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2024年4月の読書メーターまとめ

MsGorico
読んだ本
16
読んだページ
4328ページ
感想・レビュー
16
ナイス
233ナイス

2024年4月に読んだ本
16

2024年4月のお気に入られ登録
5

  • 白木蓮
  • ねねすけ
  • Lost
  • ジェンダー
  • てってけてー

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MsGorico
ネタバレアナログ世代ゆえ電子書籍だとページがなかなか進まず、ようやく読み終えました。渡良瀬川流域で起きた連続殺人事件の犯人を追う刑事たちを中心に、新聞記者や遺族など周辺人物の心理を交えて真相に迫る骨太のドラマ。割と早い段階で真犯人の見当はつくんだけど、犯行に至る経緯や動機は最後に明かされ、意外な展開に思わず「えー!」と声がもれた。人間って感情的で理性的で複雑で単純で、何だか悲しい存在だなぁ……と、しみじみ。被害者の父・松岡、定年した元刑事・滝本、スナックのママ・吉田明菜。この3人が特に印象に残った。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

MsGorico

成瀬あかり、本屋大賞1位おめでとう! そしてネネが2位🎉ここまでは私の予想通りでした~

Imax
2024/04/12 18:56

仲間が! 私も1位と3位だけ当たりで、残りぜんぶ外しました🤣

MsGorico
2024/04/14 16:15

Imaxさん、私なんて3位以下はまだ読めてもおりません😂 でも本屋大賞って芥川・直木賞よりわかりやすい感じで毎年とても楽しみです!

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2024年4月の感想・レビュー一覧
16

MsGorico
ネタバレドラマにもなった表題作がイチオシ。理髪店主の正体がわかるくだりは胸が熱くなる。次によかったのは「成人式」かな。15年前に事故で亡くした娘の代わりに晴れ着姿で成人式に出る夫婦。二人の間に縺れとどまっていた後悔や悲しみが、無謀とも言える計画を実行するうちに少しずつほぐれて行く。その様子がほんわりと伝わる佳作だと思った。それにしても荻原浩はやっぱり文章が巧い!
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MsGorico
ネタバレこれは青のマイ・プレゼントとセットで読む本なのですね。青の最後に登場する「雨の日に」の手紙に返信する形で、赤の最後が「晴れの日に」という手紙文になっている。たぶんこのあたりが『赤と青とエスキース』に繋がるのかな。よく見たら三冊とも版元はPHP研究所だし。うまい売り方するなあ(笑) ともあれ、贈り物には良さそう。
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MsGorico
イラストとポエティックな短文のコラボレーション。イメージが先行してるためか、あまり青山美智子らしさは感じられないかな。『赤と青とエスキース』を読めばピンとくる内容なのかもしれませんが。心に残ったフレーズは、「前を向くって、未来を見つめるというよりは、今ここにしっかり立つってことなんじゃないかな。」
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MsGorico
ネタバレフツーの主婦の鬱屈を書かせたらピカイチの垣谷美雨。今回も楽しめたけど、主人公・澄子とその周囲の人々みたいな「他人の不幸は蜜の味」的な楽しさではある。こんな女たちとは絶対に友達になれないな〜と思いながら読み終えた。澄子が最後であまりに清々しい変身を遂げたのはややご都合主義な感じ。「いつも偉そうに妻を支配するくせに、日常生活では幼い子供のように妻に世話を焼かれて当然と思っているゲス野郎」を30年以上そのままほうっておいた女が、これほど短期間に考えを変えられるわけはないと思った。
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MsGorico
そうそう東海林さだおってこんな感じだった! 何十年も前、実家で定期購読してた週刊朝日の連載「あれも食いたいこれも食いたい」を楽しみに読んでたことを思い出す。あのショージ君がもう85歳……って、よく見りゃうちの義母と同い年。義母もそうだけど、今も子どものような好奇心とユーモアを持ち続けていられるのは「境目派」のゆえか? ともあれ、見習いたいものです。いつまでも、老いてなお盛んでいてほしい。
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MsGorico
ネタバレアナログ世代ゆえ電子書籍だとページがなかなか進まず、ようやく読み終えました。渡良瀬川流域で起きた連続殺人事件の犯人を追う刑事たちを中心に、新聞記者や遺族など周辺人物の心理を交えて真相に迫る骨太のドラマ。割と早い段階で真犯人の見当はつくんだけど、犯行に至る経緯や動機は最後に明かされ、意外な展開に思わず「えー!」と声がもれた。人間って感情的で理性的で複雑で単純で、何だか悲しい存在だなぁ……と、しみじみ。被害者の父・松岡、定年した元刑事・滝本、スナックのママ・吉田明菜。この3人が特に印象に残った。
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MsGorico
生協のカタログに出てきた本。図書館にあったので借りてきた。イラストが多くてわかりやすく、あっという間に読み終わる。非常にいい本だった。その感想しかない。こんな女医さんが近くにいたらいいなあ。
Imax
2024/04/24 20:29

