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2024年4月の読書メーターまとめ

プロメテ
読んだ本
13
読んだページ
4159ページ
感想・レビュー
11
ナイス
235ナイス

2024年4月に読んだ本
13

2024年4月のお気に入り登録
1

  • 毒兎真暗ミサ【副長】

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 毒兎真暗ミサ【副長】

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

プロメテ
読友さんがきっかけ。純朴な農村部の恋愛の話。素朴さそのものであり、生き物としての人間の像を感じられた。1850年くらいが舞台なので日本は幕末頃だ。好きな人の名前を窓や讃美歌集の背表紙に書いたりなど、2024年度の人類がするだろうか?硬質な欠けていく愛に神を見いだすようだ。ネットもテレビもラインもない時代の行間は聖霊に満ち満ちていた。本質は、失せていくものと過去との連関にあるだろう。本書の問題は訳の古さであり光文社古典新訳文庫に作ってもらいたいところだ。感性が高まっていく詩作のところで、古語がきてしまう。。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

プロメテ

今朝の通勤、疲れすぎ足を前に投げ出して眠っていたら降りる客(たぶん女性)に思いっきり蹴りあげられた。狂った顔をしていた。車でもなにか瑕疵があるとクラクションを鳴らしまくる人がいるが、たぶん悪そのものに乗っ取られていると思う。ネットで調べたら正当化された投稿もあった。カント的自律精神のなさとは紛れもなく悪意だ。大衆には紛れもなく狂気が蠢いているが、性善説を取り続けないとならないと思う。通勤ラッシュ時の彼らの狂気はマジでやばいが、彼らのなにも気にしないこと、一切気にしないことだ。狂った大衆だが軽んじないこと。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

