読む側も知識がないと理解できない。が、ある程度は面白い。そして、どういうこと？と思って調べるうちにいろいろと判明して大きい衝撃！そういうわけで読後が楽しかった。ミステリファンならたまらないでしょうね。

恋人に対して別に去りたければいいよ、というスタンスだと思っていた主人公、実はいなければ生きていけないほどの愛情があったのか。というどんでん返しがありました。これは映像化したら俳優さんの力量が試される。文章だからそういう驚きがあって、グッときました。子供が欲しい恋人。セックスが辛い主人公。かわいそう。

読む側も知識がないと理解できない。が、ある程度は面白い。そして、どういうこと？と思って調べるうちにいろいろと判明して大きい衝撃！そういうわけで読後が楽しかった。ミステリファンならたまらないでしょうね。

これは本当に金原ひとみ？最初から最後まで闇のない小説だった（物語の時間帯はほとんど真夜中だったけど）。流れるようなセリフと会話で一気読み。一生接点のなさそうな、ポジティブな、"人生サーフィン"の上手そうな人たちの話だけど、生きるヒントをもらった。読んで良かった！

いじめにあっている斜視の男の子の話。いじめが辛くて、夢にまで出てきて苦しかった。いじめる方の百瀬がつらつらと話すところがある。その話に妙に納得してしまって、私だったら「ナルホド」と言ってしまいそう。自分の都合で人は人と接しているんだよ。そう。だから自分の都合で接する人を選ぶ。…というのも面白くない気もするね

えぇ～。スコットランドの犠牲、大きすぎない？それは教育上いいの？面白く読んだけど、これを誰かに日本バージョンでもう少し作り込んで欲しい。何か足りない。リアリティかな？あと私の好みで言うとマリーの孤独な半生からのクーパーとの出会いを読みたい。

ここに入ってる短編が全部、ひとりの人生の話だとはとうてい思えない。波乱万丈の人生を淡々と語る口調がとても良い。お酒を飲みながら読みたい本。