もうタイトルだけで、楽しめました🤣

MsGorico
2024/04/25 14:39

Imaxさん、ぜひ読んでみて〜❤女性なら納得できる内容です😊

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MsGorico
ネタバレ三島屋変調百物語九之続はシリーズ最新刊。さすがに巧者の宮部みゆき、手練れの筆だとは思うが、読むこちら側が少し飽きてきたかなぁ。おちかが語り手だった時は文句なしに面白くて夢中で読み耽ったものだけど、お気楽ボンボンの富次郎だといまいち物足りない。最後はどの話も善が悪を駆逐するとはいえ、第ニ話「だんだん人形」は悪の凄まじさに胸が悪くなった。でも十之続が出たらやっぱり読んじゃうんだろうな。
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MsGorico
還暦を過ぎた身にとって、これは非常に役に立つ本。綿密な調査と偏りの少ないフィールドワークに裏付けられた内容で、さすがは上野千鶴子が一目おく社会学者だけのことはある。保存版にしたいのでアマゾンで買いました。年を取って動けなくなったらどうするか、巻末のチェックシートを見ながら、心身ともに健康なうちにしっかり考えておこう。
MsGorico
2024/04/22 11:55

本書に登場する、「子供の世話にはならない、迷惑はかけない、と言いながら準備してるのはお金と葬儀予約だけ」というのはまさに我が両親のことだ。それは死に支度であって老い支度ではないという指摘には、目からウロコが落ちた。65歳(準高齢者と呼ぶそうです)以上の人はぜひ読むべき一冊だと思う。

