、、痺れたなあ。

ネタバレ創作風の手紙を出した二人がお互いに影響を受けるとは。しかもそれに気づくこともない、とな。 第3章、震災の津波で妻を亡くした局員と娘のお話がマイベスト。泣きたかったのに堪えるしかない、電車で読んだ小さな後悔。 こちらが照れちゃう台詞がいくつもあるし、そんなうまいこと？？？とベタに感じつつも「スキダナ（好き棚）」に入れてしまう、ほんわり良い作品だった。

ネタバレ不朽の名作が心地いいとは限らない。今の私には苦しさばかりで、必死に斜め読み。 “実験台”仲間のアルジャーノンに花を手向けてほしいと願った主人公がつらい。