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2024年4月の読書メーターまとめ

ちびあんすも
読んだ本
24
読んだページ
7013ページ
感想・レビュー
16
ナイス
212ナイス

2024年4月に読んだ本
24

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちびあんすも
これは夢物語ではない。「願いを叶える」ことの側面であり、伴う現実を見せつける。愚かであること、正直であること。それには責任と判断、結果もうまれることである。 冒険ファンタジーだけで終わらせない力量はさすがの一言。自分だったらどうするか、の想像を軽く超えてくる
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
16

ちびあんすも
幾ツ谷氏の性格がまるで自分を見ているようで前作同様ザックリ切られる。可愛い茶トラ「むぎちゃ」に癒され、新キャラのオカメインコ「ほっぺちゃん」も加わり、人間関係の難しさを勉強中。進行中の問題の終着点は本当に終わりを迎えたのか。次回もあるといいな。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
無垢で不純なものが風に煽られる。彷徨える、移ろうたましいがたどり着く場所は。喧騒の中、優しい微笑み。あるいは絶望しそうな、暗い寂しさにだろうか。反転した世界にいるわたしに、。 不思議な味わいがある短編集。どちらが裏で表なのか。今日、鏡に映る私はわたしであるのか。
ちびあんすも
2024/04/29 11:26

「存在のあり得た可能性」「消滅記念日」が特に好き。

が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
15歳のあるひと時、僕は彼女と過ごした。あの冒険と忘れられない想い。バルセロナの町を霧に包む、黒い蝶たちが暗躍する秘密。眠っていたはずの蝶は、再び羽ばたく力を取り戻す。 幻想的でグロテスクで非常に面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
青いイナズマが降ってくる。「見えざる者」たちとの戦うのは、一人の少女ペギー・スー。見えざる者の攻撃は執拗で陰湿。ペギーの住む町の人々が攻撃にさらされた時、ペギーは、、 なかなかのダークファンタジー。「見えざる者」の悪意もさることながら、その悪意に狂わされたもの達の行動も怖い。
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ちびあんすも
穏やかに巻かれたゼンマイがゆるりと日々を押し流す。数多の人が暮らす街角で、動かぬ時計が動く時。寡黙な日々は終わりを告げる。爆弾事件の犯人?疑わしき男は日本人。ゼンマイは宝石を飲み込み、不規則な螺旋軌道を描いて行く。 不思議な浮遊感のある話。時系列で進んでいるはずなのに、時々違う場所へと連れていかれたような感覚。スチームパンクっぽくって、でも実際の事も織りこんであり。ゆるりと浮遊感に身を任せ、暮らす人々の心の動きを俯瞰する。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
見えないものは恐れを呼ぶ。生々しい嫉妬。怒り。思いは暴走してゆく。荒々しく踏みにじられた人生への執着。無念の嘆き。深い闇に浮かぶ一抹の光を求め、亡霊たちはさまよう。 誰か、わたしの声を聴いて…
ちびあんすも
2024/04/21 20:44

既読の作品も何作かあったものの、再読してやはり怖い。 「マダム・クロウルの幽霊」「死体盗人」「月に撃たれて」が、個人的にゾッとした。

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ちびあんすも
歌う唄う。我は謳う。優しい灯火の角を持ち、たった独りでこの地に生きるもののことを。大地であったその者は、風がそよぐことを望んだのか。気高きものの中に残された熾火は、小さく赤赤といまも燃えている
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
「それ」から届く一通のメールから始まる恐怖。決して逃れられない「それ」とは。血にまみれ、狂わす恐怖の正体は出会った者にしかわからない。ネットの世界に溢れるたくさんの人の思い。思いはその人だけのもの。思わぬ方向に物語は突き進む。
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ちびあんすも
途方に暮れた太陽が眩しすぎてめまいする日々。営みは淡々と前へ進む。はるか遠く過去からの声が、わたしの腕を掴み、足をこの地へと縛り付ける。全てを呑み込み腐敗することから、逃げることは叶わぬのか。いつか大粒の雨とともに 死者と生者の境界線が曖昧で、朦朧とカゲロウのように行き交う。
ちびあんすも
2024/04/14 19:52