プロメテ
読友さんがきっかけ。純朴な農村部の恋愛の話。素朴さそのものであり、生き物としての人間の像を感じられた。1850年くらいが舞台なので日本は幕末頃だ。好きな人の名前を窓や讃美歌集の背表紙に書いたりなど、2024年度の人類がするだろうか?硬質な欠けていく愛に神を見いだすようだ。ネットもテレビもラインもない時代の行間は聖霊に満ち満ちていた。本質は、失せていくものと過去との連関にあるだろう。本書の問題は訳の古さであり光文社古典新訳文庫に作ってもらいたいところだ。感性が高まっていく詩作のところで、古語がきてしまう。。
が「ナイス!」と言っています。
プロメテ
ハンガリーの歴史的義賊、ロージャ・シャーンドルについて書かれている。別の著作でバラッドという形の詩で表現されている義賊という生き方に惹かれるところがあったからだ。時代は19世紀から20世紀、特に農工から近代化されていく過程で生まれたアウトローの野蛮な正義は、ロマンティックな漫画のようで素晴らしいと思った。あの手作りの最後の時代、国々で産業化工業化される前の世界観の手作り感に溢れた村や人々の息遣いを感じることができた。もはや今はあり得ないだろう。もう領主もいないし、彼らのために行動する意義も欠片もないから。
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プロメテ
ジョルジョ・アガンベンによるパウロ講義。文献学や語源、ギリシャ語の意味など、言葉そのものの深いところで織り成されるロマ書を中心とする専門的な註解書。私は召命の箇所とマルクス、ヘーゲルが参照されているところは興味深く読んだ。しかし後半とても難しかったのであまり頭に入らず。また私のキリスト教に対する興味が尽きていたのがわかった。世界史を読みたい気持ちが強くなった。自分の由来は世界史と織り成される思想の連なりををまとめていくことであるかということを思った。興味は変わっていくが読書は自分を発見する行程なのだろう。
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プロメテ
三時間強かかって読破した。再読。とにかく軽く、笑いのトーンで漫画のような芸当で進む現代史。私のように不真面目で砕けた授業がお好みの方には是非ともお勧めの一冊。特に共産主義とりわけロシアの記述が多かった、気がする。漠然と、ヘーゲルや革命の歴史は、共産主義の唯物論に受け継がれ(中露、東側)、ピューリタンのアメリカの独善的なキリスト教とヨーロッパ民主主義(西側)と対立している気がする。つまり哲学VSキリスト教、のようなことを考えた。イスラームにより世界は多角化するが、冷戦までの主要な歴史はそのようだと感じた。
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プロメテ
主にシャーマニズムの題材が多かった。マックス・ウェーバーがカリスマ的支配というものを提言していたが、意味は恩寵を与えられたものである。イエスキリストなど、病者を癒したり、奇跡を行うということがいかにして歴史的権威に、支配となるか。各民間信仰の生起の例がたくさんあった。イタコ、沖縄のユタなど、神に憑かれたものは各国いくらでもいるのだろうが、それとの違いはなんだろうか。病を癒しまくったらそれこそ讃えられるだろうが、それだけのことだったことを、パウロがイスラエルの救世主に、世界史を作ったのだろうかなどと思った。
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プロメテ
力、とは未定の、果てしのない現世的に終わりのない希求である。これは信仰である。この力とは原理的には、定義付ける言葉の力によりこの世を放擲する機縁となる言語機能だと思われる。力とは未来へ投機された信仰、かつ、古代の憧憬である。力、権力は、エントロピーの拡散とは真逆の、硬質に古代に横たわっているものである。時代が進むことは、人間の力が弱くなることである。ヒトラーのような独裁をニーチェが考えるとは思えない。この世の必然性とは拡散と弱体化であり、古代とは力であるなら、この思想は現世から遊離した何かを志向している。
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プロメテ
題名のみでAmazonでジャケ買い。まあまあのクオリティでよかった。古今東西、玉石混淆の、歴史に権威権力が浮かび上がり、主題化されたテーマを切り取り、章立てしてエッセイのように数編が治められている。内容のばらつきが著しかったが権威の概念の一端が現れていることが通底しているのだろう。世界史の目立たない視点からの論文は読んでいてためになるものがたくさんあった。世界史はまとめられたものは知識に貯まりにくいが、このような小話を増やしていって自分のなかで流れを繋げる作業なのかもしれない。
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プロメテ
四章、バタイユとシュミットのファシズム的傾向の論考のみ読んだ。彼らの精神の中枢には世俗的な神学があるのがわかった。もちろんニーチェにも。これは信仰のあり方のひとつといっていいだろう。彼らの共通点は拡散そのものの浮わつきに、対立構図として、強制的力を建立させることである。拡散そのものには、紛れもなく信仰はないのだから、叩き付ける強権には、実際上は信仰の座にあるのだ。彼らの力は信仰の現れである。パウロのいったように、霊的賜物は知性であったり力であったりするが、彼ら二人は間違いなく力としての神像だったのだろう。
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プロメテ
君主制というキーワードから、人類6000年の歴史を一冊で振り返るというコンセプト。さらっと駆け抜ける感じで、歴史の上澄みをさらったような出来。私はよい書物だと思うけどな。所々教養が欠けているところがたくさんあり、まだまだ世界史の知識が少ないと反省できた。ひとつの文脈から歴史を縦断するという試みは自分はとても好みのテイストだと思った。このようにどの切り口からも世界史をすらすらと説明できるようになりたい。
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プロメテ
ジャケ買いしたわけだが、外れた。このようなキリスト教の本は、もう自分のなかでは古い。キリスト信仰を越えて、さらなる古代、の王権神授説に肉薄していくべきである。キリスト教とはまだ2000年しか経っていない、権威のあるものではないという感触がある。神、とはキリストさん、よりも前なので、すなわち宇宙なので、個人への崇拝は関係ない。
が「ナイス!」と言っています。
プロメテ
主に権威とは何かについて、を読了。宗教ー権威ー伝統という、地球の命の原型を知ることができた。残念ながら、なぜこの命そのものの力が、徐々に世界から消失したのかという、肝の部分は得ることができなかった。第一次、二次大戦で、限界のごとく、そのような命は擦りきれたが、さらに、世紀末、インターネットで、細切れに、さらにスマホで、最後までいくだろう。スマホ以降の世界とは無い。持久戦のごとく、このままの格好で何十年と、世界の終わりの様相を私たちは観察していくだろう。あるいは、権威が、復興して、文明を覆すか。革命の時代。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/11/16(188日経過)
記録初日
2023/11/16(188日経過)
読んだ本
95冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
24634ページ(1日平均131ページ)
感想・レビュー
88件(投稿率92.6%)
本棚
12棚
性別
自己紹介

偉人伝が好きです

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