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MsGorico
ネタバレ10歳も年下の妻を癌で亡くした著者。病気がわかってから1年あまりと早すぎる死だったが、短い闘病の間も妻はほとんど弱音を吐くことなく泰然としていたという。その真意を、夏目漱石の「菫ほどな小さき人に生まれたし」という句をキーワードにして解釈したのが本作。彼女は色んな意味で執着の薄い人だったのだろうな。その性格は生きていれば短所になり得るのかもしれないけど、余命宣告された身には救いとなったのではないか。私もそんな立場に置かれたら同じように泰然としていたいものだ。
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MsGorico
今にも潰れそうな零細広告会社のメンバーが騒動に巻き込まれるシリーズ。今回は前作「オロロ畑でつかまえて」以上にパワーアップしている。何しろクライアントの小鳩組は極道の団体なのだ。その面々と丁々発止のやりとりを繰り広げる主人公、杉山の開き直りっぷりが見事!杉山の娘、早苗のキャラクターもいい。ドライブ感と読み応えのある一冊で、TVドラマになったら面白そう。鷺沢の役は及川光博でお願いしたい。
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MsGorico
ふとした拍子に立ち現れる違和感や、ふだん何かおかしいとモヤモヤ考えている事柄を、上野センセイはいつも小気味よいまでに的確に言語化してくれる。私に出来ることは限られてるけど、これからも鋭く曇りない目で周囲を見つめていたい。そうすれば世の中まだ捨てたもんじゃないかも……そう思わせてくれる一冊だ。
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MsGorico
介護関連の本が多い著者による、実話に基づく短編集。雑誌ライターと思っていたけど、ウィキペディアによると小説家だとか。それにしては全体にちょっと物足りない出来。嫁姑問題とか強欲な子供達とか読んでいてウンザリするエピソードも多く、あまり純粋に楽しめなかった。もっとフィクションの要素を入れてもいいから、もう少し爽やかな読後感にしてほしかったなぁ。
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MsGorico
牛穴村という架空のド田舎を舞台に、村の青年団と零細広告会社の面々が挑むムラおこしの顛末を描いた作品。デビュー作ゆえ力が入りすぎている感はあるものの、元コピーライターの荻原浩だけあって言葉の使い方が本当に巧い。最初から最後まで笑って読めるエンターテインメントに仕上がっている。続編も楽しみです。
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MsGorico
ネタバレ所持品ほぼゼロ状態から、欲しいものを一日ひとつだけ選んで100日で100個まで増やしていくという体験レポートで、人によって必需品は全く異なるという当たり前のことがよくわかる内容。私なら洗濯機や掃除機より電子レンジが欲しいし、VRゴーグルもボードゲームもテレビも要らない。あと、最も必要な調味料は塩じゃなく味噌だな。断捨離の逆を行くやり方でシンプルライフを試してみるという発想は面白いけど、ネタ元は『100日間のシンプルライフ』というドキュメンタリー映画とか。そっちがオリジナルなら観てみたい。
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MsGorico
ネタバレ『木挽町のあだ討ち』がよかったので永井紗耶子ふたたび。TVドラマの大奥には全く興味がなく、予備知識ほぼゼロ状態で読んだのだが、とても面白かった。大奥というのは当時の女性にとって花形の職場だったのね。そこに勤める女たち6人の生き様を描いたのが本作です。大奥の頂点は将軍の寵愛を受けて子をなすことと思いきや、独自路線で上を目指す6人の逞しいこと! 第3話と第5話で中心となるお正(夕顔)の物語もよかったけど、一番沁みたのは第4話「つはものの女」かな。自分の居場所を見つけた女たち全員に拍手を送りたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/09/19(246日経過)
記録初日
2023/03/30(419日経過)
読んだ本
168冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
45262ページ(1日平均108ページ)
感想・レビュー
146件(投稿率86.9%)
本棚
7棚
血液型
A型
職業
専門職
現住所
千葉県
自己紹介

小さな頃から本さえあればシアワセでした。今も毎月10冊くらい読んでます。ほとんどは図書館で借りてますが、本当に気に入った本は購入して「無人島へ持っていきたい」と名付けた本棚に収めております😊
この年になると(還暦をとうに超えました)いわゆる問題作とかノワールっぽいやつとか、ココロが因幡の白うさぎみたいに赤剥けになってひりひりするような本はもう読みたくない。ひたすら読後感爽やかな作品を探してます。

ちなみに、少し前まで出版の世界におりました。編集者、ライター、翻訳家などを経て現在に至る。新刊本の要約や書評を書いていたこともあります。そのせいか、レビューがけっこう辛口になってしまうかも。

ファン歴半世紀におよぶビートルマニアです。20年近く前のブログが残ってますので、よろしければご一読を。ビートルズ公式発表213曲のリリック(歌詞)をテーマに二百数本の記事を書きました。
https://blog.goo.ne.jp/gorico2014

読書メーターはまだ始めて間もない初心者ですが、本好きの皆さんとの何げないやりとりがとても楽しいです💕
どうぞヨロシク!

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