鬼の花嫁コミカライズ版28話。梓と蛇塚が大きく原作から改変された言動や描写があるので、賛否両論ありそう…。梓と蛇塚が断罪されてあの結末になるにはかなり原作展開が無理があったからか「暴走する花嫁（梓）」「花嫁が絡むと言動がダメになる愚かなあやかし（蛇塚）」と花梨や瑶太みたいに断罪ポイントを頑張って漫画担当が追加してる。しかし蛇塚のオリジナル描写、どうやったら花嫁を自発的に手放すまでいくのか全く読めない展開になってきたな…現状、絶対梓を手放さない感じの描写だけれど。
あやかしと人間の親睦パーティーで玲夜にストーカーじみた言動の梓（原作でモブがやったのが梓に改変）、人間のSPにつまみ出されそうになってキレた蛇塚が人間をあやかしの術で攻撃して収拾がつかなくなりそうなのを高道が冷ややかに制止し、凍りつく蛇塚。周囲は暴れた蛇塚と騒ぎを起こした梓に悪い意味で注目し、柚子が花嫁だと梓は知って怒り心頭で津守がニヤニヤ見ているので終わる。津守が梓に目をつけた切欠としては良改変だけど、蛇塚が人間を攻撃したり梓も玲夜にあの場でアタックしたりは不自然ではあるかも。
「あやかしと花嫁は似た魂の者が神に設定される」という設定から、現実が見えていなく、カッとなってヤバい言動で周囲をドン引きさせるまでは似た者カップルとわかりやすく強調されてるかな。梓も蛇塚も自分が片想いの相手に相応しいパートナーだと譲る気は無いという頑固な部分はあるし、周りからは「さすがに無理だから諦めなよ」「今のままで関係性がうまく行くわけ無いんだから、もう少し頑張らないと」と見られていても、自分が何も悪くない、片想いの相手が自分を見ないのが理解できないという愚かさが幸せになれない理由という結末になりそう
龍神に任命された四王って最強設定の割にハルがミトの魂を見失って捜索しないといけないとか、ドラマティックで劇的な展開のために龍神や神薙がことごとく無能でばたばたして頼りない言動が多すぎて、魅力的な登場人物がミトの両親と金赤の王夫妻と千歳くらいなのに、無能でことごとく周囲を巻き込みダメな展開にする主役ばかり出張ってきて「作者のキャラ萌え同人小説を読まされている」感が強い。強面だけど陰キャに優しいヤンキー神薙の蒼真と頭の悪さ全開でおバカっぽい口調で最強キャラのイケメンのハルが書きたいなら魅力的に書いて欲しい。
「鬼の花嫁」のように霊力が無い人間女性があやかしの強い子を産める理由、何故あやかしが本能という物で見ず知らずの花嫁を嫌われても溺愛できるのか、そのシステムが実は……とすごい世界観を構築できたのに、連載を多数抱えて忙しい所に「神が龍神である必要性」「龍神と伴侶が花印というものを持って生まれる理由」「花印持ちは花嫁と違って結婚の可能性が高いわけではない」「花の契りは何故任意のタイミングなのか」とガバガバ設定が気になるし、かくりよ学園に比べて此方の学園もシステムだけがガバガバ。このシリーズは長く続かなさそう。
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