中編「落葉」は「百年の孤独」と同じ場所が舞台となっているようなので、そちらを読んでからまた再読したい。 難解ながらも、ガルシア=マルケス独特な味わいがあってやっぱり好きかも。

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ちびあんすも
カサカサに干からびた心に一滴落とされる真相。本当に彼を理解できるものはいるのだろうか。暴力で抑圧され、閉ざした内側にひっそりと、淡々と息づく怪物の計り知れない欲望は、解放の時を待ち続け癒しを求めさまよう。手記から始まるそれは、何処かは分からないが違和感を持つ。少しずつ詳らかになる情景を納得出来るか拒否するか、内側に生きるものが永遠の眠りに着いたのか開放されるのか、それは読者に委ねられる。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
わたしをゆっくりと切り開けば、きっと群青色の星空が広がっている。ぽっかりと浮かぶ三日月は心臓となり、鼓動を、血潮を隅々へと運ぶだろう。血は歴史。帰ってはいけないと、旅立つものを送り出し。ひっそりとしまい込まれたあの手紙は、悲しみの繰り返しはいつか、、 入れ代わり立ち代わり、話す人が巡りながら語られる事は、非常に重くずしりと残る。怒りと悲しみの歴史。澱のように溜まる疲労感はあるが、最後までたどり着けてよかった。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
手を添えるその眼差しは、未来を見据え、内に秘めたる小さなささやきを聴きのがさずに。聞こえなくても聴こえるものは雄弁に語る。鎖にしばられたフリークス。終演のカーニヴァルが幕を開ける。終わりは始まりでもあり、未来を、、 それは優しいシンフォニー
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
火星で育つ5人の子供。6人の大人と1匹の猫と共にコロニーで生活している。助け合い、励まし合い、支え合う事は理想論なのだろうか?同じでは無いからこそ生じる誤解。きっと一つではない答えは、ひとりでは導き出せない
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
これは夢物語ではない。「願いを叶える」ことの側面であり、伴う現実を見せつける。愚かであること、正直であること。それには責任と判断、結果もうまれることである。 冒険ファンタジーだけで終わらせない力量はさすがの一言。自分だったらどうするか、の想像を軽く超えてくる
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
現代アメリカに降り立つ神々の、壮大でスペクタクルな物語。不吉な声で嘲笑うものがいる。取り込もうと待ち構えるその闇に、のみこまれてはいけない。お前の本当の名を、語ってはいけない。最初はゆるゆると話が進んでいたのに、気づけば怒涛の展開で否応なく壮大な世界にひきずり込まれる。この作品のリズムをつかむまでが非常に苦労した。
が「ナイス!」と言っています。
ちびあんすも
自分の筆の音が静かに響く部屋の中で、「千代千代千代…」と鳴く文鳥の声。自らが飼いたいと思ったわけではなく、などと言い訳なんぞしながらの文鳥との日々。「こんな夢を見た」で始まる不思議な十夜。魂魄、面妖なことに惑わされ、大事な、かの人の元へ駆けつける純情さ。若い頃には読み切れなかった行間というか含みに気付く3つの話。
ワスレミズ
2024/04/01 20:56

文鳥、良いですよね☺️また読んでみたくなりました😊

ちびあんすも
2024/04/02 12:07

ワスレミズさん。昔読んだときには気付かないかったことに今回再読して気付きました。文鳥、良かったです。ぜひ😊

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/11/07(190日経過)
記録初日
2023/10/24(204日経過)
読んだ本
199冊(1日平均0.98冊)
読んだページ
54540ページ(1日平均267ページ)
感想・レビュー
142件(投稿率71.4%)
本棚
7棚
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